2011年10月14日
華芝ジャパンのエココタツ
いちいち沸かすのもガスや電気がもったいないので、K’sデンキで保温用のポットを買ってきました。10時間で63℃の保温能力なら、5時間で80℃は保てると見ていいのかな?
容量が1.3リットルならもっと良かったけど、1リットルのしか残ってなかった。でもまぁ、一人暮らしには十分な性能と言える。
【ニトリのコタツ。ヒーターユニットはおそらく華芝ジャパンのものと同等品】
ついでに冬物商品を色々見て回ったところ、華芝ジャパンの省エネコタツと言うものが目に付きました。75cm四方で220W。隣を見ると、同サイズで500W 。確かにエコっぽい。
発熱部分が盤面全体に広がっていて、省電力でも暖かい秘密かな?と思っていたら、実はW数程度にしか暖かくないかもしれない。
全面が発熱体で覆われていて、表面が73℃まで上がるのならそこまで酷くないような気もしますが(カタログスペック)、実際の評価が低いのがどうにも気になります。
とにかくこの製品は口コミ情報が少ないので、今ひとつハッキリしないのですが、Amazonでは「とにかく傷がつきやすい」と言う評価。
Yahoo知恵袋では「通常のコタツで『弱程度』の暖かさ」「他所のメーカーのエココタツは全然暖かくない」との回答が。この2者は華芝製品そのものを試したわけではなく、W数の低いエココタツそのものを信頼していないようにも取れます。
実際に前年度モデルを試した人の評価もありましたが、温まり方が遅い。じっくり暖かくなる感じ、という評価。
やたら特許出願を強調しているこの面状発熱体の正体が分かれば、発熱効率がいかほどのものか分かるんじゃないかしら? 特許と華芝で検索したら割りとすぐ見つかりました。
華芝のヒーターユニット―特許公開2009-259830
ここで「発明の詳細な説明」にある【0004】項で従来品の問題点を挙げています。つまりこれらを解決するヒーターユニットと言うことになります。
(1)金属板の熱の伝達効率によっては、ヒータの熱を効率よく伝達できずロスが発生する。
(2)手足の触れる恐れのある表面均熱板温度を必要以上に高めることができない。
金属部の熱伝導効率や表面の保護ぐらいとっくに改善されているであろう事には突っ込まないでおこう。いつの従来品だろう?
「課題を解決するための手段」の【0006】項。
本発明は断熱材、反射部材、発熱線を一体化した面状発熱体を備えている。発熱線より上方へ逃げる熱は断熱材と反射材によって下方側の熱量を上げる。下方側へは通気性のある材料の隙間を通して熱放出をする。
つまり、上方側へ逃げる熱を反射させる面が全面になったから、その分エネルギーロスが少ないわけですね。理にかなっている気がします。でも100均でアルミシートを買ってきて、ヒーターユニットの無い部分に貼り付けたら、上方への放熱はだいぶ改善されるんじゃね?
効率は多少上がっているとして、ヒーターユニット下方も断熱材で覆われているから、電源投入直後の温度上昇は従来品よりも劣る。口コミ通りの予想が立つとちょっと安心w
ユニット内部に熱がこもる気もします。下方向への放熱ロスはこの文章では触れられてないですが「従来品」よりもロスが少ないとはとても思えない。
多分、W数を半分にするほどの熱効率は持っていないのでしょう。むしろ、この面状発熱体は軽量化の効果の方が高そうです。せめて、220Wじゃなくて350〜400Wくらいで使えるようにすればよかったのに。それとも、そうできない構造上の欠陥があるのかな?
結論 : 内部が広くてあまり暖かくならないので、寝る用コタツにはもってこいw
容量が1.3リットルならもっと良かったけど、1リットルのしか残ってなかった。でもまぁ、一人暮らしには十分な性能と言える。
【ニトリのコタツ。ヒーターユニットはおそらく華芝ジャパンのものと同等品】
ついでに冬物商品を色々見て回ったところ、華芝ジャパンの省エネコタツと言うものが目に付きました。75cm四方で220W。隣を見ると、同サイズで500W 。確かにエコっぽい。
発熱部分が盤面全体に広がっていて、省電力でも暖かい秘密かな?と思っていたら、実はW数程度にしか暖かくないかもしれない。
全面が発熱体で覆われていて、表面が73℃まで上がるのならそこまで酷くないような気もしますが(カタログスペック)、実際の評価が低いのがどうにも気になります。
とにかくこの製品は口コミ情報が少ないので、今ひとつハッキリしないのですが、Amazonでは「とにかく傷がつきやすい」と言う評価。
Yahoo知恵袋では「通常のコタツで『弱程度』の暖かさ」「他所のメーカーのエココタツは全然暖かくない」との回答が。この2者は華芝製品そのものを試したわけではなく、W数の低いエココタツそのものを信頼していないようにも取れます。
実際に前年度モデルを試した人の評価もありましたが、温まり方が遅い。じっくり暖かくなる感じ、という評価。
やたら特許出願を強調しているこの面状発熱体の正体が分かれば、発熱効率がいかほどのものか分かるんじゃないかしら? 特許と華芝で検索したら割りとすぐ見つかりました。
華芝のヒーターユニット―特許公開2009-259830
ここで「発明の詳細な説明」にある【0004】項で従来品の問題点を挙げています。つまりこれらを解決するヒーターユニットと言うことになります。
(1)金属板の熱の伝達効率によっては、ヒータの熱を効率よく伝達できずロスが発生する。
(2)手足の触れる恐れのある表面均熱板温度を必要以上に高めることができない。
金属部の熱伝導効率や表面の保護ぐらいとっくに改善されているであろう事には突っ込まないでおこう。いつの従来品だろう?
「課題を解決するための手段」の【0006】項。
本発明は断熱材、反射部材、発熱線を一体化した面状発熱体を備えている。発熱線より上方へ逃げる熱は断熱材と反射材によって下方側の熱量を上げる。下方側へは通気性のある材料の隙間を通して熱放出をする。
つまり、上方側へ逃げる熱を反射させる面が全面になったから、その分エネルギーロスが少ないわけですね。理にかなっている気がします。でも100均でアルミシートを買ってきて、ヒーターユニットの無い部分に貼り付けたら、上方への放熱はだいぶ改善されるんじゃね?
効率は多少上がっているとして、ヒーターユニット下方も断熱材で覆われているから、電源投入直後の温度上昇は従来品よりも劣る。口コミ通りの予想が立つとちょっと安心w
ユニット内部に熱がこもる気もします。下方向への放熱ロスはこの文章では触れられてないですが「従来品」よりもロスが少ないとはとても思えない。
多分、W数を半分にするほどの熱効率は持っていないのでしょう。むしろ、この面状発熱体は軽量化の効果の方が高そうです。せめて、220Wじゃなくて350〜400Wくらいで使えるようにすればよかったのに。それとも、そうできない構造上の欠陥があるのかな?
結論 : 内部が広くてあまり暖かくならないので、寝る用コタツにはもってこいw
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