さぁセミリタイアしよう

みなさんこんにちは！

いつも読んで下さりありがとうございます。

松幸です。

そういえば今日は阪神淡路大震災があった日なんですね。

当時１９歳でした。兵庫県小野市の陸上自衛隊第８高射特科群に所属し

あの時間は起床前で寝ていました。

確かもうすぐ点呼やなあとか思いながらうつらうつらしていた頃と記憶しています。

ロッカーが倒れるんじゃないかと思うような激しい揺れと共にみんな一斉に飛び起きました。

ベットの下にとか言いますが結局呆然としているだけで何もできませんでした。

やはり、訓練していないとできるものではありません。

揺れがおさまりそこからは普通の日常でした。

点呼をして朝食べに食堂に行き普通に課業が始まりました。

あの当時部隊通信に行っていたので午前中は教育を受けました。

昼食時に食堂でテレビを見ていてあの今もテレビに映される光景が出ていました。

どこの国がこんなことになってんのと思ったのが第一印象です。

しかしこれ神戸やでと言われた時、嘘やろと思ったと共に

朝の地震やと思いました。

あんなにひどい状態だとは思わなかったのでそのテレビを見るまでは朝の地震も

忘れかけていました。

昼から課業はなくなり非常体制になり自分たちは営内で災害派遣準備をしました。

背嚢に食料や衣類を詰めました。最初の任務は結局警衛の上下番でした

数日した後に食料輸送をしました。加西で１０時頃に積んだ弁当が神戸に着くまで６時間くらいかかりました。

これじゃダメだということで次に八尾の中部方面航空隊に派遣されました。

そこからヘリで姫路駐屯地まで弁当を取りに行き神戸まで輸送しました。

その後は神戸市内で行方不明者の捜索や瓦礫の撤去等の作業に従事しました。

びっくりしたのはあの震災から数ヶ月後には三宮のそごうが復活して営業していたことでした。

それともう一つは震災から数年経ったにもかかわらず新神戸トンネルから出たところの公園に

ブルーシートで覆われたバラックで生活しているのを目撃しました。

震災からこんなに経っているのにこの人たちも震災の被害者なんやなあと

思いました。

あれから２６年が過ぎました。

神戸はトラックの運転手時代にも通りましたが

震災の面影はありませんでした。

自分も年取って神戸に行くことはありませんが自分の人生の中でショックな体験でした。