鳳凰とは、中国神話の伝説の鳥で、
聖天子の納める平和な世の中に出現するといわれています。
この鳳凰は、軍鶏の姿に似ており、大棟に立ち、
長年の風雪に耐える形として、
この姿が理想だったのではないかと推察します。
そう考えると、凛として、威厳があるように見えてきます。
【作家コメント】
根付は江戸時代に盛んに造られ、現代に至ります。根付の魅力とは、
「掌の小宇宙」と称されますように、あらゆるものを、この掌に収まる
小さなもので表現できることだと思います。
仏さまに関わる様々なものを、根付として独自の表現をし、
面白いものを提供したいと考えております。
どうぞ、よろしくお願い申し上げます。
【根付とは】
江戸時代、巾着袋や印籠、煙草入れなどの持ち物を着物の帯に提げる際の
滑り止めとして紐の先端につけた留め具です。
様々な素材で意匠を凝らした作品が数多く作られました。
現在でも、江戸時代からの技術を継承した根付彫刻家によって
新しい時代の感覚を活かした作品が作られています。
※作品の象牙は全て財団法人自然環境保護センターにより管理登録されたものを使用しています。
象牙根付 鳳凰 鈴木鈴 作
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