2019年08月04日
中学校英語弁論大会で予選を通過するには
今年も、中学生英語弁論大会の審査員をやった。
Pronouciation 発音 30点
Delivery 表現 30点
Contents 内容 40点
結論から言うと
発音がいい生徒が予選を通過しやすい
なぜならば、内容はあらかじめ目を通して仮採点はしておく。
しかし 仮に内容点が満点だったとしても
当日、暗記が不十分で途中で忘れてしまったら、内容は十分審査員に伝わらないので、
結局のところ、内容点は低く採点せざる得ない。
さらに、発音があまりにもひどい場合(今年も数人いたが)
内容がやはり伝わってこないのだ。
結局、内容点が低くなる。
外国人の先生方も審査員として参加しているが、
自分が聞き取れなかった生徒について、審査の打ち合わせの時にたずねてみたところ、
シカゴ出身の方もカリフォルニア出身の方も、
何を言っているのかわからなかったという評価だった
具体的にはどういう発音が理解しずらいかというと、3つのパターンに分かれているように思う。
・子音がきちんと発音できていないので、何の単語か聞きとりにくい
VとB
th
f
RとL
tやd
をはじくとか、
Pの唇の使い方、
mで口を閉じてから次の音を出すとか
細かい舌と唇の動きの習得ができてない生徒の英語は聞き取りにくい
・母音がきちんと区別して発音できていないので、意味の通らない文になる
farと fur は母音が違う 口を開けてはっきり発音するアーと曖昧なアーの違いだ
・単語のアクセントの間違い
日本人はアクセントが多少異なっていても聞き取ったときにあまり気にならないが、
アメリカ人の審査員たちは、間違いがあるたびに、スクリプトにチェックをつけていた
やはり、ネイティブはアクセントの違いには厳しかった
発音の次に大事になるのが 表現 だ
声の調子を変えたり、叫んでみたり、ささやいてみたり、表情で表したり、身振り手振りをつけてみたり。
抑揚やテンポ、強弱、そして意外に間が大事だったりする。
内容がどんなによく書けた原稿であっても
一本調子で同じペースで、何を伝えようとしているのか工夫のされていないスピーチでは
内容がすっと頭に入って来ない
悲しい話をしているはずなのに、なぜか笑顔でスピーチをされると、内容をちゃんと理解しているのか
聞いている審査員のほうが不安になる。(違和感を感じる)
このレベルで止まってしまっている生徒が意外に多かった気がする。
そして上位大会では、発音や表現の優れた生徒たちの集まりとなり、
内容が重要となる。
安心して聞いていられる英語の発音や表現力を身に着けた生徒たちが集まるので、
やっと内容の審査へと入る気がする。
スピーチの構成は
Introduction:自分の主張
Body :どうしてそう思うのかの具体例
Conclution : もう一度自分の主張を別の言葉で言いなおす
の3つのパートから成り立つ。
この3つのどこかに、自分の経験、そうおもうようになったきっかけが書かれていると、スピーカーの視点がよくわかる。
しかし、日本の教育では、そもそもライティングの授業がない。スピーチの授業もない。(近頃は、国語の授業でやっているらしいが)ちゃんと教わってないから、できるはずがないんだけれども、中にはそのパターンにきちんとおさめて原稿を仕上げている生徒もいる。
アメリカ人の審査員は、〇〇番の原稿はちゃんとcoherenceがあっていい とか 〇〇番の原稿は、いろいろなことを話しすぎて、内容がぼけてる とかすり合わせの段階で意見を述べていた
そりゃあ、小学校1年生の頃から、Show and Tell をやってスピーチ慣れしているアメリカ人にとっては、しみついている技法だと思うけど、中学生は大変なんだよ~と思いながら聞いていた。
まとめると、
上位大会では内容が大事だけど
下位大会を通過するには、まず発音、次に 表現 そして内容の順に
大事だということだ。
Pronouciation 発音 30点
Delivery 表現 30点
Contents 内容 40点
結論から言うと
発音がいい生徒が予選を通過しやすい
なぜならば、内容はあらかじめ目を通して仮採点はしておく。
しかし 仮に内容点が満点だったとしても
当日、暗記が不十分で途中で忘れてしまったら、内容は十分審査員に伝わらないので、
結局のところ、内容点は低く採点せざる得ない。
さらに、発音があまりにもひどい場合(今年も数人いたが)
内容がやはり伝わってこないのだ。
結局、内容点が低くなる。
外国人の先生方も審査員として参加しているが、
自分が聞き取れなかった生徒について、審査の打ち合わせの時にたずねてみたところ、
シカゴ出身の方もカリフォルニア出身の方も、
何を言っているのかわからなかったという評価だった
具体的にはどういう発音が理解しずらいかというと、3つのパターンに分かれているように思う。
・子音がきちんと発音できていないので、何の単語か聞きとりにくい
VとB
th
f
RとL
tやd
をはじくとか、
Pの唇の使い方、
mで口を閉じてから次の音を出すとか
細かい舌と唇の動きの習得ができてない生徒の英語は聞き取りにくい
・母音がきちんと区別して発音できていないので、意味の通らない文になる
farと fur は母音が違う 口を開けてはっきり発音するアーと曖昧なアーの違いだ
・単語のアクセントの間違い
日本人はアクセントが多少異なっていても聞き取ったときにあまり気にならないが、
アメリカ人の審査員たちは、間違いがあるたびに、スクリプトにチェックをつけていた
やはり、ネイティブはアクセントの違いには厳しかった
発音の次に大事になるのが 表現 だ
声の調子を変えたり、叫んでみたり、ささやいてみたり、表情で表したり、身振り手振りをつけてみたり。
抑揚やテンポ、強弱、そして意外に間が大事だったりする。
内容がどんなによく書けた原稿であっても
一本調子で同じペースで、何を伝えようとしているのか工夫のされていないスピーチでは
内容がすっと頭に入って来ない
悲しい話をしているはずなのに、なぜか笑顔でスピーチをされると、内容をちゃんと理解しているのか
聞いている審査員のほうが不安になる。(違和感を感じる)
このレベルで止まってしまっている生徒が意外に多かった気がする。
そして上位大会では、発音や表現の優れた生徒たちの集まりとなり、
内容が重要となる。
安心して聞いていられる英語の発音や表現力を身に着けた生徒たちが集まるので、
やっと内容の審査へと入る気がする。
スピーチの構成は
Introduction:自分の主張
Body :どうしてそう思うのかの具体例
Conclution : もう一度自分の主張を別の言葉で言いなおす
の3つのパートから成り立つ。
この3つのどこかに、自分の経験、そうおもうようになったきっかけが書かれていると、スピーカーの視点がよくわかる。
しかし、日本の教育では、そもそもライティングの授業がない。スピーチの授業もない。(近頃は、国語の授業でやっているらしいが)ちゃんと教わってないから、できるはずがないんだけれども、中にはそのパターンにきちんとおさめて原稿を仕上げている生徒もいる。
アメリカ人の審査員は、〇〇番の原稿はちゃんとcoherenceがあっていい とか 〇〇番の原稿は、いろいろなことを話しすぎて、内容がぼけてる とかすり合わせの段階で意見を述べていた
そりゃあ、小学校1年生の頃から、Show and Tell をやってスピーチ慣れしているアメリカ人にとっては、しみついている技法だと思うけど、中学生は大変なんだよ~と思いながら聞いていた。
まとめると、
上位大会では内容が大事だけど
下位大会を通過するには、まず発音、次に 表現 そして内容の順に
大事だということだ。
タグ:英語弁論大会
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