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ぱこす
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2012年02月29日
仙台の電波塔
今日、東京スカイツリーが完成したそうだ。

日本の技術力、企画力も、
まだまだ世界の最先端を行く。


仙台にも電波塔はある。

新幹線で東京から戻ってくると、
白石蔵王駅を過ぎたところから
長・短、いくつかのトンネルをくぐる。

超高速の轟音が壁に反響し、
長距離ランナーのラストスパートといった感じだ。

(もちろん、仙台から先は、新青森駅まで延長されたが)


最後の長いトンネルを抜けると、
左手の丘の上に、電波塔がいきなり見えてくる。

ああ、やっと仙台に戻ってきた、という気持ちになる。

(はやぶさ号、はやて・こまち号では、
 1時間40分以内に着いてしまうが)


そして新幹線は、ぐるっと左に廻り込み、
駅に向かって減速し始める。

東北本線・長町駅手前あたりで車内放送が流れ、
乗客の降車の準備が始まる。


さて、仙台の電波塔の話だったが、

大年寺山(だいねんじやま)の3塔は、
新幹線から見て、一瞬1本に重なって見える。

電波が干渉しない距離で、ほぼ直線上に並んでいる。


大年寺山には、
宮城テレビ、
NHK・東北放送(地上波デジタル)・東日本放送の共同、
仙台放送・DateFMの共同
の3塔が建つ。

八木山には、
この3月で終了する東北放送のアナログ波を送信する1塔が建つ。

(東日本大震災被災の3県では、今、地デジカが活躍中だ)


これらのうちの何塔かは、夜、ライトアップされたりしている。


このほかにも、東仙台にNHK・AMラジオの電波塔があり、
見たことはないが、荒井の方にも東北放送のラジオ塔が、
田んぼの中にあるらしい。


なぜ東京タワーのように一つにまとまらなかったのか、
初めて仙台に来たとき、そう思った。

分散して冗長性があった方が、
もしものときにはいいのかもしれない。

電波塔オタクの人には、色々あった方が嬉しいだろう。


NHKや日本のメーカーのおかげで、
放送技術は格段に進歩した。

しかし、

地デジやFMラジオの電波を受信するのは、
今でも「八木・宇田アンテナ」である。

これは、仙台・片平にある、
東北大学・電気通信研究所にて、
80年以上前に発明された技術である。

Posted by ぱこす at 21:37 | technology | この記事のURL
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