時間に来ないのは、もしかして・・・。
チャイムを鳴らしたら、返事があったため一安心したのだが、Aは中々玄関を開けない。
私、「大丈夫?」
A、「笑わない?」
私、「どうかしたの?」
玄関が開くと、鼻を手で押さえるAが鏡を見ていた。
私、「もしかして、旦那に殴られた?」
A、「私が殴られるわけないでしょ」
鏡を見ていたAが、私の方に振り向くと、Aの鼻が丸い形で赤くなっていた。
私、「ど、どうしたの?」
A、「花粉症よ」
私、「花粉症で、そんなふうになる?」
A、「詰まった鼻水を掃除機で吸ったら、こうなったのよ」
Aの鼻は、掃除機のホースの形で赤くなっていた。
私、「バカじゃないの!」
A、「息が出来なくて苦しかったの」
私、「花粉症で苦しいのは分かるけどさ・・・」
A、「誰にも言わないでよ」
私、「言わないわよ」
このことを誰にも言えなかったのは、私の鼻も丸く赤くなったから。
Aの気持ちが理解出来た。
掃除機で吸うと、鼻水の詰まりがメッチャ楽になった。
最初は「弱」でTRY。
「強」でやると、鼻が取れた、と思うほどの吸引力。
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