黙ってられるか、ボケ！

新学期が始まると、自死をする者が増える。
自宅以外で自死をする場所は、だいたい決まっているのだから、近隣の人は警戒して欲しい。
昔から住んでいる人は、過去に自死があった場所を知っているため、極力、その場所には近づかない。

かつて、〇〇〇は自死が多かった。
そのため、〇〇〇で自死があったところには照明が設置され、自死をさせないようにしてある。

私が子供だった時、友達と〇〇〇を歩いていると、鼻をつくイヤな匂いがした。暫くすると、その場所の上をカラスの群れが旋回飛行。
翌日、その場所で〇〇があったことを友達に知らされ、子供達は遊び場を1つ失った。

あの鼻をつくイヤな匂いは、数十年が経っても忘れられない。

〇〇〇は、私にとってはウォーキングコースの1つ。
〇〇〇を歩いていると、前からキャップを深く被り顔を隠した人が来た。
マスクもされていたため、誰だかは分からなかったのだが、すれ違うと鼻をつくイヤな匂いがした。

気になって、その人のことを見ていると、その人は振り返った。
私に見られていると分かると、その人は〇〇〇からいなくなったのだが、無事なのか気掛かりだ。