よく探偵が「〇〇の段階で気づいた。」と言う。
今回の事件の始めから犯人を特定していくプロセスを考えよう。
部長の死は、放課後に殺されていた。
この段階で分かる事は、放課後に残っていていた人物。
真壁と。
立花と的場。
そして旧校舎の取り壊しの話が上がっていた時点で分かる事は「この数十年ずっと悩まされてきた。」と言う話。
たしかに校長が言う様に生徒のいたずらや、コピーキャットの様な事なら何ら関係ない人物もあり得るだろう。
可能性として脅迫状=犯人を考慮すればここ数十年続いていると言う時点で生徒の線は消える。
それに的場の「職員だけの秘密にしましょう。」
この時点で真壁では無い事が分かる。
立花か的場。
事件の開始から疑うべきポイント。
部長のブレザーの校章がない事。
何故ブレザーの校章が無い物を着させられていたのか?
先程の教員の2人しか無いを裏付ける事となる。
校章なしのブレザーのを用意できるのは教員しかないだろう。
密室になっている時点で、離れた位置から見ていた立花には不可能。
ここで疑うべきは、立花と的場の共犯説。
立花がわざと死体を見せて自分では無いと言う所をアピール。
共犯者の的場が仕向けた。
その可能性もある。
そして何故開かずの部屋でやる必要があったのか。
それは、開かずの間に死体を運ぶ為に公式に扉を壊してもらう必要があったから。
逆算して考えてみよう。
死体をどう隠す?幽霊や怨念などと言った者に犯人として仕立て上げる場合。
見事なイリュージョンを見せ付けなければ、放課後の魔術師がやったと皆が認めてもらえない。
1.密室である事。
2.魔術師の仕業と認知してもらう為に準える為。
3.自分から犯人像を遠ざける為。
4.コレは結果論だが他の殺人を隠す為。
1〜3だけをまず見よう。
例えば普通に「〇〇の部屋に来てくれ」などと言って呼び出された主人公に扉の鍵が掛かっている鍵穴からみたら死体がある。
とかだと、生身の人間がやった事としか思えない。
仮に別の事件の鬼火の話。
鍵穴から覗き込んだら小型カメラは映像を鍵穴から見える様にしていたそれとしたら可能だが、今回は部屋の作りからしても違う。
鬼火の時もそうだ「コレは怨念の仕業」「自殺しようとした奴の仕業」と思わせるトリック。
こんな大々的に〇〇の仕業だと思わせるような事件の目的は疑いを晒す為にやっている事。
マジシャンのやり方と同じ。
ここに何の変哲もない物があると見せ、触らせる。
↓
でも「呪文」を唱えたらと、不思議な力の存在を認知させる。
↓
物体を消す。
こう言う事なのである。
放課後の魔術師を演じる為のトリックなのである。
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だって殺してしまってるんだからそのまま首吊り死体を放置しておくだけでもよかったんだから。
なのでこの段階ではあの場に居た教員が犯人候補になる。
そしてこう言う時に、ちゃんと探そうとしないのは怪しい。
死体を見たなんて大事だ、なのに楽に探しもせずに帰らせたのは…
的場。
あのトリックを使った本人。
マジシャンの手品の種を凝視されたくないからあまり見て欲しくないのと同じ。
立花も「もうこんな時間だ。」と言ったのでこの2人の可能性がより高まる。
翌日話を聞いて行くと分かる。
用務員室に居たメンバーは同じ時刻に居た。
真壁のアリバイが無い。
テストの採点で初めからいたと言う的場と、夜間の立花はもちろんいておかしくない。
真壁が怪しくなってしまうが、これはミスリードのフラグ。
初めに言ったように、あくまでもこれは「十年以上前から続く嫌がらせ」や脅迫状が届いている事を知る人物。
となれば犯人としては、真壁に罪をなすりつけたい。
本ドラマでは描かれていなかったが。
大量に擦られた真壁のポスターが印刷室にあったのを利用して壁の穴を塞いだ。
たまたまそれにつられて来た真壁と口論になった部員を殺害。
本当に準えて殺して憎しみを持っていれば。
手首を切り落としていたはず。
結局は鈍器で殴っただけ。
ここで本当は殺す標的じゃなかった事が分かる。
そして美雪の未遂事件。
コレも本当なら井戸に落としていたはず。
では美雪と部員の違いは一つ。
直接的な答えか、間接的な答えかな違い。
部員の場合は完全に壁の穴を見てしまった。
美雪は、よく分からない数式を見た。
そして立花と的場が共犯では無い証拠は。
本編内で語られた事。
「元々6不思議だったのが7不思議になっていた。」これを知る人物だけが犯人という事。
7個目を知らない立花は犯人じゃない。
すなわち的場が6不思議の事を話した段階で犯人確定する。
次回もこのようにこの人しか有り得ないと言う所まで追い詰めてやるぜ!じっちゃんの名にかけて!!