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2016年03月05日

プロアングラー・プロの釣り師になるにためには

プロアングラーの仕事内容について



プロアングラーとは、釣りのプロフェッショナルです。明確な定義はありませんが、釣りの実力と経験を活かして、釣り番組に出演して魚を釣る様子を見せたり、雑誌や釣り具メーカー向けに記事を執筆するのが主な仕事といえるでしょう。
番組や雑誌の企画主旨に合わせてポイントの情報収集を行い、テーマに沿った釣り方をしたり、指定されたルアーを使用して釣りを行います。放送や掲載時期に合わせて旬よりも前に撮影が行われることも多く、ポイントや天気などの知識と情報収集能力が不可欠です。自然を相手にした仕事のため、スケジュール通りに進まないことも多く、釣りの実力だけでなく根気強さも必要となります。成果次第で、次の仕事がなくなるシビアな職業といえます。



必要な資格・スキルとは?


プロアングラーになるには、特別な資格は必要ありません。釣りが好きで、実力に自信があり、かつ釣りや自然に対するマナーを備えていることが大切です。
仕事を得るには、ネットワークが重要になります。タレントや編集者からプロアングラーに転身した場合、業界関係者とのネットワークが活用でき、有利といえるでしょう。また釣り仲間のコミュニティから知られる存在になり、仕事に繋がる場合もあります。
プロアングラーは、釣りの技術やポイントなどの情報収集力のほか、海や天気といった自然に対する知識が必要な仕事です。その仕事ぶりが撮影などに大きく影響することから、プレッシャーも大きいですが、上手くいった場合には周囲との信頼関係が生まれ、次の仕事につながるなど、やりがいを得られるでしょう。
予想外の出来事や予定通りにいかない場合もあり、根気が求められる仕事です。状況が悪い場合でも、自分の運と実力を信じてやりつづける粘り強さと集中力が求められます。また周囲との信頼関係が大事な仕事ですので、釣りの実力はもちろん、ヒューマンスキルも重要です。


バストーナメントプロ


最短ルートでプロになる。
そのための技術と人格を磨く。

ズバリ、バスフィッシングのトーナメントプロです。そのため、トーナメントを勝ち抜いていく実践的なテクニックはもちろん、バスの生態、気象学、環境学などが必要です。さらにプロとして活躍するにあたり、コミュニケーション能力や原稿を書くための文章力、業界をリードしていく優れた人間性も磨いていく必要があります。JBマスターズプロ、さらにはJB TOP50への道があります。
賞金の高い海外で戦うためには語学も必須になるのではないでしょうか。


ルアービルダー

科学的根拠とブランディング、
論理的な思考で釣れるルアーを作る。

ルアー作りはそのターゲットとなる魚の生態・習性を理解するところから始まり、餌となる虫や魚などの形・色・匂い・動きなどを細かく分析する必要があります。
雑誌などのレポートで、釣れたルアーを見て、その亜流を追い続けても答えは出ません。
精巧なルアーを作るためには素材の研究も重要です。さらに、商品として販売することを想定していますので、加工技術・ペインティング技術などのテクニックを磨く必要があります。
ルアービルダー専攻では、稀少な講師陣とワーム製造機などの設備を駆使し、優れたルアー、売れるルアーを作るための知識・技術を養っていきます。



フィッシングビジネス

フィッシングの楽しさ、
素晴らしさを、広く発信するプロ。

フィッシングビジネスとは、フィッシング業界をビジネスパーソンの立場から、業界のメカニズムを理解したうえで、 商品企画、流通管理、接客、マネジメント、販売促進、イベント取材および記事の書き方などを専門的にすることです。
また、これからの業界人に求められる、環境問題に積極的に取り組むための基本となる学習も必要です。

具体的には、釣具店や釣り具メーカー、釣り具卸などに就職して、釣り全体を盛り上げるプロということでしょうか。



ソルトウォーター・トーナメントプロ

実践的な技術を手に入れて
海釣りのプロになる!

