2016年04月29日
WHO、ジカ熱の警戒を強める・・北半球が夏迎え
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http://www.nih.go.jp/niid/images/idwr/kansen/zika-map.jpg
ジカ熱発症件数が9万件超え
ブラジルの保健当局は26日、今年1月からの3か月間に、同国で報告されたジカ熱の発症件数が9万1000件を超えたことを明らかにしました。
ジカ熱をめぐっては、小頭症との関連が指摘されています。
発表によると、1月3日から4月2日までの期間に、9万1387件のジカ熱発症が報告されており、より貧しい北東部では同3万286件でした。これまでに3人が死亡しているといいます。
ジカ熱はウイルスの体内潜伏期間や性感染リスクのほか、関連する疾患および障害、ウイルスを伝播する蚊の種類の把握など、わかっていることは極めて少ないです。
最近では、新生児の小頭症や、まひや死亡の原因となるギラン・バレー症候群(Guillain-Barre Syndrome)などの成人の神経障害の原因と断定されています。
WHOも警戒を呼びかける
世界保健機関(WHO)は25日、ジカ熱への感染が「著しく増加」し、ジカウイルスが新たな地域に広がる可能性があるとして、警戒を呼び掛けました。
これまでジカウイルスの感染範囲は、おおむね中南米とカリブ海(Caribbean Sea)地域に限られていましたが、北半球が夏を迎え、同ウイルスを媒介する蚊が発生するのと同時に感染が拡大する可能性が高いといいます。
WHOのマリーポール・キーニー(Marie-Paule Kieny)事務局長補はフランスのパリ(Paris)で開かれたジカウイルス関連の科学会議で、「季節が移り欧州で気温が上がり始めるにつれ、ジカウイルスを媒介することが分かっている2種類の蚊が発生し始める」「蚊に国境という概念はない」と述べました。
さらに、ジカウイルスに感染している男性から性交渉によって女性に感染が広がるリスクもあることから、世界中で「ジカ熱や関連する合併症にかかる人の数が著しく増える可能性がある」と指摘しています。
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タグ:ジカ熱 WHO
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