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自閉症の子が歯磨きをすぐやめる理由

2017年06月04日

自閉症の子が歯磨きをすぐやめる理由

自閉症の子が歯磨きをすぐやめる理由



提案 イメージ4.jpg


【この記事を3行で要約】

歯磨きをやめちゃう…。
「特徴的な行動」から
ヒントを探す



目 次

 1. 自閉症の歴史について 
 2. 自閉症を特徴づける行動的症状 
 3. 想像力とこだわりの障害 
 4. その他の障害 






自閉症の歴史について



自閉症 - Wikipedia
1940年代、発見。1960年代、原因は後天性ではなく先天性のものという説を発表。日本では、専門家を除いて、1980年代まで心理的ストレスにより自閉症になると信じられていた。




1943年
自閉症に関する最初の報告「情動的交流の自閉的障害」(アメリカ 精神科医カナー)

1944年
「自閉性精神病質」(オーストラリア 小児科医アスペルガー)




【この頃は、自閉症は後天的な原因によるものと思われていた】
【この頃は、親の育て方、愛情不足、スキンシップ不足が原因と思われていた】
【この頃は、後天的になった統合失調症の一種と思われていた】



時代のせいとはいえ
このときの母親、父親が
「育て方が悪い」「愛情不足」などと
周りから非難を受けながら


自閉症のわが子を育てたかと思うと
涙が出ます。


1960年代後半
先天性の脳機能障害説を発表(イギリス 子供精神医・児童心理学者ラター)


【これ以降は、基本的に自閉症は先天性の脳機能障害であるとされる】


自閉症を特徴づける行動的症状


参考文献


自閉症を特徴づける行動的症状は

@ 社会性の障害
A コミュニケーションの障害
B 想像力とこだわりの障害
C その他の障害

の4つに分類して、まとめることができる。



「歯磨き」という日常動作を
学習する上で
主に関連するのは

この中で
BとCであろう。


そこで、関連する行動的症状について
さらに詳しく述べていきたい。


想像力とこだわりの障害


上記のB 「想像力とこだわりの障害」の主な例

特徴的な行動や様子の例です。
・ 想像力が必要な遊びをしない(ごっこ遊び、見立て遊びなど)
・ パターン的な遊び(ある本人なりのルールに従って具体物をきれいに並べる)
・ 収集する遊び(特定の物を集める)
・ こだわり(自分なりの手順、スケジュール、ものの配置が変更されることを嫌う)
・ 限定された興味他への低い興味
・ 常同行動(または自己刺激行動)「フラッピング→手をヒラヒラ」「ロッキング→体をユラユラ」


歯磨きの学習を始める時に

どういった動作をするのか?
どのような順番で進めるの?
どうすれば完了なのか?

曖昧な言葉の指示だけではわかりにくいと思われます。


「想像して」取り組むことは

難しさが伴う。





自分なりの手順に強い「こだわり」をもつ場合や

いつものパターンが崩されることを嫌う場合もあります。

「こだわり」をもつ行動や「パターン」の行動は
それ自体を悪いものと決めつけてはいけません。

本人にとっても、周りにとっても
望ましい行動であれば、
いつも規則正しく取り組むことに
よい評判を受けるケースが多いです。


望ましくない行動でしたら、
習慣化する前に
正しい方法に修正してあげましょう。

修正には、支援者の粘り強い姿勢が必要かもしれません。



「間違った方法で
許された(見逃された)」

「やらなくても
許された(見逃された)」

こんな経験を重ねることは
注意しましょう。



そもそも誤学習を
避けることが


自閉症児と関わる支援者にとって
大事といえます。


その他の障害


上記のC 「その他の障害」の主な例

特徴的な行動や様子の例です。 
・ 感覚の異常(視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚における敏感性、または鈍感性)
・ パニック
・ 多動
・ 注意の問題(注意が散漫かつ持続しない場合がある)
・ 行動障害(自傷行為、攻撃的行為、破壊行為、異食など)


歯磨きでは
直接、自分の口内に
歯ブラシや歯磨き粉を触れさせます。

「感覚の過敏性、または鈍感性」が
あった場合

痛い(触覚)
くすぐったい(触覚)
にがい、からい、すっぱい、まずい(味覚)
など


私達が感じる以上の
不快感を感じているかもしれません。


関連記事
NHKのガチ!「発達障害プロジェクト」の反響|広がる当事者の声

発達障害の感覚過敏について、NHKが放送したことのレビューなど





我慢できないほどの
刺激があり
やめている場合が
あるかもしれませんね。

そして大切なのが
どの感覚の異常が
歯磨きでマイナス条件になっているのか

見極めることです。


例えば、
味覚の過敏性により
歯磨きの味が我慢できないのでしたら
味を変えるだけで解決するかもしれません。





「注意力」が「散漫で持続しない」
という
行動的症状が妨げになっている場合もあります。

歯磨きという活動は細かい作業です。

退屈で、楽しくない活動と思う人も多いです。


そのような様子が見られましたら、
活動を分かりやすく示したり、
意欲を高めたりするような、
何らかの工夫が必要ではないでしょうか。



以上、一般的な特徴的な行動から

原因となりそうな点を

探ってみました。

ヒントになる部分があったら幸いです


自閉症や発達障害児へ歯磨きについて、

具体的なノウハウが知りたい人は、

過去に書いた記事が参考になります。

下の関連記事にリンクを貼っておきますね


関連記事
自閉症や発達障害児の歯磨き|やり方と体験談【まとめ】

自閉症や発達障害児へ歯磨きの方法を教えたい人は必見!実際の場面で使えるノウハウはもちろん、裏技や体験談も載っているまとめ記事です。



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