笑うも人生、泣くも人生

【中性脂肪が気になる方に】ニッスイのトクホ、イマークS
＜スポンサードリンク＞


http://www.minnanokaigo.com/js/upload/images/sinzoubyou.png

タレントの関根勤さん（62）が2016年5月に心臓手術を受けました。執刀医は「放っておいたら2〜3年以内に心筋梗塞で突然倒れていた可能性があった」と警告するほどでした。しかし本人は、手術当日さえも外見上はピンピンしており、危険が迫っていた風には見えませんでした。
医師によれば、心筋梗塞の可能性がある人には、日常生活の中でもサインが現れます。だが、よくあるちょっとした体の不調と似ているため、見過ごされやすいといいます。

3種類の「胸の痛み」に要注意
 関根さんは16年5月28日放送の「サタデープラス」（TBS系）に生出演し、手術に至るまでの経緯を明かしました。心臓の異常が見つかったのは今年の4月4日。同番組の企画で心臓ドックを受けたのがきっかけでした。本人は気楽に受けたが結果が芳しくなく、翌日詳細な再検査を受けたところ、心臓に血液を運ぶ「冠動脈」の一部が狭くなり、血流が悪くなっていました。
血液中の脂肪が石のように固くなる「石灰化プラーク」が複数できていたのが原因でした。執刀した心臓血管研究所付属病院の及川裕二医師は、危険な状況だったことを指摘しました。
手術自体はそれほど難しいものではなく、約2時間で終わりました。翌日には退院し、関根さんはその日の夕方に仕事に復帰したといいます。

結果的には事なきを得ました。だが問題は、命の危険が迫りながら、関根さん自身がまったく気が付いていなかったことです。「酒もタバコもしないし、運動はしている。そんな自分が、なんで悪かったのか」と関根さんは不思議がります。
実は以前から心筋梗塞の「サイン」が出ていたのです。それは一般に、息切れ、動悸、吐き気、胸やけ、肩こりといった症状です。番組に出演した国立病院大阪医療センター循環器内科科長の上田恭敬医師は、「よくある体の不調と勘違いされやすい」とその分かりづらさを指摘しました。
関根さんの場合、こういったサインは「なかった気がするけどなあ...」と言いますが、「胸やけは1か月くらい続いていた」そうです。しかし、「胃カメラを入れた時は『きれいな胃だ』と医師に言われた」といい、問題視しませんでした。これについて上田氏は「胃ではなく、心臓が悪かったのかもしれない」と指摘します。

どうすれば心筋梗塞のサインと判断できるのか。基準は、特徴的な「胸の痛み」にあるといいます。（1）点ではなく広範囲が痛む、（2）チクチクではなく、全体的に押し付けられるような圧迫感がある、（3）痛んでも数分で何もなかったように治まる、の3つです。
順天堂医院副院長の天野篤医師は16年1月17日放送の「健康カプセル！ゲンキの時間」（TBS系）で、「左側」の肩・背中・歯・あごに痛みが出る「放散痛」という現象を、心筋梗塞のサインとして挙げています。左側なのは、心臓の位置に関係している。高血圧、疲れやすさ、男性の場合は男性ホルモンが低下する男性更年期障害も、リスクを高めます。

黒豆にコーヒー...予防には「黒い食べ物」を
心筋梗塞のリスクを見極める方法はもう一つあります。「悪玉コレステロール」の数値が140以上の人は危険だといいます。関根さんは185でした。カロリーの過剰摂取、つまり食べ過ぎが原因で高くなる場合が多いですが、体質が関係することもあります。前出の上田氏によれば、「近い身内で心筋梗塞になった人がいる場合、数値が高くなりやすい」。関根さんは父親が心筋梗塞で倒れたことがあり、家系が関係していたのかもしれません。

番組では、「サイン」や「悪玉コレステロール値140以上」が出た人は、かかりつけ医か循環器内科を受診するよう勧めました。また、悪玉コレステロール値は健康診断や、薬局でも受けられる血液検査で計測できます。関根さんは番組で、「危なくなってから検診に行ったのでは、取り返しがつかなくなるかもしれない。僕は偶然、早期発見できた。皆さんもぜひ検診へ行ってみてください」と呼びかけました。

日頃からの予防も大事です。番組にVTR出演した埼玉医科大学医学部教授で心臓外科医の新浪博士氏は、チョコレートやブルーベリー、黒豆、レーズン、黒ゴマ、コーヒーといった「黒い食べ物」が有効だと話した。黒の色素「ポリフェノール」には、血管にプラークをつくりにくくする効果があるといいます。ただ摂取してから3時間ほどしか効果が持続しないため、こまめに食べるのがよいそうです。

みなさん、気をつけましょう＝



＜スポンサードリンク＞