2017年03月21日
読書の興味(漫画:鬼切丸伝:その一)
昨日投稿した後、色々調べていたら「剣豪将軍足利義輝」舞台化されていた……知らなかったorz
見たくてしょうがなかったですが、とうに公演終わり、DVDはまだ発売されてなかった。
どうしょうもなかったのですが、あえて悔しさを現すならよくネットでネタにされている
「チクショーメーー!」
あるいは昨日見ていた動画で現すなら
(# ゚Д゚)オノォォレェェェーーーーーーーーーー!!!!
といった感じでしたm(__)m
まぁ、ともかくとして、今日は同じ時代を巡って、しかも舞台化もされているものを紹介します。
今回紹介するのは楠桂先生作の「鬼切丸伝」です。
さて、この漫画を見たのは当時の『コミック乱ツインズ 戦国武将列伝』で丁度当時漫画化されていた宮本昌孝先生原作、漫画長谷川哲也先生のの「陣借り平助」を読んでいた時でした。
と言っても、実は馴染みの本屋がまだ店を閉める前に、この前作である「鬼切丸」を見たことがあると思って、興味を持ちました。
そんなわけで読み始めると、そら恐ろしい話であるものの、その綺麗な絵や非常に興味あふれる内容でしたのでどんどん興味を持ちました。
さて物語の始まり、の前にこの物語は当時少年サンデー超増刊号で連載されていたものですが、その原点ともいえる話なので、そこから始めます。
その原点は平安時代中期、当時悪病悪鬼あふれる京の都にて、洛中に出没しては女を攫って行く酒呑童子を退治に行く話であります。このストーリーのモデルは日本の天下五剣であり、日本刀の始祖の大傑作ともいえる「童子切安綱」(もとは髭切とも)と鬼退治の代名詞的存在である源頼光がこの物語の始まりです。
当時、神仏のお告げがあり、酒呑童子を倒すもの、それは美しきおなごより誕生する神仏の子によってというお告げが出て、その美しきものを探すため躍起になっていた時、都を荒らしていた鬼の副将的存在である茨木童子を源頼光の配下であった渡辺綱の持つ名刀髭切によって片腕を落とすことに成功する。この時助けたのが身重であった顔に痣を持つ尼僧であり、その不思議と魂の美しい者に渡辺綱は惹かれていた。
結局、望みの美しきものは見つからないとはいえ、当時鬼を切ることが不可能と言われていたことに対抗できる手段として顕著になったのが渡辺綱の髭切であった。
こうして彼ら源頼光と四天王(渡辺綱、坂田金時、卜部季武、碓井貞光)は酒呑童子の住む大江山へと向かった。その道中、彼らは渡辺綱が助けた尼僧と出会う。
そこで尼僧は自らの素性を明かすことになる、自分が鬼の子を宿していることを。しかし、彼女はそれでも愛しきわが子として大事にしている姿の清々しさ、魂の美しさに、周りは疑いながらも渡辺綱は惹かれることとなる。彼女は神便鬼毒酒を彼らに授け、自らも同行し、いよいよ酒呑童子の住処へとたどり着く。
彼らは歓待を受け、その凄惨たるのを見るや悍ましさを感じるが、臆することなく酒呑童子たちに神便鬼毒酒を振舞う。
ここまでは尼僧のことを除けば退治のストーリー通りになるが、ここからが始まりとなっていく。
神便鬼毒酒に酔った酒呑童子はつまみにと尼僧を喰らおうとする。しかし、その不思議な気を感じた茨木童子はそれを止めるが、酔った酒呑童子は聞き入れなかった。尼僧は自分は食われても構わないからお腹の中にいるやや子を殺さないように願う。酒呑童子は聞き入れたが、母体を傷つけずに、丸のみにして食い殺してしまう。一触即発した渡辺綱は、髭切を振り回すが、茨木童子の策に嵌り、鬼の体に傷を入れること敵わず、死を覚悟した。
その時であった、酒呑童子の精気が腹の底から急激に奪われ、そして酒呑童子の腹を掻っ捌いて誕生した青年と一振りの刀が神仏より告げられた美しき女子から生まれ、祀られなかった神仏の子、角もなく、爪も牙もない神器名剣を振りかざし、同族を殺す名もなき純潔の鬼、鬼切丸であった。
彼は源頼光達に「なぜ母を見殺しにした!?」と激高し、強烈な殺気を放ちながら周りの鬼たちを一方的に切りまくり、茨木童子に深手を負わせた。
そして彼は人間を憎んでそのまま源頼光達から去った。
これが鬼切丸の始まりである。彼は時代を超え、やがて現代までその姿を現す存在となり、人間へとなるためへと同族を殺し続ける悲しきものとなってしまったのであった。
今作は平安時代から、戦国時代、江戸時代の序盤が舞台となり、様々な因果が彼と共に結びついていきます。作者である楠桂先生はその因果の結び付けで躍起となっておりますが(笑)、前作を見ずともそのストーリーの魅力さは溢れています。また、舞台公演もしていたのでそちらもお勧めしたいと思います。
長く書きすぎたので今日はこの辺で
高速情報協同組合よりお知らせです。
オーダーメイドシャツ、作ってみませんか?
