2018年08月27日
【Shop 銀座】マニアックなこだわり 英王室御用達(ロイヤルワラント) 老舗ブランド Aspray アスプレイ
今日はカフェレストランショップとはテーマが違うんですが
ヤフオクで興味を引くこだわりのお店を見つけたのでご紹介します。
本社はイギリスにあります。
注:支店が日本に出店してました!
世界各地の高級ブランドを扱う 銀座並木通りにある老舗
『 SUN MOTOYAMA サンモトヤマ』1F
http://www.sunmotoyama.co.jp/collection/595/
にあります。そちらについては後ほど詳しくお伝えしますね。
ことの発端はヤフオクでたまたまこちらの商品を見つけてしまったことであります。
このスプーン、
英王室御用達
(ロイヤルワラント) 老舗アスプレイ社の 純銀スプーン
見るからに凝った作りではありませんか!!
引用:https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/g286445688
それもそのはず!これは
王族用の銀食器
だったんです!
この品は1998年頃にブルネイ ダルサラーム国のスルタン(君主)がイギリスを訪問した際にもてなすために作られた特注品です。
凄いですよね〜〜〜! そんな特注品にヤフオクで出会えるとは!!
(ブルネイは1980年頃までイギリスの統治下 小さな国ですが資源国のため東南アジアではシンガポールに次ぐ富裕国です)
出品者様の文章も興味深いです。
そうそう!!その細工の細やかさ!!
柄の根元にアラビックデザインでスルタンのSをデザインしたスルタンマークが入っています。
意匠はシンプルで、リュバンフィレで枠を取り時折クロワゼを置いてアクセントにし、ゴールド装飾がしてあります。王侯貴族の品は数百年前からこういった控えめな意匠が多く見られます。その分、上質な無垢感の強い素材で仕立てられます。
製作はロンドンの老舗アスプレイです。
アンティークな銀工房、1781年創業のアスプレイ、英国王室御用達、今でもイギリス宝飾界の最高峰
ボンドストリートに店を構え、1780年ごろの創業のラグジュアリーブランドです。
日本では知名度があまり高くない印象ですが、世界中のセレブに愛好家がいます。エリザベス女王からロイヤルワラント(英王室御用達)を受けており、キャサリン妃も愛用しているようです。
カトラリーは昔から扱っておりますが、カバンや宝飾品、香水など幅広く扱っております。
このお品を作成したアスプレイ社について
イギリス通である林望さんの文章が物語っています。
林望氏の『イギリス観察辞典』より
『世の中にまた、アスプレイという会社ほどイギリス的なものもあるまいと思われる。この会社はまったく不思議な組織で、アスプレイ家が経営している王室御用達の店なのだが、いったい何を商っているのかというと、なんでしょうねぇ...おおまかに言えば雑貨屋さんなのだ。しかし、そんじょそこらの雑貨商とは全然違う。
いかなる注文にも応じて、この会社の職人に作れぬものはない、...
「たとえば...」とアスプレイのスタッフは言った。「当社では、お客様にロンドンへお越し頂くのではなくて、ロンドンから職人を派遣して、お客様のご注文を承る、ということになってございます。」 そのようにしてカスタムメイドされた流麗な散弾銃が二挺一組で六万五千ポンドだそうである。 ざっと千三百万円! どうです、安いものでしょう。
むろんこの会社は「物」を作って売る会社ではあるけれど、その本当の趣旨はもう少し深いところにあって、たぶんそういうイギリス人魂とか、イギリスの夢とでもいうようなものを、「何かの形」に作って売ることを目的としているのであろう。』 以上抜粋
ヤフオクの文章なんですが、読んでいるだけで一つの物語を読んだ気持ちになります。
こういった文章、こだわりについての紹介記事と出会ったときにはとてもワクワク心躍る瞬間で珍しい、思い入れのあるお品のストーリーに心惹かれ、思いを馳せる…幸せを満喫する時でもあります。
アスプレイ社 いつかイギリスのボンドストリートのお店に立ち寄ることを夢見て
今後どんな場面でまたお会いできるか、楽しみにしています。
そして素敵なストーリーで夢の世界へ誘って下さった出品者様にも感謝です。
