2015年04月09日
【まほろ駅前多田便利軒】出演者・感想・完全ネタバレ
本日の映画紹介。
【まほろ駅前多田便利軒】
【出演者】
多田啓介:瑛太
行天春彦:松田龍平
ルル:片岡礼子
ハイシー:鈴木杏
三峯凪子(行天の元妻):本上まなみ
山下:柄本佑
由良(小学生):横山幸汰
シンちゃん(ルルの彼氏):松尾スズキ
星:高良健吾
〜〜〜Sponsords Link〜〜〜
【感想】
実力派若手?俳優2人のタッグ。
本当にうまいです。
役柄にあってる。
2人の掛け合いが最高に面白い作品です。
独特の世界観もそれを際立たせてます。
見ていて思ったのが、
「探偵はBarにいる」
と何か似た雰囲気を感じました。
松田くんの雰囲気なんですかね〜?
なんか松田くんの演技って、
引き込まれてしまいます。
「まほろ駅前狂騒曲」
も見てみたいと思わせる作品でした。
【あらすじ】(ネタバレあり)
〜冒頭のナレーション(英田)〜
「まほろ」は
東京都から神奈川県を突き出るようにある町だ。
都会ではないけど田舎ともいえない。
海から遠いが山間部ではない。
なぜか天気予報が大抵外れる。
この町には、人も物も流行も最後に流れ着く。
「まほろ」で生まれた人は、
「まほろ」から出て行かない。
まれに「まほろ」を出た人も、
いずれ「まほろ」に舞い戻る。
ゆりかごから墓場まで、ここで一生を過ごす。
今俺はまほろ駅前で便利屋をやっている。
けっこう真面目に・・・
まほろ駅から走って1分。
歩いて3分。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
期限を決めて犬を預かる便利屋多田。
震えるチワワを見て、動物病院へ電話する多田。
次の仕事は、バスの監視。
間引き運転していると言う依頼者。
「総本数は時刻表の通りです。」
そう言って仕事を終える多田。
車に戻るとチワワがいない・・・
探していると、チワワを抱いた行天がいた。
行天は中学校の同級生。
「タバコちょうだい。」
「これ多田の犬?」
「似合わないね〜」
「ああ。俺が誰だかわからない?」
多田は答えた。
「覚えてる。行天。」
中学校の美術の時間。
多田が謝って手を怪我させた相手だ。
多田は言う。
「バスもうないぞ。」
行天は言った。
「あんたの犬抱いてたから終バス見送った。」
多田は駅まで行天を送ることにした。
車内で行天は言う。
「今晩泊めてくれ。」
「こういう寒い日は小指が痛むんだ・・・」
一旦は泊めることを、断った多田。
しかし思い直して泊めることにした。
次の日、犬を返しに行く多田。
もちろん行天も一緒だった。
依頼主の家に着くが、誰もいない。
家の中をみて夜逃げしたことを知る。
中学時代とは違い良くしゃべる行天。
多田の生活について執拗に干渉する。
自分が離婚したことを伝える多田。
行天も離婚して、子供もいた。
近所の人に聞いて引越し先を知った多田。
引越し先に向かう。
この先どうするか迷う多田。
行天は1人でアパートへ向かう。
先生を名乗って訪問した。
そして娘をアパートの前まで連れてくる。
子供に対して、現実を教える行天。
多田は言う。
「飼っていたのはお母さんじゃないだろ。」
「キミがどうしたいか聞きたい。」
少女は優しい飼い主を探してと言う。
「チワワはひとまず決着。」
「次はお前だ。」
多田が言うが、行天は
「よし帰ろう。」
「じゃあ俺のことは捨てちゃうの?」
『年明け早々、行天とチワワが同居人となった』
数日後、家には大量の悪戯電話が・・・
原因は行天。
町中に「チワワ」譲りますの張り紙を貼っていた。
そのチラシをみて現れるルル。
チワワを譲るのを断る多田。
ルルはついでに部屋の戸の修理依頼をする。
修理しているとき、現れるルルの彼氏。
勘違いした彼氏は多田に襲い掛かる。
助ける行天。
あることに気付いていた行天は、
ルルの彼氏を押さえつけて言った。
「この男と別れるなら、チワワを譲る。」
「この男の目的はこれだろ。」
そう言って、部屋にあった白い粉を出す。
『それにしても行天。』
『俺たちの共同生活はいつまで続くんだ。』
〜そして半年後の6月〜
