「
日が暮れて少し開いたカーテンの間から見える
ビルに映るオレンジ色の光が
凄く好きなんだ
衝動的に外に出たくなるほど
日が落ちて
黒が街を飲み込むと
透明な水の中にインクを落とすような
侵食感にたまらなく
恐怖を覚えるんだ
見ちゃいけないものまで見てしまうような気がして
とても怖いんだ
黒は何処までも奥深くまで
心を塗り潰すけど
見たくないものまで塗り潰してはくれなくて
逆に浮き彫りにさせるんだ
隠し切れないあたしの汚さを露呈する
あたしは綺麗なオレンジ色の光の下に居たい
きらきら
照らしてほしい
ずっとずっと
星のないこの心のかわりに
」
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