アスプレイ社が自社の説明に書いてある記事も素晴らしいです。
創業
アスプレイの歴史は、1781年に英国のミッチャムで始まりました。当時のアスプレイの広告文は「最高のデザインと品質で装身具から携帯品まで。そして違いがわかる洗練された方々の食卓と住居を、豊かに美しく演出するために」。その頃に得意としていたものの一つに旅行用ケースがありました。アスプレイは最高級の伝統的なケースを作っただけでなく、鉄道の到来によって一変した新時代の旅行にふさわしく持ち運びのしやすい革のケースを考案しました。
王室御用達
アスプレイがライフスタイルブランドとしての名声を確立したのは1862年。その旅行ケースがロンドン万国博覧会で金メダルに輝いた時です。さらにその年ヴィクトリア女王によって王室御用達店として承認されました。それ以来現在に至るまでアスプレイはロイヤルワラントを保持しています。
最高のクラフトマンシップ
アスプレイのワークショップは創業時以来社屋内にあります。現在のロンドン・ボンドストリート旗艦店の上にも銀細工師、金細工師、宝飾職人、革職人、刻版師、時計職人などが革新的なデザイナーたちといっしょに仕事をしています。
取り扱商品カテゴリー
ジュエリー、レザー、クロック、シルバー、クリスタル、シルク、フレグランス
さて、そんなイギリスでは超有名な高級ブランドでいろいろな商品のお取り扱いがあるのですが、
日本ではあまり知られていません。
ですが、ホテル リッツカールトンのアメニティはこちらのアスプレイのシャンプー、リンス、石鹸が使われており、2008年からは銀座の老舗『SUN MOTOYAMA サンモトヤマ』1階にてお取り扱いがあります。
日本ではまだ知る人ぞ知る存在なんですね。
サンモトヤマでお取り扱いのあるお品をいくつかHPから拝借して参りました。
引用:http://www.sunmotoyama.co.jp/collection/jewellery/
どれもさすが王室御用達、気品の漂う高価なお品ですね。
先ずは銀座のサンモトヤマで、
そして次は本場のイギリスで本物に触れてみたいものです。
ヤフオクで興味を引くこだわりのお店を見つけたのでご紹介します。
本社はイギリスにあります。
注:支店が日本に出店してました!
世界各地の高級ブランドを扱う 銀座並木通りにある老舗
『 SUN MOTOYAMA サンモトヤマ』1F
http://www.sunmotoyama.co.jp/collection/595/
にあります。そちらについては後ほど詳しくお伝えしますね。
ことの発端はヤフオクでたまたまこちらの商品を見つけてしまったことであります。
このスプーン、
英王室御用達
(ロイヤルワラント) 老舗アスプレイ社の 純銀スプーン
見るからに凝った作りではありませんか!!
引用:https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/g286445688
それもそのはず!これは
王族用の銀食器
だったんです!
この品は1998年頃にブルネイ ダルサラーム国のスルタン(君主)がイギリスを訪問した際にもてなすために作られた特注品です。
凄いですよね〜〜〜! そんな特注品にヤフオクで出会えるとは!!
(ブルネイは1980年頃までイギリスの統治下 小さな国ですが資源国のため東南アジアではシンガポールに次ぐ富裕国です)
出品者様の文章も興味深いです。
この品は少し前にイギリスのオークションに出品されたものです。イギリスの骨董商が20年前チャリティー放出品を入手したそうです。
王族仕様の銀器に大変興味があったのでどうしても実物を手にしてみたく落札しました。アンティークの王族貴族の品は何度か見たり触れたりする機会があったのですが、現代のものにも是非触れてみたかったのです。
実際手にした感想は「購入して良かった」と思えるものでした。
手にした第一印象は厚くて重い。このサイズに関わらず50g超!しかもスターリングシルバー。
もう一点は銀の質の良さ。貴族用の銀器で時々申しておりますヌメッとした感じ、それがあります。シェル型のボウル部分も輝きが強く、ヌメッと感も出ています。オディオのプレートと同じ息づかいを感じるのです
そうそう!!その細工の細やかさ!!
