2015年04月04日
【かぐや姫の物語】出演者・感想・完全ネタバレ
本日の映画紹介。
【かぐや姫の物語】
【出演者】
かぐや姫:朝倉あき(幼少期:内田未来)
翁:地井武男・三宅裕司(特別出演)
媼:宮本信子
捨丸:高良健吾
女童:田畑智子
相模:高畑淳子
斎部秋田:立川志の輔
車持皇子:橋爪功
石作皇子:上川隆也
阿部右大臣:伊集院光
大伴大納言:宇崎竜童
石上中納言:古城環
御門:中村七之助
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【感想】
かぐや姫って昔から知っている。
そう思っていましたが、改めて見て感動しました。
オリジナルもありますが、
日本の昔話?をここまでリメイクするジブリ。
全部手書なんですね〜
何でも溢れる次代で、これだけ手書で作った作品。
忘れていたものを思い出させてくれる作品です。
監督の高畑さんは
「かぐや姫が月で犯した罪。」
「それが分かったので描けました。」
と言っています。
地球は穢れたところという月の人。
その地球に憧れを持ったかぐや姫。
「仏教の世界。」
悟りを開いたものだけが月にいける。
それを煩悩の世界に興味を持つかぐや姫。
かぐや姫の修行だったんですね!
とても深い世界観です。
私には分からない。
ただ凄い!
それだけです。
【あらすじ】(ネタバレあり)
昔ある山里に翁と媼が暮らしていました。
ある日、翁は光り輝くタケノコから姫を発見します。
その姫は瞬く間に赤子の姿へと変わるのでした。
天からの授かりものとして翁と媼に育てられます。
赤子は約半年余りで少女へと成長します。
近くに住む子供たちから「タケノコ」と呼ばれた少女。
大自然の中で自由奔放に育った少女。
子供たちが歌う曲を、昔から知っていた曲のように
歌いだし、涙を流すのでした。
翁はその後も竹を切ると共に金を発見します。
翁は天が姫を立派に育てよと命じていると感じ、
高貴な姫に育てようと、都に屋敷を借りるのでした。
翁は宮中から招いた女官の相模にしつけを頼みます。
遊んでばかりの姫ですが、習い事はきちんとこなし、
周りを驚かすことばかりです。
そして姫は「なよたけのかぐや姫」と名を与えられた。
かぐや姫の成人の宴の日。
招かれた客人が、翁を侮辱する。
それを我慢する翁を見て、屋敷を飛び出すかぐや姫。
全ての着物を脱ぎ捨て走るかぐや姫。
たどり着いたのは故郷の山里。
しかし山里にいた住人はどこにもいません。
そこで出会った男に言われます。
「木地師は10年はここには戻らない。」
雪景色の山を見たかぐや姫は、
「山は死んだのではないか」
と聞くが、その男は、
「木々は我慢しながら春の訪れを待っている」
と答えるのでした。
その後も山里を歩いたかぐや姫。
雪の中で倒れてしまいます。
気がつくと、屋敷に戻っていました。
それ以来、かぐや姫は遊ぶこともなく、
行儀よく振舞うようになりました。
次第にかぐや姫の評判は高まり、
交際したいという男が集まる日常となります。
そんな時現れたのは5人の皇族。
車持皇子、石作皇子、阿部右大臣、
大伴大納言、石上中納言
が揃って求婚に訪れたのであった。
それぞれの皇族たちは、
かぐや姫を宝物に例えてほめるのでした。
それに対してかぐや姫は、
自分を思う気持ちとしてその宝物を持参するよう、
5人の皇族に伝えるのでした。
それを聞いた皇族は呆然とし、
呆れた相模も屋敷を去ってしまいます。
こうしてかぐや姫の前を訪れる人はいなくなった。
喜んだかぐや姫。
屋敷の女中たちと花見に出かける。
しかし、そこでぶつかった子供。
その家族がかぐや姫を見て平伏す。
かぐや姫はその姿を見てショックを受けるのだった。
その帰りに盗みの疑いで追われる、
故郷の友人捨丸と偶然会うのであった。
しかし声をかけるかぐや姫を無視する捨丸。
かぐや姫はさらに悲しみ屋敷に戻る。
それから3年後。
以前追い返した皇族たちが現れる。
それぞれ約束した宝物を持参して・・・
しかし、その宝物は偽物ばかり。
ましてや石上中納言は、
宝物を得るためにが死んだことを知る。
かぐや姫は自らを責め、悲しむ。