海釣り分野のエキスパートをです。ソルトウォーターフィッシングのプロとしてトーナメントを勝ち抜くためのプロです。また「海釣り」とひとくくりにしても、魚種や釣り方をはじめ、その内容は多種多様です。
シロギスに代表される海浜の投げ釣りやウキ釣りやチョイ投げ等のショアフィッシング、ビシカゴ釣りやウイリー釣りなどのオフショアフィッシングなど、様々な釣り方に対応することが求められます。
日本には莫大な賞金のでる海づり大会はまだまだ少ないので、兼業になるのが一般的です。


フィッシングガイド専攻

プロアングラーの新たな活躍の道。
「プロガイド」!

釣り場環境の保全やフィッシングフィールドの整備とともに、環境への深い理解、おもてなしの心をもったプロのアングラーガイドを仕事にすることです。
ガイド料や道具のレンタル料などが収入になります。
旅行のオプショナルツアーなどでも活躍が見込めます。




プロアングラーからのメッセージ@


村岡昌憲プロブログより

プロアングラーとは?

釣りというジャンルにプロテストというものはない。

ゴルフや野球のようにプロテストがあれば、プロとアマチュアを分けることは簡単である。

ある一定の試験があって、初めてプロを語れるというのは納得性が極めて高い。


だけど、それが無い場合、何をもってプロとアマの境目とするか、釣りが上手いかどうか、お金をもらっているか否か、有名であるか否か、答えは全部違うと思っている。

俺はメーカーや関係者と、ある期待値をもって契約を結んだ時点でプロアングラーになると思っている。

これはそもそもどんな仕事でも同じであろう。

プロフェッショナリティの発生がプロの定義である。




ゴルフのアマチュア資格はこう定義している。

「直接的にも間接的にも、いかなる報酬、金銭的利益を受けないこと。」

愛好者であるうちだけがアマチュアなのである。




話は逸れるが、

そうすると、世の中、プロアングラーだらけである。

ピンからキリまでいるけど、そういう人がたくさんいるのは良いことではあると思う。

プロアングラー気分というのは、業界の裾野を広げる上でも非常に大事な要素であると思うし。

趣味の延長という枠を越えず(プロとしてメシを食っていこうとはまったく思わない)、プロアングラーになる人はマナーの啓蒙や初心者の育成に非常に貢献する立場になるので、釣り業界においては本当に必要な存在である。


だが、プロアングラーで生きていこうと腹をくくっている人間にとっては、彼らとの差別化に成功しない限り、その大勢にひとくくりされてまったく出てこられない。


シーバス業界もトッププロがもう10年近く同じ顔ぶれという状況を作っている。
個人的にはシーバスのトッププロになるのはたいした壁ではないと思うけど、20代ではまだ井上友樹くらいしか出てきていない。

