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元日本弁護士連合会長の宇都宮健児氏（６９）が７日、読売新聞の取材に応じ、東京都知事選（１４日告示、３１日投開票）に出馬することを明らかにしました。
宇都宮氏は「都政刷新を求める多くの声が届いている。都民の暮らしのために３度目の挑戦で応えたい」と話した。１１日にも記者会見を開き、正式表明します。

宇都宮氏は２０１２、１４年の都知事選に立候補し、いずれも９０万票超を獲得したが次点に終わりました。今回は民進党や共産党など野党４党による共闘の枠組みからの出馬を模索していました。

しかし、告示まで１週間となり、選挙準備の時間が少なくなったことから、出馬を決意しました。複数の市民団体から出馬要請を受けているという。宇都宮氏は「幅広い支援を求めているので野党の合流は歓迎する」と話しています。
宇都宮氏によると、選挙戦では、格差や貧困の解消、特別養護老人ホームの整備など、雇用・福祉環境の充実のほか、高校・大学への給付型奨学金の創設、東京五輪・パラリンピックの費用圧縮による、予算配分の見直しなどを訴えます。

一方、自民党都連が擁立を目指す前岩手県知事の増田寛也・元総務相（６４）は７日、神戸市内で報道陣の取材に応じました。８日に都内の市長有志と会談することを明らかにし、「実務を担う皆さんが都政をどうみているのか丁寧に聴きたい」と述べました。出馬については「大事なのは都民の暮らしを向上させるにはどうしたらいいかに尽きる」と明言を避けました。

小池百合子・元防衛相（６３）は７日、都内で報道陣に対し「選挙戦に突入する準備をする。その一点に尽きる」と決意を述べました。都連批判については、「もっと自由闊達な都連になってほしいという思いだった」と説明しました。



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