幼い頃に通っていた書道教室で、中学生なのか高校生なのかわかりませんが、大きくなった自分が書道を習っている夢を見ました。「もう学年も上がってきたから、この次が最後の書道の日だ。今までお世話になりました、と伝えよう。」と思いながら、文字を書いていました。次の瞬間、目が覚めたらそれまで何の字を書いていたのか、何という言葉だったかは忘れてしまいました。四文字だったこと、食偏を書いたこと、右払いのある文字が右下だったことなどは断片的に覚えているのですが、そこから先が霞がかかったようで、全く思い出せません。左隣には一緒に通っていた友達がいましたが、手元だけで顔は思い出せません。書道教室の景色は、子どもの頃と全く同じで、床に敷かれた臙脂色に近いカーペットや壁に作品が貼られていることなどはわかるのですが、肝心なことはよくわかりません。何が肝心なのかもわかりませんが。夢の後半、顔を見上げると立っている先生の顔が見えました。実際に教わっていたときの姿というより、大人になってから見かけて挨拶をしたときの姿だったと思います。
夢というのは得てしてこういうものですが、不意に子どもの頃の一場面が切り取られて、急に目の前にやってきます。このまま二度と思い出さないかもしれないと思ったので、こうして記録に残してみました。今度、実家に帰ったら、書道教室があった場所を歩いてみたいものです。
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