そんな時に御門が現れる。
求婚に応じないかぐや姫に興味を持ったのだ。
屋敷に訪れた御門。
強引にかぐや姫を連れて行こうとするが、
かぐや姫はそれすら応じることはなかった。
御門は、しぶしび一時的に引き上げる。
かぐや姫は、それから毎晩月を見るようになった。
翁と媼が心配して理由を問います。
するとかぐや姫は泣き出し、
「私月には帰りたくない。」
「今月の15日には帰らなくてはなりません。」
「私は月からこの地におろされた者です。」
御門が訪ねてきたときに、
「ここにはいたくない。」
と月に願ったのが通じてしまったのです。
そして自分が何者なのかを気付いてしまったと。
そして小さな頃に歌った曲の意味を思い出し、
このまま月には帰りたくないと言うのでした。
翁と媼は天からの授かり者として、
命に代えて育ててきました。
そして、姫を守りきると心に誓う翁。
かぐや姫は媼に曲の意味を伝えます。
月で以前地上から戻ってきた天人が歌った曲。
「本当に待っているのならすぐにでも帰ってくる」
という意味をもつ曲だと。
そして、もう一度帰りたいと話すのでした。
それを聞いた媼は、
かぐや姫を故郷の山里へと向かわせます。
故郷の山里に着いたかぐや姫。
成長した捨丸や木地師たちが戻ってきていました。
捨丸と再会したかぐや姫。
ずっと帰って着たかったと言うかぐや姫。
そして
「捨丸兄ちゃんとなら幸せになれたかもしれない。」
捨丸はそれに対して、
「お前にこんな生活が出来るはずがない。」
かぐや姫は言う。
「なんてことない。生きている手ごたえがあれば。」
「でも遅すぎた。」
本心から言うかぐや姫を見て、
「逃げようここから。」
「俺が守るよ。」
そして着物を脱ぎ捨てたかぐや姫。
捨丸と逃げるのであった。
かぐや姫は月を目にする。
「もう少しだけここにいさせてください。」
そこで捨丸の記憶は途絶える・・・
目を覚ました捨丸は山里にいた。
夢だと思い込む捨丸。
かぐや姫は屋敷に戻っていました。
そして8月の15日。満月の夜。
月からの迎えがやってきます。
翁は武装してこれを迎え撃ちますが、
武装した兵士たちは突然眠ってしまいます。
かぐや姫も何かに取り付かれたように、
雲の上へ招き寄せられるのでした。
その時聞こえてきたのはあの曲。
翁と媼の声に気がついたかぐや姫。
忘れてしまう前にもう少し時間を下さい。
とお願いしたかぐや姫。
そして翁と媼に最後の別れを言います。
その姿を見た月の使者は、
「月に帰れば、この地の穢れが消えるでしょう。」
かぐや姫はそれに対して、
「穢れてなんかいない。」
と言って、翁と媼に別れを告げます。
そして月の使者一行と月に帰っていきます。
帰る際に地球を振り向くかぐや姫。
その目には涙が浮かんでいました。
(終わり)
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【かぐや姫の物語】
【出演者】
かぐや姫:朝倉あき(幼少期:内田未来)
翁:地井武男・三宅裕司(特別出演)
媼:宮本信子
捨丸:高良健吾
女童:田畑智子
相模:高畑淳子
斎部秋田:立川志の輔
車持皇子:橋爪功
石作皇子:上川隆也
阿部右大臣:伊集院光
大伴大納言:宇崎竜童
石上中納言:古城環
御門:中村七之助
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【感想】
かぐや姫って昔から知っている。
そう思っていましたが、改めて見て感動しました。
オリジナルもありますが、
日本の昔話?をここまでリメイクするジブリ。
全部手書なんですね〜
何でも溢れる次代で、これだけ手書で作った作品。
忘れていたものを思い出させてくれる作品です。
監督の高畑さんは
「かぐや姫が月で犯した罪。」
「それが分かったので描けました。」
と言っています。
地球は穢れたところという月の人。
その地球に憧れを持ったかぐや姫。
「仏教の世界。」
悟りを開いたものだけが月にいける。
それを煩悩の世界に興味を持つかぐや姫。
かぐや姫の修行だったんですね!
とても深い世界観です。
私には分からない。
ただ凄い!
