競馬blog 相対性ラップタイム理論

将来を期待出来るくらいのパフォーマンスはみせてくれました

ラスト1ハロンもほとんどペースが落ちないレースです 切れ味も必要ですが なにより直線を向いた段階で差し切れる位置取りをしていることが重要になります

想像していた以上にスローになりました…。 秋天、アルゼンチンであれだけ叩かれても騎手達はここまでスローに落とすのかと思いました…。 まぁ1番の問題は自身にとって勝ち目の無いスローにまで落とし込まれても 道中まったく仕掛けていかなかった人気有力馬に乗っていた騎手だとは思いますが…。 動くべき馬が動かない→他馬にとってはチャンス となり、直線だけの競馬になりました こうなると、こういう追走で脚を使わされないと直線で良い脚を使える傾向にある種牡馬..

もっとも極端な展開になることの多いレースなので その最たるレースと言える09年からのレースデータを載せてみました 大逃げした2頭がそのまま逃げ残っちゃったり(3番手で馬をヨーロッパペースで走らせていたスミヨン騎手がやばすぎました) 直線だけの差し比べになったり…。 今年は逃げそうな馬に大逃げしたりドスローに落とし込もうとしようとしたりする騎手は乗っていないので スロー気味からの切れ味勝負になるのかな と考えています

端的に言うと中距離馬の『切れ』が物を言う菊花賞でした 前半1000mは59.9秒 長距離馬には追走がきついペースですが中距離馬にはほどよいペース 中盤1000mは1:04.5秒 中距離馬でも3000mを走りきるのに十分なほどペースが落ち スタミナを温存出来た上に息も入るという絶好の展開に 残り1400m地点からジワジワとペースが上がり 直線を向いてからのラストスパート ラスト1Fも11.6秒とかなりの切れが問われ ジャパンカップや..

菊花賞　サラ系3歳オープン(G1)　馬齢戦 向正面発走なのでスタートはゆったりとしていますが ほぼ毎年1周目の正面スタンド前でペースが上がります ゴールが近いと考えて反応してしまうある意味頭の良い馬もいるでしょうし なにより大声援がそうさせているのでしょう ゴール板を過ぎ1〜2コーナーにさしかかる頃にはペースはいったん落ち着きます ふたたびレースが動くのは向正面の直線で 毎年確実にジワリとペースが上がります そこから丘を下りながらジワジワと..

勝負どころから11秒台中盤のラップが並ぶという 小回りコースでの切れが問われるレースでした 高いコーナーリング性能が問われました 前哨戦の紫苑ステークスとは真逆の流れで 12秒台のラップが並ぶ持続ラップが得意な1番人気のビッシュには辛い展開でした 勝ったヴィブロスにとっては最高にむいた展開だったと思います 全姉ヴィルシーナがレースでみせた最高のパフォーマンスは 名牝ジェンティルドンナをハナ差まで追い詰めた秋華賞だったと私は思っています..

秋華賞　サラ系3歳オープン(G1)　牝馬限定　馬齢戦 スタンド前発走のため、毎回逃げ馬が暴走します 大逃げした暴走逃げ馬を最後の直線でつかまえるレースです 暴走馬が刻むラップなので、レースラップからは判断し辛いですが 勝つためには小回りコースでもしっかりと加速したうえでの決め手が必要となります 中距離での決め手を持った馬から買うべきではあるんですが 見た目からも、小回りでの加速で『おッ！』とお思わされた馬や 遅いラップの部分で他馬と違う伸び脚..

コーナーごとにペースが緩んで最後は直線を向いての上がり勝負の競馬となりました キタサンはこの上がりを問われる流れでもしっかり勝てた事は非常に大きいです 有馬ではもちろん本命にするつもりでしたが ジャパンカップも早目にしかけて昨年のような流れに引き込んでしまえば勝ち負け出来るかと たのしみです！！

京都大賞典　サラ系3歳以上オープン(G2)　別定 開幕週におこなわれるためスピードの基礎能力が求められるレースです 基本的には直線を向いてからスパートといった展開が多いですが スパート開始まで速い流れでも余力を残せるだけの 走行スピード能力 追走スピード能力 が必要です 2400m戦ですが他の2400m戦よりスタミナを問われず よりスピード能力を求められるレースであると言えます