見たくてしょうがなかったですが、とうに公演終わり、DVDはまだ発売されてなかった。
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といった感じでしたm(__)m
まぁ、ともかくとして、今日は同じ時代を巡って、しかも舞台化もされているものを紹介します。
今回紹介するのは楠桂先生作の「鬼切丸伝」です。
さて、この漫画を見たのは当時の『コミック乱ツインズ 戦国武将列伝』で丁度当時漫画化されていた宮本昌孝先生原作、漫画長谷川哲也先生のの「陣借り平助」を読んでいた時でした。
と言っても、実は馴染みの本屋がまだ店を閉める前に、この前作である「鬼切丸」を見たことがあると思って、興味を持ちました。
そんなわけで読み始めると、そら恐ろしい話であるものの、その綺麗な絵や非常に興味あふれる内容でしたのでどんどん興味を持ちました。
さて物語の始まり、の前にこの物語は当時少年サンデー超増刊号で連載されていたものですが、その原点ともいえる話なので、そこから始めます。
その原点は平安時代中期、当時悪病悪鬼あふれる京の都にて、洛中に出没しては女を攫って行く酒呑童子を退治に行く話であります。このストーリーのモデルは日本の天下五剣であり、日本刀の始祖の大傑作ともいえる「童子切安綱」(もとは髭切とも)と鬼退治の代名詞的存在である源頼光がこの物語の始まりです。
当時、神仏のお告げがあり、酒呑童子を倒すもの、それは美しきおなごより誕生する神仏の子によってというお告げが出て、その美しきものを探すため躍起になっていた時、都を荒らしていた鬼の副将的存在である茨木童子を源頼光の配下であった渡辺綱の持つ名刀髭切によって片腕を落とすことに成功する。この時助けたのが身重であった顔に痣を持つ尼僧であり、その不思議と魂の美しい者に渡辺綱は惹かれていた。
結局、望みの美しきものは見つからないとはいえ、当時鬼を切ることが不可能と言われていたことに対抗できる手段として顕著になったのが渡辺綱の髭切であった。
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彼らは歓待を受け、その凄惨たるのを見るや悍ましさを感じるが、臆することなく酒呑童子たちに神便鬼毒酒を振舞う。
ここまでは尼僧のことを除けば退治のストーリー通りになるが、ここからが始まりとなっていく。
神便鬼毒酒に酔った酒呑童子はつまみにと尼僧を喰らおうとする。しかし、その不思議な気を感じた茨木童子はそれを止めるが、酔った酒呑童子は聞き入れなかった。尼僧は自分は食われても構わないからお腹の中にいるやや子を殺さないように願う。酒呑童子は聞き入れたが、母体を傷つけずに、丸のみにして食い殺してしまう。一触即発した渡辺綱は、髭切を振り回すが、茨木童子の策に嵌り、鬼の体に傷を入れること敵わず、死を覚悟した。
その時であった、酒呑童子の精気が腹の底から急激に奪われ、そして酒呑童子の腹を掻っ捌いて誕生した青年と一振りの刀が神仏より告げられた美しき女子から生まれ、祀られなかった神仏の子、角もなく、爪も牙もない神器名剣を振りかざし、同族を殺す名もなき純潔の鬼、鬼切丸であった。
彼は源頼光達に「なぜ母を見殺しにした!?」と激高し、強烈な殺気を放ちながら周りの鬼たちを一方的に切りまくり、茨木童子に深手を負わせた。
そして彼は人間を憎んでそのまま源頼光達から去った。
これが鬼切丸の始まりである。彼は時代を超え、やがて現代までその姿を現す存在となり、人間へとなるためへと同族を殺し続ける悲しきものとなってしまったのであった。
今作は平安時代から、戦国時代、江戸時代の序盤が舞台となり、様々な因果が彼と共に結びついていきます。作者である楠桂先生はその因果の結び付けで躍起となっておりますが(笑)、前作を見ずともそのストーリーの魅力さは溢れています。また、舞台公演もしていたのでそちらもお勧めしたいと思います。
長く書きすぎたので今日はこの辺で
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