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2024年06月11日

先生の報酬が安い訳

犯罪や非行に陥った人の更生を手助けするのが保護司さん。
保護司の身分は非常勤の国家公務員だが、報酬の出ない民間ボランティア。

なぜ、保護司が無報酬なのか?
それは、保護司の担っていることは、本来、各家庭で行うことだから。

保育士さんや介護士さんの報酬が安いのも、学校の先生の報酬が低いのも、本来、各家庭で行うことだから。

本来、各家庭で行う仕事でも、政治力を持つと報酬は高くなる。

政治力を持つには、選挙の時の組織票が大事だが、公立学校の先生は公務員のため、労働三権が制限されている。
公立学校の先生達が集まって、「給料を上げろ」とは法的には言えないため、先生の給料に関するニュースがネットに載ると、先生からと思われるコメントがメッチャ多くなる。

昔はコピー機が無かったため、テスト用紙はガリ版刷りで1枚1枚、先生が作っていた。
全教科のテスト用紙をガリ版刷りで作るのだがら、子供から見ても先生は大変だな、と思っていた。

昔は学校に宿直室があり、深夜でも休日でも必ず先生はいた。
部活動だって、先生が見てくれた。
何より、先生と生徒の距離が近かった。

パソコンやコピー機などの普及で、先生の仕事は軽減されたように思われるが、昔と違って、先生を悩ませているのは子供達じゃなくて保護者達!
保護者達の対応まで背負わせるから、現場の先生は大変なの。

定年退職した先生は、再任用により教職に就くことが可能だが、学校への苦情は再任用されたベテランの先生に対応をしてもらう。
現役の先生は失点にならないよう言葉を選んで保護者に話すのだが、定年退職して心に若干の余裕があると、遠慮無しでズバズバ言える。
話しの通じない保護者相手なら、「耳が遠くて聞こえません」、と言ってやれば良いのよ。
posted by owariasahi at 10:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 独り言
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