2021年03月29日
君と世界が終わる日に〜#2〜
またもやHuluに入るのもなぁ〜などの人の為に、Huluさんに怒られないよう内容を関西弁で書かせてもらいます。
#2
食堂に着いた響はん…周りを見渡す。
野呂「アンタは…」
響「来未見まへんでした?僕と一緒やった小笠原来未って子やねんけど…」
野呂「はぁ?」
後から入って来た男達…
男「お前誰や!どっから入って来たんや!」
掴み合いの喧嘩になる…
響「何やねん!お前!」
秋吉リーダー「ちょっと辞めんか!アンタも!皆んな怖がっとるやん!誰もやからとかおりまへんで!アンタが間宮響はんでんな?私はここのリーダーの秋吉ちゅうもんどす!」
遅れて秋吉蓮が現れる。
秋吉蓮「ここにおったんか!探しましてん!昨日はすんまへん!間宮響はんとは知らず。」
響「来未はわい?」
秋吉「今は…会うてもらった方がわかると思います。」
ホテルの個室に連れて行かれる響。
来未「…」
響「来未!大丈夫?熱は?大丈夫?」
来未「ちょっと何しますねん!来未って誰でっか?」
響「はぁ?何言ってまんねん。」
秋吉蓮「何も覚えとらんらしいですわ。名前も何も。」
響「何もってそんなアホな…俺も覚えとらんのかいな?」
来未「すんまへん。」
何とも言えん空気になり一旦外に…
野呂と秋吉蓮と響が廊下で話し合う。
秋吉蓮「とりあえず医者に見てもらって響はんはこの辺の事を知ってもらおう!野呂はん」
落ち着いた空間、平和そのものの牧場完備したホテル。
野呂「ここは元々会員制の施設ですねん。ここは、三浦半島が封鎖となったと同時にしゃっちょさんが色々備蓄して今ではシェルターとして活用しとります。」
響「社長?」
野呂「秋吉しゃっちょはんです…秋吉はんには良くしてもらってます。ここに居る人は、元々会員になってた金持ち連中です。」
響「野呂はんも儲かりまっか?」
野呂「わては野良です。そんな野良の我々も分け隔て無く接してくれてます。」
響「ゴーレムいまへんけど。」
野呂「高い塀に守られてるからぎょうさん攻めてきても大丈夫!」
響「見張りとか警備は?」
野呂「そんなもん無くても大丈夫でっせ。」
そんな時遠くに女の子と女の人が…
「響君!!!!」
ユズキちゃんとしょうこはん!
響と抱き合うユズキちゃん、よかった〜と感極まる おかん。
個室の来未を診察する医者。
来未「何も覚えてまへん!」
医者「家族とか、友達とかも覚えてないんでっか?自分の事も?」
来未「覚え取りません。景色とか物は覚えてるけど…それ以外は覚えてまへん。」
頭を抱える来未…
その頃モンキーパーク[猿ノ島]では…誰がモンキーやねん!
刀を突き刺した墓標が2人…悔しすぎてその墓標を見る坪井…口内炎できるでそれ…と言うぐらい口を噛む口に血がたらり…
みんなで集まって話し合うモンキー組。
桑田「飯はこれが最後ですわ…」
甲本「こんだけ?少なっ!」
煩瑣な食べ物…一人分ぐらいしかない。
カナエ「しゃあ無いっすやん…陸地に探しても無いし、ハルちゃんの事もあるし…X印のゴーレムもおるし…」
ジアン「まぁ確実に誰かがモンキーパークにゴーレム入れてきよんねん。怒るでしかし!」
そう言えばデカい刀集団の若い衆もやられてたな…名前なんやっけ知らんチーン!
