ママちゃんブログ　これ使ってみたよ

私が今まで好きになったアーティストの中で、ずば抜けピカイチなのが米津玄師さんなのです。

最近は米津先生の１ｓｔアルバムの『diorama』をよく聴くのですが、「首なし閑古鳥」「乾涸びたバスひとつ」などなど歌詞の意味が深イイものが多いのです。最近では「Flamingo」の歌詞の意味とかも深すぎッスよね。他にも全ての曲が、あまりに深すぎて、天才すぎて才能爆発に驚愕する毎日です。

ということで、歌詞の意味を解明してみますので、米津玄師さんの天才ぶりや、感受性の豊かさを知ってみてください。

といいつつ、マイナー？な曲ですが、私が最近ハマって口ずさんでる曲！『首なし閑古鳥』どーぞ！



『首なし閑古鳥』　の歌詞と解釈

《私の解釈→閑古鳥は寂しいの意味
首なしはさらに感情が出せないの意味》

さあさあさあ 踊りましょうか
とり急いでは 脚が絡んだ
騒々しい音を晒して
赤い瑪瑙（メノウ）と積み木の家

《自分に自身がなくて、周囲に気を使っててあわててる様子の主人公》

欄干（らんかん）の傍に立つ虚（うろ）
青い光が抜けていくようだ
誰だって心が重い
忘れられないことばかり

《欄干の傍に立つ虚、とは、橋の手すりに孤独に佇む、の意味
今まで嫌な出来事や愛されないことが多く、孤独な心の持ち主》

やい、やい、お前の頭はどこだい?
頭はどこだい?目玉とくちばしは?
やい、やい、お前の感情はどこだい
泣いて見せてみろ
笑ってみせてみろよ

《感情が出せない自分自身にゆっている》

愛されたいのは 悲しくなるから
見つめていたくはないけれど
あなたによく似た 言葉探しては
灯りを焚いて話がしたい

《あなたに愛されたいと思う自分を直視するのは悲しい、でもあなたと楽しく温かい気持ちで話がしたい》

なんとも歪（いびつ）な 形で産まれて
成す術なんてなかったけど
あなたによく似た 心があるのさ
それさえ確かであればいい

《容姿が良くなく産まれてしまい、変えようがなく劣等感がある。でも私はあなたと同じ心があればいい》

曖昧な歌ばかり積んで
声が震えて仕方がないが
そんなのもうどうでもよくて
黒い涙で雨曝し

《はっきり愛を語れない歌ばかりつくってたけど、失恋？してどうでもよくなった。付き合ったけど結局はうまくいかなかった？そんな様子。黒い涙とは閑古鳥（主人公）の涙かな？相手の涙かな？》

ああ ああ
口を開けば灰になっちゃった
冷たい灰になっちゃった
言葉にならないな

ああ ああ
いつか頭は呆けて落ちてった
小さいまんまで落ちてった
恥ずかしくなるような

《なにもいえないまま、頭でも何も考えられないまま、首なし閑古鳥になったということ》

愛されてるのは 確かでないから
形になって欲しいけれど
どうにもこうにも あんまりな嘘だ
一つになんてなれないまま

《想いは通じたけど、愛されてる確信がなくうまくいかなかった？どこか心は通じ合わなかったのでしょうか》

きっとわかってる 汚れた酸素が
二つの間にあることを
どうにもこうにも 心があるのさ
優しい梅雨が降ればいい

《二人の間にはなにか問題がある。相手は美しくて主人公はあまり良くない？それが払拭しきれなかった？でも消えない感情はある。梅雨とは、春（恋）が終わったこと、優しい梅雨、温かい恋の終わり。汚れた酸素を、心を流してくれ》

愛されたいのは 悲しくなるから
見つめていたくはないけれど
あなたによく似た 言葉探しては
灯りを焚いて話がしたい

《もう愛されることはないけれど、あなたと私は同じ心、同じタイプの人間であるよね》

なんとも歪な 形で生まれて
成す術なんてなかったけど
あなたによく似た 心があるのさ
それさえ確かであればいい

《容姿はよくないけれど、それよりも同じ価値観や心がある方が大事で、私はそれがあればいいんだ》



最初は『醜いアヒルのコ』的な、容姿が一人だけ醜くて親に愛されない子供が親に向けて歌ってるのかともとれたのですが、『歪な形に生まれて』に対比して『あなたによく似た心』とあるところが相手は歪な形ではないということかな〜というところから、美しい相手に恋愛感情をもっている歌にもとれます。
また、前の解釈だと、親に顔は似てないけど心は似てるてことかな〜と。


『なんとも歪な 形で生まれて
成す術なんてなかったけど
あなたによく似た 心があるのさ
それさえ確かであればいい』

人はみかけじゃないというけれど、やはり現世では容姿の優劣はあり、それによって受ける傷があったり、それは避けて通れないけれど、心が豊かであればいいんだと歌うんですよね。また、好きな人とは同じ心があればいいと、その方が大事だときこえます。


つまり、容姿が美しくなく、傷ついてきたけれど、本当の愛にそんなことは関係ないことわかってる、大人な主人公の歌ですね。

でもでも、わかってるんだけど〜
『汚れた酸素』て、やっぱり払拭しきれない、的な？まぁ汚れた酸素とは、容姿以外にも色々な問題があったということでしょうか。

さすが米津ワールド。人間の美しさや綺麗に美化された部分ばかり歌う巷の歌とは違い、人間の本質が出てますよね。

そうそう、人ってそんなもんだよね〜きれい事言っても、どんなにいい人でも、誰にでも闇や汚い部分は必ず残ってるから。


誰にでもある劣等感も、上辺のものしか見えてない結果生まれるものだけど、でもなかなか払拭するのは難しいねってね。

米津玄師さんの歌は、全体的になんとなく自信がなく劣等感を抱いているような歌詞が多いのですが、でもでも、全然卑屈じゃなく、むしろ前向きな感じで結局元気が出るんですよね。

深いですよね〜だからみんな米津玄師さんが響くんでしょうね。

いや〜神！！！

さらにメロディーも良いし、この歌に関してはすごく軽快なリズムで明るい感じの曲で、ノリやすいですし。
幼稚園や保育園のお遊戯会でも使いそうなリズムとメロディーラインですね。

ただ歌詞が深すぎて意味深なお遊戯会になることなきにしもあらず。

そんなことより
いや〜神！！

米津玄神！！
（よねづけんしん！）

すばらしい！！


↓米津玄師『diorama』



01．街
02．ゴーゴー幽霊船
03．駄菓子屋商売
04．caribou
05．あめふり婦人
06．ディスコバルーン
07．vivi
08．トイパトリオット
09．恋と病熱
10．Black Sheep
11．乾涸びたバスひとつ
12．首なし閑古鳥
13．心像放映
14．抄本

アルバムをジオラマという街に例え、色々な物語が入った一枚！！

最近ちょっと誰にでも聞きやすいポップスよりな感じの米津さんですが、１ｓｔアルバムということもあり、まだ米津ワールド炸裂の１枚！クセになります！

"米津玄師の首なし閑古鳥うたってみた" を YouTube で見る
https://youtu.be/gkdB_vViNtw