先日、被災地を中心に一人旅してきました。
瓦礫はかなり片付いてきているし、
復興商店街といったものもたくさんあるし、
ドラマの影響などもあってか観光客の方も多く、
賑わっている印象を持ちました。

だけど、震災の傷跡は完全に消え去ることなんて決してなくて、
胸の痛くなるような光景も目にしました。

家のあったところには、今は更地となり、草原のようになっていました。
もののけ姫の最後のシーンのように、
ほんとうに何もなくなってしまうと、自然はこのようになるのか…
そしてその中にぽつぽつと小さなお墓のように花が手向けられていました。
そこで亡くなった人のためのものだそうです。
美しい緑も残酷な景色に見えました。

また、被災されたおじいさんが、親切にも私と行動をともにしてくださいました。
ここにはこんなものがあった
津波でこうなった
その後の努力でどうなった
こういった、たくさんのお話をしてくださいました。
最後にそのおじいさんは息子の墓参りに行くとおっしゃり
去っていかれました。
そのときの後ろ姿が、悲しくて、でも前に向かって進むしっかりした足取りで、
忘れることができません。


どうか、あなたや、あなたの大切な人を守るために
日頃の対策をしてください。

そのおじいさんは何度もおっしゃっていました。
地震が起きたら、高台へ。
津波がこなかったら、戻ればいいだけ。
それだけ。


絶対に風化させてはならない。


被災地はまだ被災地でした。
ですが、食べ物がおいしくて、人があたたかくて、
観光スポットもすばらしくて、本当に楽しい旅となりました。

また今回の旅については書きたいと思います！


下記サイトを参考にしてみてください。
ほんの少しの行動で大切なものが守れると思います。

家族を守る。TSSP.jp

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