依頼は、塾が終わる時間に子供を迎えに行く仕事。
子供の名前は由良。
家では優等生の由良。
しかし迎えに行くと、逃げるし口も悪い由良。
「子供の前でタバコやめようとか、
そういう気遣いないわけ。」
多田は煙を吐きつけ言う。
「ないね。」
「美しい肺を煙で汚してしまえ。」
「それが生きるということだ。」
ある日多田は聞く。
「自分のガキにあったこと無いって言ったな?」
行天は答える。
「うん。種付けしただけだよ。」
そして話は、子供が見ているフランダースの犬に。
「親がいないって、何て素晴らしんだろうって。」
行天が言う言葉に、多田は聞き返す。
「ルーベンスの絵の前で死ぬ羽目になってもか?」
行天は答えた。
「あれはハッピーエンドでしょ。」
それを聞いて怒る多田。
「ふざけんなよ。」
「どうして子供が死んでハッピーエンドなんだよ。」
「お前も由良の母親もいい加減にしろよ。」
「子供には親の愛情が必要なんだよ。」
冷静に答える行天。
「でも、親の愛情なくて育つ子もいるよ。」
そんな毎日が続いたある日。
車が壊れてバスに乗った多田が見たのは、
バスに乗る由良が座席の下に白い粉を貼り付ける姿。
行天も由良の家で白い粉を見つけていた。
由良を問い詰める多田。
そのとき多田の車が襲われる。
「なんじゃこりゃ〜」
おびえた由良は多田の質問に答えた。
「公園で若い男とあった。」
「バスの座席に毎日砂糖を張るだけ。」
「50個と5000円渡された。」
そして多田と行天は黒幕を探す。
ルルの彼氏だった男を捜して、
その若い男の情報を入手した。
その若い男は多田が持っている、
白い粉を取り戻したい。
多田はそれを利用して言う。
弁当屋で海苔弁18個と鮭弁13個買えと・・・
弁当屋の近くで見張る多田と行天。
弁当を買いに来たのは、小学生の女の子2人。
結局若い男とは会えなかった。
その夜は由良を迎えに行く仕事の最期。
由良は2人に言った。
「フランダースの犬について考えてた。」
「親が最初からいないのと、
親に無視し続けられるのどっちがましか。」
多田は聞く。
「あのアニメは、ハッピーエンドだと思うか?」
由良は答える。
「思わないよ。だって死んじゃうから。」
多田も言う。
「俺も思わない。」
「死んだら全部終わりだからな〜。」
由良は聞く。
「生きていればやり直せるって言いたいの?」
多田は答えた。
「やり直せることはほとんど無い。」
「いくら期待しても、
お前の親がお前の望むかたちで、
愛してくれることはないと思う。」
「だけど誰かを愛することは出来る。」
「自分に与えられなかったものを、
お前は誰かに与えることが出来るんだ。」
「生きていれば、いつでも。」
『由良お前にはああ言ったけど、
俺はまだダメなんだ。』
『誰にも、何も与えることが出来ない・・・』
数日後。
多田は、バスの間引きを調べる仕事。
行天は犬のハナちゃんを見に来た、
元飼い主を連れてルルの家にいた。
多田は行天の実家を探す女性を見つけた。
そして声をかけた。
その女性と一緒にいる1人の少女。
それは元妻と子供であった。
元妻の用件は、
「もうお金を送らなくても良い。」
しかも、子供は人工授精でできた子。
元妻は同性愛者。
行天は事情を知った上で協力したのだ。
そして条件どおりに離婚した。
ある日行天の親から連絡が来ます。
子供を引き取りたいという内容でした。
行天は任せろといったきり連絡が取れない。
心配して行天の実家に来たのでした。
もうひとつの用件は、
「恐ろしいところに行かないで。」
それを聞いて多田は行天の元妻と分かれます。
一方行天は・・・
ルルの共同生活者ハイシーと買出し。
そこにハイシーのストーカー山下が・・・
助けようとする行天。
ハイシーの彼氏の真似をして、
山下をおびき寄せた・・・
そして山下をボコボコにした。
駅までハイシーを送った行天。
「しばらくまほろを離れてなさい。」
とハイシーを電車に乗せるのだった。
家に帰った多田。
そこには探していた若い男星。
星は言った。
「山下というおかしなやつがいる。」
「そいつが行天を追っている。」
「騒ぎが大きくなったら、消えてもらう。」
