2011年06月15日
本さえあれば幸せ

うっぷん晴らしに図書館へ出かけ、骨董の写真が載っている本などをつくづくと眺めたり、今出ている文藝春秋をめくったり、古本周辺について書かれた本の書棚の前で何冊か手にとって拾い読みしたり。
きのう、秋草さんは余った時間に骨董屋さんに寄りこみご主人と話しこみました。いつかは自分がすきだと思う物の傍で、好きな本を読みながら日々を過ごせる生活がしたいね、という希望をご主人ももっていることがわかり、おおいに共感しました。秋草さんは、好きな椅子はすでに持っています。そこで、手元を照らす灯りを、なにか骨董で探したいと思っています。柄杓をリメイクしたのかと思いこんでいたアルミのような素材の笠がついた卓上灯なんか、ちょっと気になっています。大森界隈には骨董屋さんが見あたりません。どこかあるとうれしいんだけど。きのう寄ったのは雪が谷大塚にあるお店です。
文藝春秋は、吉村昭氏の三陸沖地震の記事が出ていたので、そこをちょっと。そういう著作があることを知り、また、『わたしの流儀』などのエッセイを読んで気持ちよかったので。名刺に「作家」と書くのをおこがましく感じる感性、いいです。人間そうありたいものです。昭和2年生まれの人たち、最近減りました。
出久根達郎氏の新しい本がはいっていました。『古本屋歳時記』。集団就職した当時の職安の人が優しかった話、泣けました。心のこもった仕事が認められる世の中っていいな、と思います。

未央柳、美しい。

格子戸のある家・・「格子」じゃないか


フルーツメール
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image