それだけです。
【あらすじ】(ネタバレあり)
昔ある山里に翁と媼が暮らしていました。
ある日、翁は光り輝くタケノコから姫を発見します。
その姫は瞬く間に赤子の姿へと変わるのでした。
天からの授かりものとして翁と媼に育てられます。
赤子は約半年余りで少女へと成長します。
近くに住む子供たちから「タケノコ」と呼ばれた少女。
大自然の中で自由奔放に育った少女。
子供たちが歌う曲を、昔から知っていた曲のように
歌いだし、涙を流すのでした。
翁はその後も竹を切ると共に金を発見します。
翁は天が姫を立派に育てよと命じていると感じ、
高貴な姫に育てようと、都に屋敷を借りるのでした。
翁は宮中から招いた女官の相模にしつけを頼みます。
遊んでばかりの姫ですが、習い事はきちんとこなし、
周りを驚かすことばかりです。
そして姫は「なよたけのかぐや姫」と名を与えられた。
かぐや姫の成人の宴の日。
招かれた客人が、翁を侮辱する。
それを我慢する翁を見て、屋敷を飛び出すかぐや姫。
全ての着物を脱ぎ捨て走るかぐや姫。
たどり着いたのは故郷の山里。
しかし山里にいた住人はどこにもいません。
そこで出会った男に言われます。
「木地師は10年はここには戻らない。」
雪景色の山を見たかぐや姫は、
「山は死んだのではないか」
と聞くが、その男は、
「木々は我慢しながら春の訪れを待っている」
と答えるのでした。
その後も山里を歩いたかぐや姫。
雪の中で倒れてしまいます。
気がつくと、屋敷に戻っていました。
それ以来、かぐや姫は遊ぶこともなく、
行儀よく振舞うようになりました。
次第にかぐや姫の評判は高まり、
交際したいという男が集まる日常となります。
そんな時現れたのは5人の皇族。
車持皇子、石作皇子、阿部右大臣、
大伴大納言、石上中納言
が揃って求婚に訪れたのであった。
それぞれの皇族たちは、
かぐや姫を宝物に例えてほめるのでした。
それに対してかぐや姫は、
自分を思う気持ちとしてその宝物を持参するよう、
5人の皇族に伝えるのでした。
それを聞いた皇族は呆然とし、
呆れた相模も屋敷を去ってしまいます。
こうしてかぐや姫の前を訪れる人はいなくなった。
喜んだかぐや姫。
屋敷の女中たちと花見に出かける。
しかし、そこでぶつかった子供。
その家族がかぐや姫を見て平伏す。
かぐや姫はその姿を見てショックを受けるのだった。
その帰りに盗みの疑いで追われる、
故郷の友人捨丸と偶然会うのであった。
しかし声をかけるかぐや姫を無視する捨丸。
かぐや姫はさらに悲しみ屋敷に戻る。
それから3年後。
以前追い返した皇族たちが現れる。
それぞれ約束した宝物を持参して・・・
しかし、その宝物は偽物ばかり。
ましてや石上中納言は、
宝物を得るためにが死んだことを知る。
かぐや姫は自らを責め、悲しむ。
そんな時に御門が現れる。
求婚に応じないかぐや姫に興味を持ったのだ。
屋敷に訪れた御門。
強引にかぐや姫を連れて行こうとするが、
かぐや姫はそれすら応じることはなかった。
御門は、しぶしび一時的に引き上げる。
かぐや姫は、それから毎晩月を見るようになった。
翁と媼が心配して理由を問います。
するとかぐや姫は泣き出し、
「私月には帰りたくない。」
「今月の15日には帰らなくてはなりません。」
「私は月からこの地におろされた者です。」
御門が訪ねてきたときに、
「ここにはいたくない。」
と月に願ったのが通じてしまったのです。
そして自分が何者なのかを気付いてしまったと。
そして小さな頃に歌った曲の意味を思い出し、
このまま月には帰りたくないと言うのでした。
翁と媼は天からの授かり者として、
命に代えて育ててきました。
そして、姫を守りきると心に誓う翁。
かぐや姫は媼に曲の意味を伝えます。
月で以前地上から戻ってきた天人が歌った曲。
「本当に待っているのならすぐにでも帰ってくる」
という意味をもつ曲だと。
そして、もう一度帰りたいと話すのでした。
それを聞いた媼は、
かぐや姫を故郷の山里へと向かわせます。
故郷の山里に着いたかぐや姫。
成長した捨丸や木地師たちが戻ってきていました。
捨丸と再会したかぐや姫。
ずっと帰って着たかったと言うかぐや姫。
そして
「捨丸兄ちゃんとなら幸せになれたかもしれない。」
捨丸はそれに対して、
「お前にこんな生活が出来るはずがない。」
かぐや姫は言う。
「なんてことない。生きている手ごたえがあれば。」
「でも遅すぎた。」
本心から言うかぐや姫を見て、
「逃げようここから。」
「俺が守るよ。」
そして着物を脱ぎ捨てたかぐや姫。
捨丸と逃げるのであった。
かぐや姫は月を目にする。
「もう少しだけここにいさせてください。」
そこで捨丸の記憶は途絶える・・・
目を覚ました捨丸は山里にいた。
夢だと思い込む捨丸。
かぐや姫は屋敷に戻っていました。
そして8月の15日。満月の夜。
月からの迎えがやってきます。
翁は武装してこれを迎え撃ちますが、
武装した兵士たちは突然眠ってしまいます。
かぐや姫も何かに取り付かれたように、
雲の上へ招き寄せられるのでした。
その時聞こえてきたのはあの曲。
翁と媼の声に気がついたかぐや姫。
忘れてしまう前にもう少し時間を下さい。
とお願いしたかぐや姫。
そして翁と媼に最後の別れを言います。
その姿を見た月の使者は、
「月に帰れば、この地の穢れが消えるでしょう。」
かぐや姫はそれに対して、
「穢れてなんかいない。」
と言って、翁と媼に別れを告げます。
そして月の使者一行と月に帰っていきます。
帰る際に地球を振り向くかぐや姫。
その目には涙が浮かんでいました。
(終わり)
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