2016年03月10日
キンメダイはその名のとおり目が金色。これなぜ?
キンメダイといえば、色鮮やかな赤い魚体に、大きな金色の目ですね。 スーパーの鮮魚コーナーでもひときわ目を引きます。 そんなキンメダイの生態について解説してみました。
キンメダイは”鯛”じゃない
その華やかさから、お祝いの膳にはつき物の”鯛”の代わりもつとめてきたキンメダイ。
それゆえに、名前の一部に「タイ」がつくのですが、実を言うとタイの仲間ではありません。
キンメダイはキンメダイ亜目、キンメダイ科に属する深海魚なんです。
真っ赤な体の秘密
キンメダイといえば体は真っ赤、ギョロリとした大きな目、しかも瞳が金色という派手なルックスが印象的ですね。
このキンメダイの真っ赤なド派手な魚体はなぜなんでしょう。
深海魚の多くは、色盲か、単一の色しか識別できないといわれています。
太陽光も深海100メートルを過ぎると、ほとんど届きません。
そんな深海で、キンメダイのこの赤い色の波長は、水に吸収されやすく、遠くまで届かないようです。
たとえ光が当たっても、赤い体色で反射すれば見えにくく、目立たないのです。
すなわち、キンメダイのド派手な体色はカモフラージュのためなんですね。
深海においては、そこに棲むカニやエビなどの甲殻類が赤いのも、身を隠すための知恵なんですね。
このキンメダイの毒々しいまでの赤、実は死んでからのことなんです。
いきて泳いでいるうちは、もっと淡い赤色をしているんですね。
金色の大きな目
深海で暮らす魚には、目がやたら大きいか、退化しているかのどちらかが多いのですが、キンメダイの場合は前者ですね。
暗黒の世界で生きるため、わずかな光を少しでも多く集めようとして、目が大きく発達したようです。
またこの大きな目が金色に光るのは、瞳の虹彩が金色だからなんです。
虹彩というのは、人間で言うところの「黒目」にあたる部分のうち、瞳孔を囲んでいるドーナツ状の部分のことをいいます。
一般に、500メートル以上の深海に棲む魚には、網膜に金色の色素を持つものが多くなります。 金色の目は、少ない光をより明るく反射させるために都合が良いようですね。
妊婦さんは食べる量に注意
厚生労働省が平成17年に発表した「妊婦への魚介類の摂食と水銀に関する注意事項」によると<妊婦が注意すべき魚介類の種類とその摂取量(筋肉)の目安>でキンメダイは1回約80gとして妊婦は週に1回まで(1週間当たり80g程度)とされています。 これは、地域に関わりなく、微量の水銀を含有している可能性があるためです。
まとめ
キンメダイはその容姿には似合わず、時期によっては脂があり、煮つけは特に旨い魚ですね。 鯛の仲間ではないにせよ美味しく頂きたいものです。
キンメダイは”鯛”じゃない
その華やかさから、お祝いの膳にはつき物の”鯛”の代わりもつとめてきたキンメダイ。
それゆえに、名前の一部に「タイ」がつくのですが、実を言うとタイの仲間ではありません。
キンメダイはキンメダイ亜目、キンメダイ科に属する深海魚なんです。
真っ赤な体の秘密
キンメダイといえば体は真っ赤、ギョロリとした大きな目、しかも瞳が金色という派手なルックスが印象的ですね。
このキンメダイの真っ赤なド派手な魚体はなぜなんでしょう。
深海魚の多くは、色盲か、単一の色しか識別できないといわれています。
太陽光も深海100メートルを過ぎると、ほとんど届きません。
そんな深海で、キンメダイのこの赤い色の波長は、水に吸収されやすく、遠くまで届かないようです。
たとえ光が当たっても、赤い体色で反射すれば見えにくく、目立たないのです。
すなわち、キンメダイのド派手な体色はカモフラージュのためなんですね。
深海においては、そこに棲むカニやエビなどの甲殻類が赤いのも、身を隠すための知恵なんですね。
このキンメダイの毒々しいまでの赤、実は死んでからのことなんです。
いきて泳いでいるうちは、もっと淡い赤色をしているんですね。
金色の大きな目
深海で暮らす魚には、目がやたら大きいか、退化しているかのどちらかが多いのですが、キンメダイの場合は前者ですね。
暗黒の世界で生きるため、わずかな光を少しでも多く集めようとして、目が大きく発達したようです。
またこの大きな目が金色に光るのは、瞳の虹彩が金色だからなんです。
虹彩というのは、人間で言うところの「黒目」にあたる部分のうち、瞳孔を囲んでいるドーナツ状の部分のことをいいます。
一般に、500メートル以上の深海に棲む魚には、網膜に金色の色素を持つものが多くなります。 金色の目は、少ない光をより明るく反射させるために都合が良いようですね。
妊婦さんは食べる量に注意
厚生労働省が平成17年に発表した「妊婦への魚介類の摂食と水銀に関する注意事項」によると<妊婦が注意すべき魚介類の種類とその摂取量(筋肉)の目安>でキンメダイは1回約80gとして妊婦は週に1回まで(1週間当たり80g程度)とされています。 これは、地域に関わりなく、微量の水銀を含有している可能性があるためです。
まとめ
キンメダイはその容姿には似合わず、時期によっては脂があり、煮つけは特に旨い魚ですね。 鯛の仲間ではないにせよ美味しく頂きたいものです。
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/4798902
この記事へのトラックバック