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2022年06月13日

左ききのエレン/かっぴー・nifuni/ネタバレなし

こんにちは!
本日は、原作・かっぴーさん、作画・nifuniさんの「左ききのエレン」(少年ジャンプ+)を紹介します。

スパイファミリー、ゴリラ女子高生など最近はジャンプ+に掲載の漫画の記事ばかり書いている気がします。
でも、面白い作品に出会ってしまったら仕方ないですよね(?)

原作者のかっぴーさんによる本作の原作漫画もありますが、そちらは未読なのでジャンプ+バージョンのほうを紹介します。


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出典:「左ききのエレン」コミックス1巻より
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★あらすじ

広告代理店の若手デザイナーとして働く朝倉光一(あさくら こういち)。
高校時代は努力して美大を受験し合格、大学時代も努力して就活し、広告代理店へ内定する。
努力はするが才能はないので、凡人として扱われる。
そのため、自分が関わったコンペは通ったが、まだ力不足だと上司に判断され担当を外される。
落ち込んでいる光一は、高校時代を思い出す。
高校時代、とある美術館の壁にされた落書きを見た光一は、その絵を自分の100倍上手いと思い、誰が描いたのか気になる。
描いた人物は、光一と同じ高校の山岸エレン。
2人は絵を通して少し話した程度で、お互いのことをほとんど知らないが、社会人になった今でもエレンのことをライバルとして思い浮かべている。

大学卒業後の、光一のデザイナーとしての生活と、ニューヨークでのエレンの生活が主な話だが、高校や大学時代のエピソードも出てくる。

★ネタバレなし感想

最近の激推し漫画です。最初の6~7話くらいまでは1日か2日に1話のペースでゆるりと読んでいましたが、途中からハマり出してあっという間に最新話まで追いついてしまいました。

魔法やバトルなどの非現実な要素はなく、現実世界の話ですが、ジャンプ漫画王道のバトルシーンを読んでいるような気持ちになります。何回も。
光一はデザイナーですが、同じ広告代理店の先輩デザイナーや、モデル、カメラマンなどたくさんの天才に出会って刺激を受けていきます。
その天才たちの登場シーンや仕事ぶり、セリフといったいろいろな要素がバトルシーンのように感じます。

さきほど「ジャンプ漫画王道のバトルシーン」と書きましたが、王道と少し違うのは、光一の努力が必ずしも報われないというところです。
王道なら、天才に会って刺激を受けると主人公もレベルが上がるような描写になりそうですが、そういうわけでもありません。
ただ、報われないからといって救いがないわけではないので、読んでいて嫌な気持ちになりません。

また、主人公である光一のキャラが良い……!
よくも悪くも染まりやすく、例えば大学時代、のちに広告代理店で先輩となるデザイナーをOB訪問した際、その人に感化され、キャップを被ってタバコを吸うなんてばかみたいな真似をします。
このように学生時代〜社会人最初の方は、読んでいるこっちが恥ずかしくなるような発言や行動をしますが、だからといって嫌いになることはできない魅力があります。

準主人公のエレンも、とても魅力的です。
光一とは反対に絵の才能に溢れていて、周りからは天才だと思われていますが、彼女なりの苦悩があり、そことどう向き合っていくかが描かれています。

そんな「左ききのエレン」はジャンプ+で毎週土曜日に連載されています。
本編が休載ときは番外編でたまに数ページのおまけ漫画が掲載されるのですが、そちらも面白いです。
本編が緊迫しているシーンだとちょっとほっとする気持ちになります。

今日は月曜日。土曜日が待ち遠しいです。
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