坪井「そんなもん決まっとるやないか!!シェルターのやからや!あいつらがやっとんねん!どこ探してまも生きとるやつおらんねん!あつら!ボコボコにしばいてケツの穴から手入れて!鼻の中からピースサイン出したらしまいや!!アホンダラ!」
甲本「いやいやそんな分かりまへんやん…」
何やと!?と坪井が拳銃を構える。
イヤイヤ…とシーンとなる。
桑田「辞めろや!仲間やられたの分かるけど分からんやんけ!」
坪井「なんや!ほなこの中に犯人おるんやな?」
等々力「何でやんねん…」
坪井「みんなでボコボコにしに行くぞ!嫌やったらしばいたる!」
なんなんこいつ…と言う空気に…。
一方シェルターでは、タイヤヒラメの舞踊り状態!昼食バイキング!
しょうこさん「新鮮な野菜とか久しぶりやろ!これ秋吉社長はんのおかげでんねん!」
お金持ち集団だけ明らかにいい物を着ている。
響「あっちのテーブルは?」
ユズキ「あっちは金持ちのボンクラ集団!こっちは、ど貧民の貧乏人や…いけすかん!」
しょうこ「そんな事言わんの!別に差別とか無いけど何かグループが出来てて…」
会釈する金持ちの妊婦。
しようこ「ほら別にあの夫婦もいい人やん。」
秋吉蓮「間宮はん!医者の診断出ました。」
別室に連れてかれる響。
響「医者がおらんって聞いたんやけど?」
秋吉蓮「まぁ医者言うか製薬会社の元社員言うか…先生の体調もそんなようない見たいやけど…」
響「はあ?」
ガチャ!開かられたドアから医者が現れた…
響のおとん!!!何で!
響「はぁ?」
響父「すんまへん」
響「何しててん!?」
響父「何言ってもいいわけになるから。」
響「はぁ?何言っとん!お前!俺がどんだけ待ったか分かるんか?親戚には、女こさえて出て行ったとか言われたけど無視して…はぁ?何も言わんのは…あれやな!ほんまに女こさえてよろしゅうやったたんやな…しばいたらぁ!ごらぁ!」
秋吉蓮「間宮はん!」
揉み合いになる…
響「まぁええわ!お前が悪いから!」
響父「そうや、わいが悪い…おとん失格や…」
響「ほんで来未は?」
響父「彼女が感染してるのは知っとるな?彼女の感染しとる事で記憶障害が出とる。感染を体内で抑え込んどる、まだ感染しききるかは今後の体内のウイルスの量にもよるけど。福島医科大学で、感染を抑え込む薬ができたって聞いたけど…それも行けるかどうか…」
何かを決意した響。
響父「行くんか?」
響「うっさいぼけ!」
その場を立ち去る響。
響父「いた!いた!いたたた!」倒れ込む響父
秋吉蓮「先生!!」
響父「うちのボンボンには言わんといてんか…蓮君一個頼まれてくれへんか。」
来未を探す響…来未はどこにも見当たらず外に散歩に出ていた。
響「来未!あかんて!ほっつき歩いたら…」
来未「はぁ?何なんアンタ?」
響「危ないって!ホンマに!」
来未「危ないって何が?」
響「言わずもがなってあるやんその!」
腕を見せる来未「これの事なん?」
なんとも言えない渋い顔の響。
牧場で話す秋吉親子。
秋吉リーダー「間宮はんは、困った人やで…もう受け入れせんといて欲しいわ…」
秋吉蓮「間宮響くん?小笠原来未さん?」
秋吉リーダー「感染者をや…ここの人は良くも悪くも金持ちのボンボンで、ゴーレムになれてない!万が一転化したら!」
来未が不安そうな顔で「これなんの病気なん?」
響「病気ちゃうてゴーレム!」
来未「ゴーレム?よう分からんほっといて!」
立ち去る来未。
秋吉リーダー「何にしてももう受け入れ辞めます…それに…」
牧場の片隅にある封鎖されたトンネルのような方を意味ありげに見る…
秋吉蓮「おかん!まさかまだ!」
秋吉リーダー「ここを守るには仕方あらへんの!いらん事いいなや!」
ウロウロする来未それをストーカー見たいに見る響。
また食堂にフラフラ…
響「来未!もうとりあえず部屋戻ろ?」
来未「だからなんなん?病気ちゃうんやろ?」
響「やいやい言わんといて…とりあず部屋に…」
揉めてるの見て金持ちのグループの夫婦が止めに入る?