釣りが何よりも好きです、なんて書いている20代プロアングラーは結構見るけど、もっと死ぬ気でやってみないかぎり、まったく出る芽はないだろう。

まず釣りに行ってないし、それを発信していない。

というか、自分の人生すら真剣に考えてない。

それでいいならいいのだけど、人生80年なんてあっという間。本当にもったいないぜ。


ということで、これでメシを食っていきたいプロアングラーに下記の内容を書いておく。






プロアングラーは腹をくくるべし

釣りの世界は男社会だ。

その男社会の中で華やかな舞台に立つプロアングラーは、嫉妬と羨望のど真ん中に立つ。誹謗中傷も受けやすい。

差別化に成功して輝けば輝くほどそれはエスカレートする。

精神的にきついので、ほとんどの人は途中で嫌になって投げ出してしまう。

この道で喰っていくんだという覚悟がなければつとまらない。

俺は若いうちに一気に有名になったので、まあ2chとかでも散々あること無い事書かれたけど、書かれなくなったらお終いだと思っていつも話題を提供するよう頑張っていた。

それに気付いたのは歌手板だった。

当時、浜崎あゆみや宇多田ヒカルのスレッドがたくさんあって、板の名前の数とCDの売れ行きは完璧に比例していた。

特に他のトッププロよりも話題になっているかがいつも気になっていたけど、いつだって一番だった。

そのおかげで今もこの立場で立たせてもらっていた。

むかつくこともあるんだけど、それ以上に自分に多くのものをもたらしてくれたので本当に感謝している。

今も有名になり出すと、すぐに2chで叩かれてどうのこうのと若いプロは嘆いているけど、俺は最高の応援団だと思うんだよね。

プロアングラーが最も恐れるのは無関心である。誰からも話題にされなくなったらプロは終わりなのである。







プロは結果にこだわれ。

俺の知る限り、全てのトッププロは超が付くほど負けず嫌いである。

その時、その場で最も多く釣る。

そこにこだわらないでトップになれた人間はいない。

大人げない、というレベルで一度はそんな期間を過ごさないといけない。

もちろん、釣りは運の要素も多分にあるので毎回そうはいかない。だけど、それに向き合い、自分を高めていった人だけがトップに立っているのである。








プロはイメージが命


圧倒的な経験と技術があれば、いつだってプロがプロらしい釣果を出せるのかというと、答えはノーだ。

技術や経験で勝るトップアングラーが今日初めてやるようなアマチュアに負けてしまう事が起こりうる世界。

それが釣りの世界である。

こういう世界はあまり他に無いように思う。




タイガーウッズが、初心者の女の子とゴルフを回ればまず負けることはない。

1ホール負けることはあるかもしれないが、その日のラウンドで負けることは100回やったって1度もないだろう。

それはF1のシューマッハやテニスの錦織が初心者とやったって同じ結果だと思う。

錦織が1ポイント落とすことはあっても試合に負けることはない。




ところが、釣りという世界は結果に対する時間軸が長いのである。

同じ形で例えれば、

釣りのプロが1日の釣果は初心者に負けることがあっても、一ヶ月の釣果で負けることはない。

という感じになる。

長い時間を通せば、プロとアマの経験と技術の差は圧倒的なものになるだろうが、その日、その時、という時間軸でいえばプロが釣り負けてしまうことなんて、しょっちゅうあるのだ。

そこは精神的に非常にタイトであるが、そこを乗り越えてナンボである。


そんな初心者に負けるような人はプロではない、なんて書いていた人もどこかにいるけど、それはプロに対する願望であり、夢物語である。

釣りを知れば知るほど、そうなるのは不可能であるということを知る。









イメージを持つこと。イメージを伝えること。


となると、アウェイの洗礼という企画。

この企画は賛否両論であるけれど、俺はプロがプロであるためにとても良い企画だと思っている。

企画の趣旨は、釣果が出しづらい情報無しのアウェイの状況の中で、釣り人がどう組み立てているのか、何を考えているのか、何にすがるのか?

をあぶり出していく企画である。




そのイメージの量や深さがプロとアマを分ける決定的な要因であると思っている。




釣りっていう遊びは、究極のところ、イメージの遊びなのである。

いつ、どこに、何を、どうやって、を考え込んで、そのイメージどおりに釣ることが至福の瞬間を作り出す。



釣りのプロは、
イメージのプロであるべきなのである。


イメージの沸き方、描き方、実行の仕方、そしてその伝え方。

それが上手い人がプロになるべきであり、初心者には決して描けない大きな差なのである。






自然の女神様は優しいので、一所懸命にランガンしているアングラーに突如チャンスはやってくる。

夢のような連発劇。

自然の女神様に微笑まれる幸福感と優越感。

だけど、それに浸って良いのはアマチュアだけである。





行ってみなくちゃ釣れるか分からない。

投げてみないと釣れるか分からない。

そんなのは釣りじゃない。

少なくともプロのやる釣りではない。




ちなみに誤解されそうなので書いておくが、今回の取材で釣れなかったからこんな事を書いているのではない。きちんと結果は出した。


今回の企画の取材中に、プライドと苦しみの中で、自分がどうあるべきか、プロとして何をしていくべきか、を考えながらの取材でそんな事を考えていた。


なぜこの場所を選んだのか、他の場所を選ばなかった理由は何か。

なぜこのルアーを投げるのか、なぜこの時合いを選んだのか。

風や潮や光や透明度やベイトといった様々なファクターの中で、しっかりとした理由をつけてそれをイメージとして伝えていく。

それを伝えることができるのが、プロアングラーなのだと思った次第である。



プロアングラーのメッセージA

小沼正弥プロHPより抜粋

プロアングラー&テスターへの道

アングラーなら「メーカーのテスター」という肩書きにあこがれ、いつかはなりたいと思っている人も多いと思います。自分もその1人で、15年前はテスターになりたいという強い願望を思っていました。
では、どうしたらなれるのか?。まずは“なれるかもしれない3パターン”をお話ししたいと思います。

