2011年11月11日
話題(?)の瞬間給湯器
これは便利! しかし、本当に5秒でお湯が沸くものなのかな?
消費電力が1,500[W]なので、熱量は5秒当たり
1,500[W] x 5[s] = 7,500[J](全電力を加熱に利用するとして)
水1[g]を1[℃]上げる熱量が1[cal]なので、分かりやすくするために単位を変えます。
1[cal] = 4.2[J] なので、
7,500[J] = 約1785[cal]
0[℃]の氷水300[ml]=300[g]を98[℃]に上げるのに要する熱量は
300 x (98 - 0) = 29,400[cal]
なので、計算上は熱量が全然足りません。
20[℃]の水150[ml]=150[g]を70[℃]に上げるのに要する熱量は
150 x (70 - 20) = 7,500[cal]
ゆるい条件でも5秒では全然時間がたりませんね。
氷水から5秒でお湯が給湯される様子がアップされているので確認してみたところ、恐ろしい事実が判明しました。
5秒じゃねぇ! 実際には300mlのお湯が出終わるまでおよそ1分27秒かかっています。
この時の総熱量は 1,500[W] x 87[s] = 130500 [J] = 約31,071 [cal]
これなら氷水300[ml]でも98[℃]まで加熱可能ですが、どうして誰も突っ込まないんだろう。すごい謎。
それでも、保温に電気を使わない分だけエコはエコ。とフォローはしておこう(^^;
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