カンヌ映画祭作品賞。モンスターペアレンツを題材にしつつ、怪物とはいったい誰なのか、少年たちのカード遊び『怪物誰だ?』を絡めながら展開。モンスターペアレンツのシングルマザー、いろいろやろうとすることが空回りする担任教師、教師と付き合っていたがものの週刊誌ざた(?)になり徐々に彼から離れていくガールズバーの女性、担任教師の言い分を抑えようとする他の教師、いい先生と親に思われているが実はひどい去年の担任教師、孫を車でひいたものの新聞沙汰になるのを恐れて夫に罪をかぶってもらった校長、自分や親友を守るために母親に真実を言えない少年、同級生にいじめられていて父親からも虐待されている親友、アル中気味でこっそり虐待をしている親友の父親、遊び感覚で少年の親友をイジメる同級生の男子、見て見ぬふりの同級生の女子たち・・・見ていて辛い。誤解や辛さが積み重なって物語が進んでいくが、真実を知っているのは映画を見ている私達だけ、というのがすごい感覚の映画。
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