「山下とお前の相方に。」
多田は行天を探しに走った。
行天は包丁を持った山下に追われていた。
トイレに隠れた行天は見つかっていまう。
そして腹部を刺された。
倒れている行天を見つける多田。
〜それから3ヶ月過ぎ 10月〜
「おい。腹から煙出てるぞ。」
病院の屋上でタバコを吸う行天。
行天は多田に言う。
「帰っていいの?」
多田は、
「他に行くところないだろ。」
「行くぞ。仕事だ。」
そうしてゴミ置き場で働く2人。
そこに警察が現れる。
「山下のことで少し聞きたい。」
2人をつけていた警察。
「多田さんお子さんを亡くしてますよね?」
「山下は血のつながりの無い、
母親と2人暮らしてたんです。」
「どんな気持ちで捜索願出したんですかね?」
話を聞き流して帰った2人。
行天は多田に聞く。
「山下くん生きてるかな?」
「生きていたらお母さんとやり直せるかな?」
多田は怒った。
「ふざけるな。」
「お前を刺した相手を心配して。」
「お前は何も持ってないように振舞ってる。」
「でもお前は全て持っている。」
「心配する人も。血の繋がった子供も。」
行天は言った。
「そうかもしれないね。」
「俺も知りたいんだ。」
「人はどこまでやり直せるのか・・・」
そう言って家を出る行天。
追いかけた多田は、自分の過去を話す。
「俺子供がいた。」
「結婚してしばらくして、友達に聞いた。」
「彼女が浮気していると。」
「その直後に妊娠が分かった。」
「妻はあなたの子だと言った。」
「ふざけるなよと思ったが信じた。」
「悔しいけど、彼女と一緒にいることを選んだ。」
「生まれてくる子に責任はないと。」
「次第に彼女への憎しみが消えた。」
「生まれたときは本当に嬉しかった。」
「でも産後直後の彼女は言った。」
「DNA鑑定しようと。」
「頭が真っ白になった。」
「俺は生まれた子をただ愛してたんだ。」
「このままが良いと願ったよ。」
「でも・・・突然死んだ。」
「気づいたときはもう冷たかった。」
「そらから半年で別れた。」
それを来た行天は言う。
「何度も言われたと思うけど、俺も言うよ。」
「あんたは悪くない。」
「由良に言ったじゃないか。」
「生きていればチャンスはあるって。」
多田は言った。
「俺だって、許されたい。」
「彼女を許したい。忘れたい。」
「でも無理だ。」
「行天。朝になったら出て行ってくれないか?」
翌朝多田が起きると行天の姿はなかった。
〜それから2ヶ月後 12月〜
1人たたずむ多田のもとに警察が・・・
「山下見つかったんですよ。」
「生きていました。小指なかったけど。」
「多田さん。知っていること言えよ。」
「便利屋やって感謝されて。」
「人を助けても、自分を救うことは出来ないよ。」
「山下の母親泣いて喜んでたよ。」
「血の繋がりもないのに・・・」
そして年が明けた。
多田は年明け早々仕事をしていた。
バスの間引き調査。
その帰り・・・
犬の泣き声がして、バス停に行くと、
そこには行天が座っていた。
「バスもうないぞ。」
行天は答えた。
「うん。知ってる。」
「帰るぞ行天。」
「多田便利軒は只今アルバイト募集中です。」
(おわり)
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・☆馬の気持ち☆
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【まほろ駅前多田便利軒】
【出演者】
多田啓介:瑛太
行天春彦:松田龍平
ルル:片岡礼子
ハイシー:鈴木杏
三峯凪子(行天の元妻):本上まなみ
山下:柄本佑
由良(小学生):横山幸汰
シンちゃん(ルルの彼氏):松尾スズキ
星:高良健吾
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【感想】
実力派若手?俳優2人のタッグ。
本当にうまいです。
役柄にあってる。
2人の掛け合いが最高に面白い作品です。
独特の世界観もそれを際立たせてます。
見ていて思ったのが、
「探偵はBarにいる」
と何か似た雰囲気を感じました。
松田くんの雰囲気なんですかね〜?
