2014年09月01日
Review28. 失敗に学ぶ 訪問リハ 裏御法度!
キーワード
:訪問リハビリ 接遇面の注意点 クレーム事例
この書籍は、
訪問リハビリテーションの領域に関して、
「 リハビリの知識や技術以外にも、
何か気をつけることはないか? 」
「 失敗事例などがまとまった書籍はないか? 」
などと
探していた時にみつけた書籍です。
この書籍は、
一度でも訪問リハビリに
従事されたことがある方が読まれると、
おそらく、
「 あるある... 」
と
うなずいてしまうようなことが
まとまっているように思います。
この書籍の内容としては、
実例に対して、
・ 接遇編
・ 一般常識編
・ 連携編
・ プログラム編
・ 訪問リハビリテクニック編
・ リスク管理編
・ 知識不足編
などとカテゴライズされており、
さらに、
・(実例の)内容
・ 原因
・ 対応
・ 結果
・ 解説
と記述されています。
実践的な内容であり、
どの事例も
参考にさせていただきました。
まだ、
訪問リハビリ領域に
関わったことがない方にとっては、
事前勉強や、
日々の業務などの、
リハビリの知識以外に目を向ける
きっかけとなるのではないかと思います。
現在、
訪問領域に関わられている方にとっては、
「 接遇面 」
の注意事項を学ぶケーススタディとしての活用や、
実践での対応方法のシミュレーション、
日々の事柄を
省みることにも活用できるのではなかいと思います。
また、
管理職の方にとっては、
運営システムを構築する上で、
紹介されているような事例の失敗を回避する
ルーティンシステムや、
勉強会などを検討する上で、
参考になるのではないかと思います。
クレームや失敗の本質について考えていくと、
この書籍の、
「
第3章 座談会 ー失敗を考えるー」
のページに
その本質を
書いていただいているように感じました。
対人関係のクレームに関して、
経験を通して
感じることとしては、
「 相手の背景・状況に対する認識・配慮不足 」
に集約されてくるのではないか?
と感じます。
・「 リハビリテーション 」、
「 サービス 」、「 時間 」の定義に対する認識の違い
・ 経験値、環境の違いによる
「 当たり前 」「 価値観 」に対する認識の違い
といった認識の違いなどを、
関わらせていただく中で、
言語・非言語コミュニケーションを通し、
確認し、配慮できる視点も
大切なのではないかと感じます。
ただクレームがあった際でも、
お互いの認識のギャップを埋め合わせる
きっかけと捉えてみると、
そこからは
多くの、
新しい気づきを
えられるのではないかと思います。
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posted by RehaBookReview at 17:35
| 書評: 訪問リハビリ