2020年06月05日
やっぱり分からん、個人事業主って何?
会社を作って、一人で仕事している人は個人事業主ではありません。
こんな質問をされた。
「個人事業主というのは、個人で起業して事業をしている人のことですよね。俺はグラフィック・デザイナーのフリーランスだから、個人事業主じゃないですよね」
違います。
ポイントは事業の仕方です。おそらく、法人と個人がごっちゃになっています。
個人が、一人で会社(法人)を作って事業をした場合、儲けはすべて会社のもので、その個人は会社から給料(役員報酬)をもらうことになります。その個人は個人事業主ではなく、作った会社からサラリー(給料)をもらうサラリーマン(社長だけど)になります。
「じゃあ、持続化給付金100万円はもらえないの?」
いえ、会社(法人)が200万円もらえます。
「じゃあ、そっちの方が得じゃん」
はい。一人で会社を作って、一人で仕事をしている、いわゆる一人社長はたくさんいます。一人社長の場合、個人も会社も同じサイフに思えるかもしれませんが、そこは明確に分けなければいけません。あくまで会社が200万円もらえます。それをどう活用するかは社長に委ねられています。
フリーランスと個人事業主は同じ。
「じゃあ、個人事業主って何よ」
会社(法人)を作らずに、個人で仕事をし、クライアントからギャラ(報酬)をもらっている人は個人事業主です。
「じゃあ、俺は?」
個人事業主です。フリーランスと個人事業主は同じです。個人事業主という言葉のイメージから、個人が会社を作って起業している人と思い違いしているようです。
確定申告する際に、収入を事業所得として申告していると思います。それが、個人事業主です。個人事業主の中には、収入を雑所得や給与所得として申告している人もいるようです。
「なんで?」
ミュージシャンなどの中には、始めに税務相談した際に、税務署からそう指示されてようです。その人たちも持続化給付金の対象になるようになりました。
もろもろ、理解できましたか?
「また、質問します」
Take it easy!
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