第166回直木賞に
今村翔吾さん
米澤穂信さんお二方が受賞
今村翔吾さん【塞王の楯】
米澤穂信さん【黒牢城】
今村翔吾さんは京都生まれ
17年「火喰鳥 羽州ぼろ鳶組」でデビュー
20年に「八本の槍」で吉川英治文学新人賞
「じんかん」で山田風太郎賞、直木賞は3度目の
候補で受賞となった
受賞作【塞王の楯】は城の石垣を組む石工集団の
若者の物語。関ケ原の戦いを控えた攻城戦で
堅牢な石垣と強力な大砲とのせめぎ合いを通し
人はなぜ戦うのかに迫っています
今村作品は職人達との戦いと言う独創的な
テーマで見事なエンターテインメントに
なっております
米澤穂信さんは岐阜県生まれ
2001年に「氷菓」でデビュー
「折れた竜骨」で日本推理作家協会賞
「満額」で山本周五郎賞
直木賞は3度目の候補で受賞
受賞作【黒牢城】は織田信長に反旗を
翻した武将荒木村重を巡る歴史ミステリー
村重は土牢に幽閉した黒田官兵衛の
示唆を頼りに籠城中に起きた
怪事件に挑む
米澤作品は戦国時代と籠城戦が背景の
上質はミステリーセリフもうまいと評
浅田次郎選考委員の方々は
今村作品・米澤作品を、このように
評されております
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