なんか松田くんの演技って、
引き込まれてしまいます。
「まほろ駅前狂騒曲」
も見てみたいと思わせる作品でした。
【あらすじ】(ネタバレあり)
〜冒頭のナレーション(英田)〜
「まほろ」は
東京都から神奈川県を突き出るようにある町だ。
都会ではないけど田舎ともいえない。
海から遠いが山間部ではない。
なぜか天気予報が大抵外れる。
この町には、人も物も流行も最後に流れ着く。
「まほろ」で生まれた人は、
「まほろ」から出て行かない。
まれに「まほろ」を出た人も、
いずれ「まほろ」に舞い戻る。
ゆりかごから墓場まで、ここで一生を過ごす。
今俺はまほろ駅前で便利屋をやっている。
けっこう真面目に・・・
まほろ駅から走って1分。
歩いて3分。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
期限を決めて犬を預かる便利屋多田。
震えるチワワを見て、動物病院へ電話する多田。
次の仕事は、バスの監視。
間引き運転していると言う依頼者。
「総本数は時刻表の通りです。」
そう言って仕事を終える多田。
車に戻るとチワワがいない・・・
探していると、チワワを抱いた行天がいた。
行天は中学校の同級生。
「タバコちょうだい。」
「これ多田の犬?」
「似合わないね〜」
「ああ。俺が誰だかわからない?」
多田は答えた。
「覚えてる。行天。」
中学校の美術の時間。
多田が謝って手を怪我させた相手だ。
多田は言う。
「バスもうないぞ。」
行天は言った。
「あんたの犬抱いてたから終バス見送った。」
多田は駅まで行天を送ることにした。
車内で行天は言う。
「今晩泊めてくれ。」
「こういう寒い日は小指が痛むんだ・・・」
一旦は泊めることを、断った多田。
しかし思い直して泊めることにした。
次の日、犬を返しに行く多田。
もちろん行天も一緒だった。
依頼主の家に着くが、誰もいない。
家の中をみて夜逃げしたことを知る。
中学時代とは違い良くしゃべる行天。
多田の生活について執拗に干渉する。
自分が離婚したことを伝える多田。
行天も離婚して、子供もいた。
近所の人に聞いて引越し先を知った多田。
引越し先に向かう。
この先どうするか迷う多田。
行天は1人でアパートへ向かう。
先生を名乗って訪問した。
そして娘をアパートの前まで連れてくる。
子供に対して、現実を教える行天。
多田は言う。
「飼っていたのはお母さんじゃないだろ。」
「キミがどうしたいか聞きたい。」
少女は優しい飼い主を探してと言う。
「チワワはひとまず決着。」
「次はお前だ。」
多田が言うが、行天は
「よし帰ろう。」
「じゃあ俺のことは捨てちゃうの?」
『年明け早々、行天とチワワが同居人となった』
数日後、家には大量の悪戯電話が・・・
原因は行天。
町中に「チワワ」譲りますの張り紙を貼っていた。
そのチラシをみて現れるルル。
チワワを譲るのを断る多田。
ルルはついでに部屋の戸の修理依頼をする。
修理しているとき、現れるルルの彼氏。
勘違いした彼氏は多田に襲い掛かる。
助ける行天。
あることに気付いていた行天は、
ルルの彼氏を押さえつけて言った。
「この男と別れるなら、チワワを譲る。」
「この男の目的はこれだろ。」
そう言って、部屋にあった白い粉を出す。
『それにしても行天。』
『俺たちの共同生活はいつまで続くんだ。』
〜そして半年後の6月〜
依頼は、塾が終わる時間に子供を迎えに行く仕事。
子供の名前は由良。
家では優等生の由良。
しかし迎えに行くと、逃げるし口も悪い由良。
「子供の前でタバコやめようとか、
そういう気遣いないわけ。」
