2016年03月07日
簡単に作れるミネラル豊富な「一夜干し」「干物」と大根おろしの緊密な関係とは?
アジの干物やイワシの丸干し、ホッケの干物にカレイの一夜干し。どれも焼いて食べるとご飯がすすみますよね。 生の魚より濃厚になった魚の風味はお酒の肴にもぴったりです。 一夜干しは買うものと決め付けていませんか? 実は簡単に作れて、日持ちもする便利な「保存食」で栄養も満点なんです。 大根おろしを添えて食べればいつもの買ってきた干物なんかよりずっと美味しいかも。
簡単に作れる保存食「一夜干し」
一夜干しは干物独特のにおいもさほどないですね。
さらに、固すぎず、柔らかすぎず、程よい加減で食べられるのも魅力ですね。
アジやカマスなどの中型の魚は、背開きや腹開きにして干す「開き干し」、
イワシやキス、サヨリなどの小型の魚は、「丸干し」に向いています。
一夜干しの作り方
まず、一夜干しの名前の通り一夜干すのが理想ですが、一夜干さなくても、晴天なら半日も干せば十分なんです。
@ 下処理
中型のアジやカマスなどは、ウロコを取り、エラ、内臓を取ります。
背開きもしくは腹開きにします。 スーパーなどでここまでやってもらうとよいでしょう。
小型の魚なら、ウロコを取り内臓を出します。開く必要はありません。
薄い塩水を作り魚の全体を洗います。 このとき「血合い」も取っておきましょう。
A 立て塩に漬ける
塩を水に溶かし作る「立て塩」は5%以上の濃度で作るのがコツです。
水の量の5%〜8%の塩を溶かした水に魚を漬けます。
30分〜1時間漬けましょう。 これ以上漬けてもかまいません。1日でも漬けると塩が染みてより長持ちしますが、少々辛くなることがあります。
B 干す
水分をしっかり拭き取ってから、バットや干し網に重ならないように並べ、風通しの良いベランダなどで、6時間くらい干します。
干す場所がない場合は、バットに並べた状態で冷蔵庫に入れ6時間くらい置いておきます。
C 保存
Bまでで完成なのですが、たくさんの魚を干した場合などは、一尾ずつラップをして冷凍することをおすすめします。 (更なる乾燥を防ぐためです。)
子どもや妊娠中の女性にこそ干物
魚の干物は、生のときよりもカルシウムやリンなどのミネラル分が倍増します。
カリウム・リン・マグネシウムなどは骨の発育や生成を助け、カリウムはカルシウムと共に神経や筋肉の機能を正常にしてくれるので、発育盛りの子どもや妊娠中の女性、また骨粗しょう症が気になる方には良いとされています。
食べるときは大根おろしを添えて
干物は干す過程の中で過酸化脂質を含んでしまうと言われています。
そのため、干物を食べるときは出来るだけビタミンEを多く踏む野菜と一緒に食べるようにしましょう。
さらに焼いたときに出来る焦げや煙はガンの元になるという研究結果が国立がんセンター研究所の実験によってわかっています。
この発がん性物質を消滅させる働きがあるとされるのが「大根おろし」なんです。
大根に含まれるアスコルビン酸やジアスターゼなどの酵素には魚を焼いたときの焦げに含まれる発がん性物質を抑える効果があるとされています。
まとめ
案外簡単に出来る「一夜干し」を是非ご家庭でお試しください。 食べるときは大根おろしを忘れずに。
簡単に作れる保存食「一夜干し」
一夜干しは干物独特のにおいもさほどないですね。
さらに、固すぎず、柔らかすぎず、程よい加減で食べられるのも魅力ですね。
アジやカマスなどの中型の魚は、背開きや腹開きにして干す「開き干し」、
イワシやキス、サヨリなどの小型の魚は、「丸干し」に向いています。
一夜干しの作り方
まず、一夜干しの名前の通り一夜干すのが理想ですが、一夜干さなくても、晴天なら半日も干せば十分なんです。
@ 下処理
中型のアジやカマスなどは、ウロコを取り、エラ、内臓を取ります。
背開きもしくは腹開きにします。 スーパーなどでここまでやってもらうとよいでしょう。
小型の魚なら、ウロコを取り内臓を出します。開く必要はありません。
薄い塩水を作り魚の全体を洗います。 このとき「血合い」も取っておきましょう。
A 立て塩に漬ける
塩を水に溶かし作る「立て塩」は5%以上の濃度で作るのがコツです。
水の量の5%〜8%の塩を溶かした水に魚を漬けます。
30分〜1時間漬けましょう。 これ以上漬けてもかまいません。1日でも漬けると塩が染みてより長持ちしますが、少々辛くなることがあります。
B 干す
水分をしっかり拭き取ってから、バットや干し網に重ならないように並べ、風通しの良いベランダなどで、6時間くらい干します。
干す場所がない場合は、バットに並べた状態で冷蔵庫に入れ6時間くらい置いておきます。
C 保存
Bまでで完成なのですが、たくさんの魚を干した場合などは、一尾ずつラップをして冷凍することをおすすめします。 (更なる乾燥を防ぐためです。)
子どもや妊娠中の女性にこそ干物
魚の干物は、生のときよりもカルシウムやリンなどのミネラル分が倍増します。
カリウム・リン・マグネシウムなどは骨の発育や生成を助け、カリウムはカルシウムと共に神経や筋肉の機能を正常にしてくれるので、発育盛りの子どもや妊娠中の女性、また骨粗しょう症が気になる方には良いとされています。
食べるときは大根おろしを添えて
干物は干す過程の中で過酸化脂質を含んでしまうと言われています。
そのため、干物を食べるときは出来るだけビタミンEを多く踏む野菜と一緒に食べるようにしましょう。
さらに焼いたときに出来る焦げや煙はガンの元になるという研究結果が国立がんセンター研究所の実験によってわかっています。
この発がん性物質を消滅させる働きがあるとされるのが「大根おろし」なんです。
大根に含まれるアスコルビン酸やジアスターゼなどの酵素には魚を焼いたときの焦げに含まれる発がん性物質を抑える効果があるとされています。
まとめ
案外簡単に出来る「一夜干し」を是非ご家庭でお試しください。 食べるときは大根おろしを忘れずに。
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