@自分をメーカーに売り込む『営業作戦』

A釣り雑誌の編集長、大手釣具量販店の係長以上の役職、有名プロなどの紹介による『コネ作戦』

B雑誌などに記事を頻繁に送り続け、「あいつ何者!?」とメーカーの人の目に止まるほど投稿しまくる『目立ち作戦』

多くの方が、いずれかの3パターンでテスターになっています。
テスターになるまでの段階は「商品提供→モニター→テスター→プロ契約」といった感じ。アメリカのメジャーリーグで例えると「1A→2A→3A→メジャー」といったところでしょうか。

ちなみに、自分の場合はメーカーへ営業をかけ、まずは商品提供からスタート。そこからモニターとなり、雑誌での宣伝活動が認められてテスターに昇格し、プロ契約までたどり着きました。

ただし、商品を宣伝する雑誌やDVDなど媒体がないことには、そう簡単にテスターという肩書きになれないのも事実。釣りがうまいだけでは無理だし、人とのコミュニケーションが苦手な方も不向きです。

自分の場合は、幸い釣り雑誌での連載を持っていたので、最初は自らメーカーに営業して商品を提供してもらおうと考えました。

しかしソルト系の老舗や大手メーカーさんには、絶対に断られるはず。そこで、まずはテスターが少なかったり新規参入されたメーカーさんを中心に最初は電話で営業をしました。
1社目は間違いなく断られると思ったので、めちゃめちゃビビリながら電話をしたことを覚えています。

メーカーさんに営業するときは、気持ち良く商品を提供して頂けるようにと考えました。

「自分は雑誌でこんな連載をしているので、雑誌でルアーを宣伝できます。少量で構いませんのでルアーをご提供頂けないですか?」。無我夢中ながらも、礼儀正しく、丁寧な言葉遣いを心掛けました。

最初ということもあり、承諾されたメーカーさん1社につき2〜8個ほどのルアーを提供して頂きました。このパターンは成功例で、実際は失敗のほうが多かったです。こんな感じで、バシバシと断られました。

「ウチは天下のA社だよ、雑誌に載せなくても売れますから!!」

「どこの誰かも分からない素人に商品を渡すような三流メーカーじゃないですから!!」

「ウチは優秀なテスターがいるから現段階では募集していませんから!!」、「B社がいいですよ、あそこはテスターを欲しがってますから」、「ウチには若手の○○君やベテランのさんがいます。申し訳ないけど二度と電話してこないで下さい」等々。とにかくボロカスに言われたものです。

でも、考えてみて下さい。もし自分がメーカーサイドなら、素性も分からない人間から売り込み営業の電話がきて「ルアーを提供して下さい」と言われても、間違いなく断ると思います。

それくらいなら、メーカーの社員が直接フィールドテストしたほうが早いのは当然です。

ただ自分は、負けず嫌いというかあきらめの悪い性格。「ウチの商品を使って下さい」と言われるようなアングラーになるぞ!と誓い、気合と根性で今日まで頑張ってきました。

そのためには、活躍してソルト系の雑誌全社から取材依頼がくるような有名アングラーになる。そしてビデオに出演する!という強く決意したのが、今から15年前の話です。
そんな熱い性格は今でも変わっていませんけどね(笑)。

振り返れば当時、多くのメーカーさんに断られて良かったと思っています。最初から営業が成功してすぐテスターになれたら死ぬ気で頑張らず、今の自分は間違いなくいなかったと思います。

やっぱり、人間は嫌なことをたくさん経験して壁にブチ当たってこそ大人になれるし、成長して強くもなりますから。

テスターを目指している方、初めからビビッちゃダメです。挫折してもひるまず、あきらめないで「絶対にテスターになるんだ」という強い気持ちを持ち続けること。

そして壁を乗り越えるのではなく、ブチ破るくらいの精神力を持った根性のあるテスターを目指して下さい。

最後は己の力を信じること。運は向こうからはやってきません、自分自身で引き寄せるものですから。

テスターになりたいという強い気持ちを持ってシーバス釣りに励んでいる皆さん。もしチャンスをつかみ取ったら、必ずモノにして下さい。そしてプロ契約までたどり着けるようなアングラーを目指して下さい。もし、テスターになれたりプロ契約がかなったときは、メーカーの責任を背負うということも決して忘れないで下さい。









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