2017年03月24日
読書の興味(小説:彷徨える艦隊:その一)
今日もお仕事は大変でした、色々ありますが、今日友人の一人が退職していく様でしたので、今日の空模様のように複雑で曇りがありました。友人には頑張って新たな門出を迎えて欲しいと思います。
今回紹介するのはジャック・キャンベル先生の戦争SFスペースオペラ「彷徨える艦隊」です。
さて、今回選んだ理由は色々ありますが、正直知っている限りでは、あまり数の少ない宇宙艦隊の物語だからです。
現在、同じくハヤカワ文庫で第1部が終了した鷹見一幸先生の「宇宙軍士官学校ー前哨ー」や週刊ヤングジャンプにて原作田中芳樹先生、漫画藤崎竜先生の「銀河英雄伝説」が連載され、さらに「宇宙戦艦ヤマト2202」が先行上映などされてたのですが、それでもこういった軍事SF、特に少ないといっても過言ではないのがやはり宇宙艦隊主体のものなんです。
こう紹介して何か増えると期待はしたいですが、まずは紹介したいと思います。
まず、始まりとしては主人公たちのいきなりの危機です。主人公である星系同盟アライアンスに所属するジョン・ギアリー中佐は、戦争の始まりともいえる戦いにて自身の座上する重巡航艦マーロンと味方の危機を脱しさせ、マーロンが絶望的になった時、自身は逃げ遅れながらも、やや損傷のある救命ポッドに乗り込みマーロンを脱出、味方の救出が来るまで彼は冷凍睡眠で眠りにつくことになります。しかし、彼が救出されたとき、そこは彼の知っている時代、淡い期待を抱いた時でなく、100年後の未来、しかも彼は英雄に祭り上げられ、大佐となって現在に甦ったのであった。
しかし、この時アライアンス艦隊はシンディックと呼ばれる敵対勢力に対して直接首都星系に殴りこんで、ほぼ敗北状態という最悪の状況であった。
彼は艦隊司令長官であるブロッホ提督に後を託され、艦隊の最高責任者としてアライアンスの勢力星系まで逃げなければなりませんでした。
しかも、この時艦隊はすでにボロボロの状況で頼みの綱である工作艦を守り通しながら逃走しなければなりません。彼は艦隊の部下たちを説得しながら脱出しなければなりません。絶望的な雰囲気でも、彼は投げ出さず、100年前に教えられたことを駆使し、その時代にしかなかったものを駆使しながらアライアンス星系へと脱出するために奮闘していく物語です。
当然、絶望的な状況でどう生き延びるかに対して興味を抱きましたし、さらにこの技術はあっても未来的な技術はないという設定です。
肝心の艦隊戦はタイムラグを考慮し、一周でぶつかり合う、イメージ的には騎馬戦が私的には近いと思っています。銀河英雄伝説の様に万隻単位の凄まじい弾幕による砲撃の打ち合いによる応酬ではなく、宇宙戦艦ヤマトのような機動をより早くし、ダイナミックな戦闘をするので私にとっては最高の興味を持てるストーリーでした。想像よりも強力な武装は無いものの、十二分に楽しめる兵装、特に特殊な武器でる分解フィールドは近距離戦の切り札として強力な武装として活躍を見せます。さらに物語の主役軍艦は戦艦、ではなく巡航戦艦というのがまた面白く思えます。SFのロマン化、多くのスペースオペラストーリーには巡航戦艦のキーワードがあるうえで主役クラスとなっているので興味深く、面白く楽しめると思います。人間関係には時々、とは言わず、かなりイラつきもありますが、そこを含めて重要なファクターや感情があるのを忘れてはいけません。
本書は日本語版第11巻巡航戦艦レビヤタンで第2部の完結となり、いったんの休息に入っています。物語に追いつきたい方、また同様に鷹見一幸先生の宇宙軍士官学校と奇妙な共通点もありますので、これもまた別の機会に紹介したいと思います。
明日は泊りがけの仕事がありますので今日はこの辺りで〆たいと思います。良き物語との出会いがありますように。
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今回紹介するのはジャック・キャンベル先生の戦争SFスペースオペラ「彷徨える艦隊」です。
さて、今回選んだ理由は色々ありますが、正直知っている限りでは、あまり数の少ない宇宙艦隊の物語だからです。
現在、同じくハヤカワ文庫で第1部が終了した鷹見一幸先生の「宇宙軍士官学校ー前哨ー」や週刊ヤングジャンプにて原作田中芳樹先生、漫画藤崎竜先生の「銀河英雄伝説」が連載され、さらに「宇宙戦艦ヤマト2202」が先行上映などされてたのですが、それでもこういった軍事SF、特に少ないといっても過言ではないのがやはり宇宙艦隊主体のものなんです。
こう紹介して何か増えると期待はしたいですが、まずは紹介したいと思います。
まず、始まりとしては主人公たちのいきなりの危機です。主人公である星系同盟アライアンスに所属するジョン・ギアリー中佐は、戦争の始まりともいえる戦いにて自身の座上する重巡航艦マーロンと味方の危機を脱しさせ、マーロンが絶望的になった時、自身は逃げ遅れながらも、やや損傷のある救命ポッドに乗り込みマーロンを脱出、味方の救出が来るまで彼は冷凍睡眠で眠りにつくことになります。しかし、彼が救出されたとき、そこは彼の知っている時代、淡い期待を抱いた時でなく、100年後の未来、しかも彼は英雄に祭り上げられ、大佐となって現在に甦ったのであった。
しかし、この時アライアンス艦隊はシンディックと呼ばれる敵対勢力に対して直接首都星系に殴りこんで、ほぼ敗北状態という最悪の状況であった。
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当然、絶望的な状況でどう生き延びるかに対して興味を抱きましたし、さらにこの技術はあっても未来的な技術はないという設定です。
肝心の艦隊戦はタイムラグを考慮し、一周でぶつかり合う、イメージ的には騎馬戦が私的には近いと思っています。銀河英雄伝説の様に万隻単位の凄まじい弾幕による砲撃の打ち合いによる応酬ではなく、宇宙戦艦ヤマトのような機動をより早くし、ダイナミックな戦闘をするので私にとっては最高の興味を持てるストーリーでした。想像よりも強力な武装は無いものの、十二分に楽しめる兵装、特に特殊な武器でる分解フィールドは近距離戦の切り札として強力な武装として活躍を見せます。さらに物語の主役軍艦は戦艦、ではなく巡航戦艦というのがまた面白く思えます。SFのロマン化、多くのスペースオペラストーリーには巡航戦艦のキーワードがあるうえで主役クラスとなっているので興味深く、面白く楽しめると思います。人間関係には時々、とは言わず、かなりイラつきもありますが、そこを含めて重要なファクターや感情があるのを忘れてはいけません。
本書は日本語版第11巻巡航戦艦レビヤタンで第2部の完結となり、いったんの休息に入っています。物語に追いつきたい方、また同様に鷹見一幸先生の宇宙軍士官学校と奇妙な共通点もありますので、これもまた別の機会に紹介したいと思います。
明日は泊りがけの仕事がありますので今日はこの辺りで〆たいと思います。良き物語との出会いがありますように。
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