柄の根元にアラビックデザインでスルタンのSをデザインしたスルタンマークが入っています。
意匠はシンプルで、リュバンフィレで枠を取り時折クロワゼを置いてアクセントにし、ゴールド装飾がしてあります。王侯貴族の品は数百年前からこういった控えめな意匠が多く見られます。その分、上質な無垢感の強い素材で仕立てられます。
製作はロンドンの老舗アスプレイです。
アンティークな銀工房、1781年創業のアスプレイ、英国王室御用達、今でもイギリス宝飾界の最高峰
ボンドストリートに店を構え、1780年ごろの創業のラグジュアリーブランドです。
日本では知名度があまり高くない印象ですが、世界中のセレブに愛好家がいます。エリザベス女王からロイヤルワラント(英王室御用達)を受けており、キャサリン妃も愛用しているようです。
カトラリーは昔から扱っておりますが、カバンや宝飾品、香水など幅広く扱っております。
このお品を作成したアスプレイ社について
イギリス通である林望さんの文章が物語っています。
林望氏の『イギリス観察辞典』より
『世の中にまた、アスプレイという会社ほどイギリス的なものもあるまいと思われる。この会社はまったく不思議な組織で、アスプレイ家が経営している王室御用達の店なのだが、いったい何を商っているのかというと、なんでしょうねぇ...おおまかに言えば雑貨屋さんなのだ。しかし、そんじょそこらの雑貨商とは全然違う。
いかなる注文にも応じて、この会社の職人に作れぬものはない、...
「たとえば...」とアスプレイのスタッフは言った。「当社では、お客様にロンドンへお越し頂くのではなくて、ロンドンから職人を派遣して、お客様のご注文を承る、ということになってございます。」 そのようにしてカスタムメイドされた流麗な散弾銃が二挺一組で六万五千ポンドだそうである。 ざっと千三百万円! どうです、安いものでしょう。
むろんこの会社は「物」を作って売る会社ではあるけれど、その本当の趣旨はもう少し深いところにあって、たぶんそういうイギリス人魂とか、イギリスの夢とでもいうようなものを、「何かの形」に作って売ることを目的としているのであろう。』 以上抜粋
ヤフオクの文章なんですが、読んでいるだけで一つの物語を読んだ気持ちになります。
こういった文章、こだわりについての紹介記事と出会ったときにはとてもワクワク心躍る瞬間で珍しい、思い入れのあるお品のストーリーに心惹かれ、思いを馳せる…幸せを満喫する時でもあります。
アスプレイ社 いつかイギリスのボンドストリートのお店に立ち寄ることを夢見て
今後どんな場面でまたお会いできるか、楽しみにしています。
そして素敵なストーリーで夢の世界へ誘って下さった出品者様にも感謝です。
アスプレイ社が自社の説明に書いてある記事も素晴らしいです。
創業
アスプレイの歴史は、1781年に英国のミッチャムで始まりました。当時のアスプレイの広告文は「最高のデザインと品質で装身具から携帯品まで。そして違いがわかる洗練された方々の食卓と住居を、豊かに美しく演出するために」。その頃に得意としていたものの一つに旅行用ケースがありました。アスプレイは最高級の伝統的なケースを作っただけでなく、鉄道の到来によって一変した新時代の旅行にふさわしく持ち運びのしやすい革のケースを考案しました。
王室御用達
アスプレイがライフスタイルブランドとしての名声を確立したのは1862年。その旅行ケースがロンドン万国博覧会で金メダルに輝いた時です。さらにその年ヴィクトリア女王によって王室御用達店として承認されました。それ以来現在に至るまでアスプレイはロイヤルワラントを保持しています。
最高のクラフトマンシップ
アスプレイのワークショップは創業時以来社屋内にあります。現在のロンドン・ボンドストリート旗艦店の上にも銀細工師、金細工師、宝飾職人、革職人、刻版師、時計職人などが革新的なデザイナーたちといっしょに仕事をしています。
取り扱商品カテゴリー
ジュエリー、レザー、クロック、シルバー、クリスタル、シルク、フレグランス
さて、そんなイギリスでは超有名な高級ブランドでいろいろな商品のお取り扱いがあるのですが、
日本ではあまり知られていません。
ですが、ホテル リッツカールトンのアメニティはこちらのアスプレイのシャンプー、リンス、石鹸が使われており、2008年からは銀座の老舗『SUN MOTOYAMA サンモトヤマ』1階にてお取り扱いがあります。
日本ではまだ知る人ぞ知る存在なんですね。
サンモトヤマでお取り扱いのあるお品をいくつかHPから拝借して参りました。
引用:http://www.sunmotoyama.co.jp/collection/jewellery/
どれもさすが王室御用達、気品の漂う高価なお品ですね。
先ずは銀座のサンモトヤマで、
そして次は本場のイギリスで本物に触れてみたいものです。
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