多田は煙を吐きつけ言う。
「ないね。」
「美しい肺を煙で汚してしまえ。」
「それが生きるということだ。」
ある日多田は聞く。
「自分のガキにあったこと無いって言ったな?」
行天は答える。
「うん。種付けしただけだよ。」
そして話は、子供が見ているフランダースの犬に。
「親がいないって、何て素晴らしんだろうって。」
行天が言う言葉に、多田は聞き返す。
「ルーベンスの絵の前で死ぬ羽目になってもか?」
行天は答えた。
「あれはハッピーエンドでしょ。」
それを聞いて怒る多田。
「ふざけんなよ。」
「どうして子供が死んでハッピーエンドなんだよ。」
「お前も由良の母親もいい加減にしろよ。」
「子供には親の愛情が必要なんだよ。」
冷静に答える行天。
「でも、親の愛情なくて育つ子もいるよ。」
そんな毎日が続いたある日。
車が壊れてバスに乗った多田が見たのは、
バスに乗る由良が座席の下に白い粉を貼り付ける姿。
行天も由良の家で白い粉を見つけていた。
由良を問い詰める多田。
そのとき多田の車が襲われる。
「なんじゃこりゃ〜」
おびえた由良は多田の質問に答えた。
「公園で若い男とあった。」
「バスの座席に毎日砂糖を張るだけ。」
「50個と5000円渡された。」
そして多田と行天は黒幕を探す。
ルルの彼氏だった男を捜して、
その若い男の情報を入手した。
その若い男は多田が持っている、
白い粉を取り戻したい。
多田はそれを利用して言う。
弁当屋で海苔弁18個と鮭弁13個買えと・・・
弁当屋の近くで見張る多田と行天。
弁当を買いに来たのは、小学生の女の子2人。
結局若い男とは会えなかった。
その夜は由良を迎えに行く仕事の最期。
由良は2人に言った。
「フランダースの犬について考えてた。」
「親が最初からいないのと、
親に無視し続けられるのどっちがましか。」
多田は聞く。
「あのアニメは、ハッピーエンドだと思うか?」
由良は答える。
「思わないよ。だって死んじゃうから。」
多田も言う。
「俺も思わない。」
「死んだら全部終わりだからな〜。」
由良は聞く。
「生きていればやり直せるって言いたいの?」
多田は答えた。
「やり直せることはほとんど無い。」
「いくら期待しても、
お前の親がお前の望むかたちで、
愛してくれることはないと思う。」
「だけど誰かを愛することは出来る。」
「自分に与えられなかったものを、
お前は誰かに与えることが出来るんだ。」
「生きていれば、いつでも。」
『由良お前にはああ言ったけど、
俺はまだダメなんだ。』
『誰にも、何も与えることが出来ない・・・』
数日後。
多田は、バスの間引きを調べる仕事。
行天は犬のハナちゃんを見に来た、
元飼い主を連れてルルの家にいた。
多田は行天の実家を探す女性を見つけた。
そして声をかけた。
その女性と一緒にいる1人の少女。
それは元妻と子供であった。
元妻の用件は、
「もうお金を送らなくても良い。」
しかも、子供は人工授精でできた子。
元妻は同性愛者。
行天は事情を知った上で協力したのだ。
そして条件どおりに離婚した。
ある日行天の親から連絡が来ます。
子供を引き取りたいという内容でした。
行天は任せろといったきり連絡が取れない。
心配して行天の実家に来たのでした。
もうひとつの用件は、
「恐ろしいところに行かないで。」
それを聞いて多田は行天の元妻と分かれます。
一方行天は・・・
ルルの共同生活者ハイシーと買出し。
そこにハイシーのストーカー山下が・・・
助けようとする行天。
ハイシーの彼氏の真似をして、
山下をおびき寄せた・・・
そして山下をボコボコにした。
