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posted by fanblog

2015年10月19日

鍾馗伏魔:雪妖魔霊

中国映画「鍾馗伏魔:雪妖魔霊」は日本でも神楽や伝説でおなじみの鍾馗様のお話しをベースにアレンジし、李冰冰(リー・ビンビン)が演じる雪の妖怪とのラブロマンスを付け足したというヘンテコな映画。日本では「魔界戦記ー雪の精と闇のクリスタル」という題名で売り出されている。

钟馗

鍾馗様というのはもともと道教の神で、厄除けの神として中国と日本で敬われてきた。このもともとの鍾馗のエピソードというのは、唐の玄宗皇帝が病気になり鐘馗の夢を見たことから始まる。皇帝は夢の中で大きな悪魔が疫病の鬼を食っているのを目にし、悪魔に名前を尋ねると悪魔は鍾馗と名乗った。鐘馗はもともと人間だったが殿試という科挙の最終段階に行われる皇帝の面接試験に容貌が悪いという理由で落とされたことを苦に自殺した男だった。皇帝は話を聞いてこの自殺した男を丁寧に埋葬したので、その恩返しに皇帝を病気にしている鬼を退治しに来たというのだ。皇帝は夢から覚めると病気が治っていたため、この鍾馗の絵を魔除けとするようになったという。下は日本で節句の時に飾る鍾馗の絵。

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映画ではこの鍾馗の伝説の続きを描く。鍾馗は死んだところを張道仙という仙人により生き返らされ魔物や妖怪退治を始める。しかし鍾馗は生き返ったときに実は人間の姿をした悪魔となっており、危険が迫るとデビルマンのように悪魔に変身してしまう。しかも仙人は彼を利用して魔界の征服をたくらむ悪者で、途中でそれに気づいた鍾馗は恋人となった雪の妖怪と魔界の王となった仙人に戦いを挑むというかなり無理のある展開。

鍾馗の恋人となる雪の妖怪は「アナと雪の女王」の雪の女王のような力を持っており日本の昔話でいう雪女なのだが、この妖怪とのラブロマンスがまた取ってつけたような強引さであまり必然性を感じさせない。

結論を言えば映画「鍾馗伏魔:雪妖魔霊」は「デビルマン」と「雪女」を強引に足して、それを中国古代風にアレンジしたという無理なストーリー展開が胸を痛くさせる映画だ。また戦闘シーンなど鍾馗が悪魔に変身した後を最新鋭の3Dアニメで表現しており、宇多田ヒカルの元旦那の紀里谷和明の映画「キャシャーン」のような映像で見せるから目がチカチカする。

また鐘馗と張道仙の戦闘シーンで、鐘馗が力任せに張道仙をこれでもかとぺしゃんこになるまで壁に打ち付けるのだが、いくらなんでもやりすぎである。また張道仙もぺしゃんこにされても、すぐにふくらんで元に戻るあたりがあまりにもご都合主義すぎる。アニメならまだしも、実写でこの表現方法はないだろう。

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タグ:中国 映画
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