黙ってられるか、ボケ！

幼馴染みのＡ、「休日は、子供と遊ぶ？」
私、「子供は大きいから、もう遊ばないわよ」
Ａ、「子供が幼い時は、遊びに連れて行ったでしょ？」
私、「毎週、連れて行ったわよ」
Ａ、「そうよね」
私、「どうかしたの？」
Ａ、「知り合いの近所に、休日なのにずっと家に居る人がいるの」
私、「勉強をしてるのよ」
Ａ、「どうも、そうじゃないのよ。遊びに出掛ける余裕が無いらしいの」
私、「格差が広がっているから、稼ぎのある親だと子供は休日に遊べるけど、親の稼ぎが不十分だと、子供は何処にも行けず、家にずっといるから、ストレス発散で家の中でドタバタするのよ」
Ａ、「お金を掛けなくても遊べるじゃない」
私、「他の者がお金を掛けて休日を過ごしているのに、自分達家族だけお金を掛けずに休日を過ごすのは屈辱なのよ」
Ａ、「休日なのにずっと家にいる人は、どうやら会社が潰れたらしいの」
私、「今年は、沢山の零細企業が潰れるわよ」
Ａ、「どうしたら良いの？」
私、「髪の毛と同じで、一度弱ったら回復は困難なため、潰れるなら早めに潰れたほうが良い」
Ａ、「潰れたら、家とか手放さないといけなくなるんでしょ？」
私、「手放すだけでは、済まないことが増えているの」
Ａ、「どういうこと？」
私、「コロナウィルスの流行で、業績が下がった会社は、国から助成金を受け取ったじゃない。この助成金を受け取るのに、詐欺的なことをして国を騙した会社がメッチャ多いの」
Ａ、「どうなるの？」
私、「捕まるわよ」
Ａ、「詐欺的なことをして国を騙した会社がメッチャ多くても？」
私、「多かろうが少なかろうが関係ないわよ。悪いことをすれば捕まるわよ」
Ａ、「資産を債権者に差し押さえられないように、離婚をする人っているじゃない？」
私、「離婚による慰謝料には、税金は掛からないからね」
Ａ、「偽装離婚をすれば資産を守れるってこと？」
私、「そんな簡単なものではないわよ。偽装離婚は国を欺くことだから、マークされるわよ」