＄楽に生きる為にはお金も必要＄

私は過去に3年間だけゴルフ場でキャディーをやっていたことがあります。

何をやるにも責任感が強かった私（自称）のことなので、

ライン読みの失敗なんてあった日には

1人反省会を何時間もしてから帰るという徹底ぶりでした。


こんなんだからストレス溜まって長続きしないんでしょうね笑

また、私が勤めていたゴルフ場は

距離が短いがグリーンが難しいことで有名でした。

キャディーでもライン読みが大変難しいので

お客さんもパットの時は必ずと言っていいほど

「キャディーさん、どっち？」

と聞いてきました。

ただ、間違えると次のホールからは一切聞かれません笑

キャディーもドキドキです。

そんなゴルフ場で、私はすべてのお客様に自らライン読みのお手伝いを

していました。

もちろん「教えないで！」と初めに言われた方には言いませんが

そんなお客様もハーフを回り終える前に

私に聞いてくることがほとんどでした。


では私のライン読みの極意をこれからお話します。



私のライン読みの時間はわずか１秒程度です。

よく、後ろから見て、向こう側から見て、横からみてと

色んな方向から見た方がいいと言われていますが、

私には必要ありません。

というか打つ間際にやる必要が無いというのが

正確かもしれませんね。

グリーンにボールがオンしたらまず、グリーン全体の構造を把握します。

もちろん歩いてマークを置く間にです。

芝の硬さ（といっても高麗かベントくらいしかわかりません）

どこがグリーンの山頂でどこが最下点か

うねりや何段構造か（ラインに一見関係なさそうなところでも観察します）

などです。


ボールを取り上げる瞬間

膝を曲げてボールを取り上げます。

その時にカップとボールを結ぶライン読みを行います。

この時点では全体の傾斜だけで考えます（重要）。

他の人のパットの邪魔にならない位置に移動しつつボールの動きもしっかり

見ます。

歩きながら足裏でうねりも感じます。

身体がどちらに倒れるかなども体感します。

よく腰を曲げてボールを取る方がいますが、

なんで地面と近づく瞬間にライン読まないんでしょうね。って

いつも思います。

プロゴルファーで地面ギリギリに顔を近づけてラインを読む

選手がいてスパイダーマンみたいと一時期話題になりました。

私も試しにやったことありますけど、これマジでわかります。

やればわかります。

やってみてください。

キャディー時代は

お客様がグリーンにたどり着く前に全員のラインを把握し、打つ前に一言

お伝えしてました。

それを聞いて打つのを辞めちゃうお客様も結構いました。

「えっ、逆でしょ？」

私はニヤリとし、一言

「打てばわかります。」


嫌な奴ですねぇ笑

そうなれば残りのホールはグリーンの神様を見るような

眼差しで見られます（笑）

中にはクイズ形式で楽しんでいる方もいました。

脱線しましたが、

ボールを置くときに詳細確認。

芝目方向、（大体太陽の位置と関係すると言われています）

うねり（全体からどれくらいの影響があるか割り出す）

ボールを置く瞬間の転がり（速さと傾斜）

カップが切られたところが頂点と最下点の位置で言うどのあたりなのか

要はみんゴルの標高を示すグラフのようなものが一瞬で頭の中で浮かぶのです。








しかもキャディーはただラインを読むだけではなく、

お客様の癖や打ちだし速度などを予想してどの辺に打てばどれくらい曲がるか、目標になる

目印で分かりやすいもの、まで一瞬でお伝えしなくてはなりません。

だから自分のライン読みくらいはっきり言って余裕じゃなきゃできない職業です。

ただ、私の場合パット技術が伴ってないので距離が合わなかったり

方向が思った方に打てなかったりしますので、

パターが上手とはお世辞でも言えませんが（笑）

下手なんだからラインくらいちゃんと読めと言われることがありますが

ラインははっきり言って誰よりもちゃんと読んでいます。

打つ直前に時間をかけて読むことが無いので

読んでいないと思われてしまいます。


極意といいましたが割と普通のこと、皆さんが当たり前にやっている事

かもしれませんね。

あ、あと迷ったときには真ん中打てば間違いないです。

素人が回るゴルフ場ごときほとんどキレないですから。

30ｃｍオーバーくらいの力で打てばまっすぐ転がります。

これが一番の極意かも。