とは言っても、喧嘩慣れしてない元陸上部は、相手が喧嘩を買うと、とたんに「ごめん、ごめん、言い過ぎた」。
私の年代だと、グラウンドを占拠して練習していたのが野球部とサッカー部。
陸上部の練習場は、グラウンドの周囲や隅っこ。
グラウンドの周囲を走られると、ボールが当たらないように練習を中断しなくてはならず、野球部やサッカー部からしたら他の部活は目障り。
すると、当時の監督さんは、部員に暗黙の指示を出し、受け取った部員が陸上部に、わざとボールをぶつける。
わざとボールをぶつけられた陸上部の3年生は、後輩が見ている手前、「ぶつけるなよ」とキレるのだが、キレたのが面白く、何度もボールをぶつけられるようになる、
ボールが当たって怪我をしたら、学校の責任になるため、陸上部はグラウンドの外で練習をするようになる。
グラウンドの外に出ると、ボールをぶつけられないことを良いことに、陸上部は野球部やサッカー部を挑発。
もし、怒って追いかけられても、陸上部は走ることだけは早いため、スグ逃げる。
挑発している3年生を、後輩達はどう思っているだろう?
野球部やサッカー部なら、挑発しかできない先輩を情けないと思うのだが、3年生がヘタレなら後輩達もヘタレのため、挑発している先輩のことを格好良いと思ってしまう。
挑発が出来るのはグラウンドの外にいる時だけ。
グラウンドや校舎内で、野球部やサッカー部に遭遇すると、「ごめん、ごめん、言い過ぎた」。
子供の時の性格は、大人になっても変わらない。
隅っこで大人しくしていれば良いものを、子供に良いところを見せようと、柄にもないことをするから、大きなしっぺ返しを食らう。
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