2022年02月09日
【語呂合わせ】PETの検出器
PET
PETとは,positron emission tomography (陽電子放出断層撮影) の略です.
放射能を含む薬剤を用いる核医学検査の一種です.
放射性薬剤を体内に投与し,その分析を特殊なカメラでとらえて画像化します.
PET検査では,全身を一度に調べることが出来ます.
核医学検査は,使用する薬によりさまざまな目的に利用されていますが,現在PET検査といえば大半がブドウ糖代謝の指標となる18F-FDGというくすりを用いた"FDG-PET検査"です.
CT検査などでは形の異常を診るのに対し,PET検査では,ブドウ糖代謝などの機能から異常をみます.
臓器のかたちだけで判断がつかないときに,機能をみることで診断の精度を上げることができます.
PET検査は,通常がんや炎症の病巣を調べたり,腫瘍の大きさや場所の特定,良性・悪性の区別,転移状況や治療効果の判定,再発の診断などに利用されています.
アルツハイマー病やてんかん,心筋梗塞を調べるのにも使われています.
(国立国際医療研究センター病院 PET-CTとは 引用)
(さいたまセントラルクリニック PET/CTとは 引用)
PETの検出器
国家試験頻出のPETの検出器はこちらです.
・BGO
・LSO
・GSO
・NaI
PETの検出器の実効原子番号,密度,発光量,光の減衰時間,エネルギー分解能の大きさの順序が国家試験では頻出です.
意味を理解するよりも覚えた方が早いと思いますので,語呂合わせをお勧めします!
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PETの検出器 語呂合わせ
・実効原子番号:BGO>LSO>GSO>NaI
「ブルーがない原子」
↓
「ブ(BGO)ル(LSO)ーが(GSO)ない(NaI)原子(実効原子番号)」
・密度:LSO>BGO>GSO>NaI
「ロビンが内密で会う」
↓
「ロ(LSO)ビ(BGO)ンが(GSO)内(NaI)密(密度)で会う」
・発光量:NaI>LSO>GSO>BGO
「ナルガクルガ光る」
↓
「ナ(NaI)ル(LSO)ガ(GSO)クルガ光る(発光量)」
・光の減衰時間:BGO>NaI>GSO>LSO
「光源氏がぶんなぐり」
↓
「光源氏(光の減衰時間)がぶ(BGO)んな(NaI)ぐ(GSO)り(LSO)」
・エネルギー分解能:BGO>LSO>NaI=GSO
「ブルーなエネルギー」
↓
「ブ(BGO)ルー(LSO)な(NaI)エネルギー(エネルギー分解能)」
※エネルギー分解能は数値が小さいほど性能が高い
国家試験からの出題
(第67回 am27引用)
わかりますか?
答えは...
4,5です!
いかがでしょうか!
ではまた次回っ!
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