駅までハイシーを送った行天。
「しばらくまほろを離れてなさい。」
とハイシーを電車に乗せるのだった。
家に帰った多田。
そこには探していた若い男星。
星は言った。
「山下というおかしなやつがいる。」
「そいつが行天を追っている。」
「騒ぎが大きくなったら、消えてもらう。」
「山下とお前の相方に。」
多田は行天を探しに走った。
行天は包丁を持った山下に追われていた。
トイレに隠れた行天は見つかっていまう。
そして腹部を刺された。
倒れている行天を見つける多田。
〜それから3ヶ月過ぎ 10月〜
「おい。腹から煙出てるぞ。」
病院の屋上でタバコを吸う行天。
行天は多田に言う。
「帰っていいの?」
多田は、
「他に行くところないだろ。」
「行くぞ。仕事だ。」
そうしてゴミ置き場で働く2人。
そこに警察が現れる。
「山下のことで少し聞きたい。」
2人をつけていた警察。
「多田さんお子さんを亡くしてますよね?」
「山下は血のつながりの無い、
母親と2人暮らしてたんです。」
「どんな気持ちで捜索願出したんですかね?」
話を聞き流して帰った2人。
行天は多田に聞く。
「山下くん生きてるかな?」
「生きていたらお母さんとやり直せるかな?」
多田は怒った。
「ふざけるな。」
「お前を刺した相手を心配して。」
「お前は何も持ってないように振舞ってる。」
「でもお前は全て持っている。」
「心配する人も。血の繋がった子供も。」
行天は言った。
「そうかもしれないね。」
「俺も知りたいんだ。」
「人はどこまでやり直せるのか・・・」
そう言って家を出る行天。
追いかけた多田は、自分の過去を話す。
「俺子供がいた。」
「結婚してしばらくして、友達に聞いた。」
「彼女が浮気していると。」
「その直後に妊娠が分かった。」
「妻はあなたの子だと言った。」
「ふざけるなよと思ったが信じた。」
「悔しいけど、彼女と一緒にいることを選んだ。」
「生まれてくる子に責任はないと。」
「次第に彼女への憎しみが消えた。」
「生まれたときは本当に嬉しかった。」
「でも産後直後の彼女は言った。」
「DNA鑑定しようと。」
「頭が真っ白になった。」
「俺は生まれた子をただ愛してたんだ。」
「このままが良いと願ったよ。」
「でも・・・突然死んだ。」
「気づいたときはもう冷たかった。」
「そらから半年で別れた。」
それを来た行天は言う。
「何度も言われたと思うけど、俺も言うよ。」
「あんたは悪くない。」
「由良に言ったじゃないか。」
「生きていればチャンスはあるって。」
多田は言った。
「俺だって、許されたい。」
「彼女を許したい。忘れたい。」
「でも無理だ。」
「行天。朝になったら出て行ってくれないか?」
翌朝多田が起きると行天の姿はなかった。
〜それから2ヶ月後 12月〜
1人たたずむ多田のもとに警察が・・・
「山下見つかったんですよ。」
「生きていました。小指なかったけど。」
「多田さん。知っていること言えよ。」
「便利屋やって感謝されて。」
「人を助けても、自分を救うことは出来ないよ。」
「山下の母親泣いて喜んでたよ。」
「血の繋がりもないのに・・・」
そして年が明けた。
多田は年明け早々仕事をしていた。
バスの間引き調査。
その帰り・・・
犬の泣き声がして、バス停に行くと、
そこには行天が座っていた。
「バスもうないぞ。」
行天は答えた。
「うん。知ってる。」
「帰るぞ行天。」
「多田便利軒は只今アルバイト募集中です。」
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