夫「あんた!ここきた時血だらけできたとか言ってたやん?あれなんなん?」
響「うっさいな!ゴーレムの血じゃボケ!」
来未「ゴーレム?」
しょうこさんが止めに入る「響くん!あかん!ここの人らはぬるい生活で、私ら見たいなゴーレムしばいたことないねん!」
来未「ゴーレムしばくっ!!?」
シーンとなる空気…
来未「もぉええ!先生に言ってくる!!」
響は、決意して来未と一緒に出て行く事を決意…秋吉蓮にそう伝えると。
それなら来未を預かったるから一人で薬を探しに行けと…
何でそんな事してくるの?と聞くと。
理由は2つ。
秋吉蓮「アンタのおとんとウチのおかん。同級らしいねん、先生がここの設計を昔からこうなると思っておかんに言ってたらしい…そんな恩返しかな…もう一個はおかんが好きやから、おかんは苦労してここを建てたから尊敬してまんねん。」
結局自分の意思で決めてる事はないようだった。
その頃モンキーパークは…
甲本「坪井おかしいで…シェルターのやつらしばきに行くって」
カナエ「ホンマに行きますよあれ」
甲本「しょうこさんとかおるやんあっち…」
坪井「おい!しばきに行く作戦練るぞ!明日!ガーと行ってバーって行ってボコボコにしてくる…」
御前崎「辞めとけって…無茶苦茶すぎるわ…バーとかガーとか…」
坪井「何やねん!情をもったら損する事に気づいてん!結局無茶苦茶なんあっちやんけ!」
御前崎「そら分かるけど…無茶苦茶や!」
坪井「はぁ?何やお前!?何様やねん!おい!教えてくれや!お前と!そこの女医のネェちゃん!お前らのせいで何人死んだと思ってんねん!」
御前崎「そらそうやから止めとんねん」
拳銃をすぐさま抜く坪井「ほなさいなら!」バーン!御前崎「ひでぶぅー!」
御前崎死亡…
坪井「感謝してな!死んで詫びさせてやったさかいに!」
牧場の整理をする秋吉リーダーにのっそりのっそりと近づく者…ゴーレム!
秋吉リーダー「何でここに!?」
食堂でしょうこさんに説得される響、やっぱり来未置いて一人で行き?と。
男達「怪我人や!!早く誰か!」
秋吉リーダーが噛まれた!
ゴーレムにやられたと響が言うと動揺する一同。
秋吉蓮「おかん!」響「おい!早よ縛れ!皆んなから離せ!俺はゴーレムしばいてくる!」
響は山にゴーレムしばきに!蓮はおかんにつきっきり…
そこに来未と響父。
響父「ゴーレムになったらちーすーたろか?のバケモンになるねん。あかんもう変わるわ!ちょっとこっくり行ける薬持ってくる!」と飛び出る響父だが廊下でまた胸が痛がる…。
秋吉蓮がもうとどめを刺しに行こうとしたら、社長秘書がどっか運ぼうとする。
しょうこ「何やってんの!もうあかんから!ゴーレムなるから縛らなあかんて!!」
秘書「うっさいぼけ!」しょうこさんを突き飛ばす!
響が戻ると秋吉リーダーは変わり始めてる…
響「なにやっとねん!早よやらな!」
秋吉リーダー「グギグギギ!チースータロカァ!血吸うたろかぁ!!グギ!」ゴーレム社長爆誕!!
ハヤテのごとく響が飛びつき棒でグサっ!
