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2022年03月07日

葬送のフリーレン/山田鐘人・アベツカサ/ネタバレなし

こんにちは。今回は、原作・山田鐘人さん、作画・アベツカサさんの「葬送のフリーレン」(週刊少年サンデー)を紹介します。

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出典:「葬送のフリーレン」コミックス1巻より
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★あらすじ
魔王を倒した「あと」の物語。
魔王を討伐するために、10年旅をした4人は勇者・ヒンメル、魔法使い・フリーレン、僧侶・ハイター、戦士・アイゼン。無事魔王を倒し、旅は終わった。旅が終わった50年後、勇者・ヒンメルは天寿を全うする。
フリーレンはエルフのためかなりの長寿で、人間とは時間の価値観が違う。
だが、ヒンメルの葬儀で涙を流し、人間の寿命は短いとわかっていたのになぜもっと知ろうとしなかったのかと悲しむ。
フリーレンは「人間を知る」旅に出ることにした。

★ネタバレなし感想
魔王を倒すために旅に出る漫画はありがちですが、第一話は既に魔王を倒して凱旋しているところから始まります。
しかもいかにもメインキャラであろうヒンメルも、第一話で寿命を迎えて亡くなります。
この第一話はとても衝撃的でした!
ヒンメルの出番はここで終了かと思いきや、フリーレンの記憶の中に思い出が残っていて、旅をするフリーレンは、ことあるごとにヒンメルのことを思い出してます。それはエピソードだったりセリフだったり、フリーレンが何かを決断するときなどに背中を押してくれるような役割を持っています。

ヒンメルは亡くなっているけれど、フリーレンの中で生きているかのような気持ちになります。
この、常にどこか物悲しい感じが、この漫画からは醸し出されていています。ベスト・オブ・エモ漫画。
でも、切ないだけではなくて、心が温まる描写や、ハラハラドキドキする戦闘シーン、くすっと笑えるギャグもあり、読んでいて飽きません。

魔法やダンジョン、魔族なども出てくるので、RPGの世界観が好きな人にもおすすめです!
宝箱(のふりをした偽物)にフリーレンがちょいちょい挟まっているところもツボ。

フリーレンやヒンメル以外にも、ハイター(彼も第二話で亡くなりますが、ヒンメル同様フリーレンの記憶によく出てきます)やアイゼン、フリーレンの弟子のフェルンなど、魅力的な登場人物がたくさん出てきます。
そんな仲間たちと自分も一緒に旅をしている気分にもなれる漫画です。

「サンデーうぇぶり」でも読めますので最初の一話だけでも読んでみてください
では、また次回!
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