血だらけの響をしょうこさんユズキちゃん以外は、白い目で観る来未も…
夫婦の旦那さん「きもいねんお前!」
秘書「おい!お前!出て行け!お前みたいなボンクラ出て行け!」
しょうこさん「なんなんアンタ!」
秘書「黙れ!おばはん!」
ユズキ「なんなん!」
秘書「そらアンタが色々あったんかも知れんけど、そんなん俺ら知らんやん早よ出て行け!」
秋吉蓮「やめてんかぁ!響はん!すんまへん!響はんは、僕がでけん事を代わりにやってくれたんや!ここはこれからは、皆んな分け隔て無く!一緒に小さなことからコツコツと!やりまひょう!」
モンキーパークにて…海沿いの崖に、エースキラーに貼り付けにされたウルトラ兄弟見たいな御前崎の屍が…
ようそれ見て…ウルトラマンAの名場面やん!とツッコミ入れずに見る等々力。
等々力「めんどくさっ!」
坪井「でっ!なんやねん?」
等々力「シェルターに行くのええよ、しばきに行くのもええよでもガーって行ってバーってそれはよう分からんわ…」
カナエ「ちょっとしょうこさんもあっちにおるのに…そんなんあかんわ…」
等々力「ちょっと黙っといてんか!向こう側がどんなんか分からんのにガーって行っても危ないって。」
坪井「そんなん行ってみなわからんやんけ!」
等々力「やからあっちに医者がおらんって言ってたし交渉しに行こうって事!そん時にしばきたったらいいねん!」
カナエ「最低!」
埋葬も済んだシェルター…
秋吉蓮「はぁ…おかんに頼り…おかんのお願いも聞けず…情けない…」
響「こんな言葉ありますよ「弱い自分を認めれる人こそ強い人になれる。」」
秋吉蓮「偉人の言葉でっか?」
響「偉人ちゃいまんねん笑。」
弱いからだからこそ来未を逆に預かれると信じてお願いする事にした響。
次の日…
コンコン!来未の部屋に響が尋ねる。
昨日の今日でゴーレムに感染してる自分を殺しにきたんちゃうか?と思った来未は複雑な心境の来未。
響「昨日はごめんな…俺行くから行く前に言っときたくて。俺は間宮響!あんたと高校の同級生やってん…同じ弓道部で…こんなんなる前は俺は自動車の整備・アンタはお医者さんの研修医やってん。」
来未「医者…」
響「色々言っても意味わからんな…あんたが記憶が無くなる前に、一個約束して事覚えてる?覚えてないよなぁ…まぁーアンタの、ゴーレムを治す薬を福島の大学に取りに行く!絶対!来未を取り戻す。」そう言って響は、立ち去り…廊下で響父に何とも言えない顔をされながら…出て行った。
モンキーパークでは…完全に病んでるジアンがミンジュンの墓で坪井言葉が頭から離れない…
「アンタらのせいで何人死んでん!」
心配そうに見る桑田…
シェルターにしばきに行こうとする面々。
等々力の耳打ちでヒソヒソ話をする桑田。
桑田「アンタ…しばきに行くって言ってどっかで坪井をしばくんやろ?」ニヤリと等々力。
桑田「なんとなくアンタが分かってきたわ…それは任せたけどジアン先生がけっこう病んどる。」
等々力「むしろそれアンタが見てくれるか?」
坪井「ほな行くぞ!おっさんもや!」
甲本「俺も?…ハイハイ行きます。」
シェルターを出て福島に向かう響…色々と頼んだと熱く握手をする響と秋吉蓮…
それを一緒に見送るしょうこさんとユズキちゃん。
遠くから見守る響父…またイタタタ!とうずくまる…
響が行ったので早速来未の様子を見に行くと…
何かソワソワする…大事なもんが消えたようで…
それぞれがそれぞれの道を歩み出した…
響は、必ず戻る決意をし福島の大学を目指す!!
つづく…
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