2018年03月11日
人類史に刻まれる偉大な発見5選(エジプト編)
偉大なるファラオ達の国、エジプト。
今日では8700万人の人口を抱え、北アフリカおよびアラブ諸国で最大の国である。
歴史学者・考古学者・研究家のたちの夢の宝庫であり、近代国家の中では最も長い歴史を持つ国の1つである。
そんな偉大な国の偉大な発見をご紹介していこう。
ギザの大ピラミッド
ギザの大ピラミッドはまさに傑作であり驚異的と言える。
世界の七不思議で唯一現存する建造物である。
現代の技術をもってしてもその精密さはマネできない。
ピラミッドには幾つもの興味深い事実が隠されており、考古学者や科学者・天文学者そして観光客をも困惑させる。
建築年代については諸説あり一般的にエジプト第四王朝のファラオ、クフ王の墳墓として紀元前2560年ごろに20年ほどかけて建築されたと考えられている。
推定230万個の石塊からなる。
ツタンカーメンの墓
ツタンカーメンは王位についた時9歳であった。
もう王家の墓からは何も発見はないだろうと思われていたが、1922年11月にエジプト考古学者であるハワード・カーターが古代エジプト史上、最も重要な発見の1つを成し遂げる。
当時カーターは3000年以上も手つかずの未知の墓を発見した。
幾つかのアイテムの発見が彼をさらに探求へ駆り立てたがファイアンス焼きの杯、金箔、ツタンカーメンの名の付いた副葬品の数々を発掘した時、これはまさにエジプト史と自分のキャリアの中でも重要な発見へ繋がると確信した。
ツタンカーメン王のミイラは今も王家の谷に眠っている。
未完成のオベリスク
エジプトのアスワン北部エリアにある古代エジプト時代の採石場に残された加工途中の巨大なオベリスク。
オベリスクとは、古代エジプト(特に新王国時代)期にお制作され神殿などに建てられた記念碑(モニュメント)の一種である。
トトメス三世と共治王を務めた第18王朝5代目のファラオ、「ハトシェプスト女王(紀元前1508年〜1458年)」の命により作業が始められた。
施工者は基盤岩から直接切り出すように刻み始めたがヒビが現れたため途中で放棄されたと考古学者は考えている。
オベリスクの底面は依然として基盤についたままである。
もし完成していれば長さはおよそ42m、重さは1200tになったと推測される。
未完成なおかげで古代エジプトの石工技術が垣間見れる。
アブ・シンベル神殿
アブ・シンベル神殿とはエジプト南部、スーダンとの国境近くのヌビアの小さな村にある2つの巨大な岩でできた神殿である。
新王国時代第19王朝の王ラムセス2世の命により建造された。
大神殿は太陽神ラーを小神殿にはハトホル女神を祭神としている。
大神殿には岩山を切り出した4つの巨大な像があり、それらのデザインと精度には感嘆するばかりである。
長い年月砂に埋もれていたが1813年にスイスの東洋学者ヨハン・ルートヴィヒ・ブルクハルトによって発見された。
クフ王の船(太陽の船)
クフ王の船は差がさ43.6m、横幅5.9mもの大きさで古代の最も古く大きく、また保存状態のいい船の1つである。
世界中の学者がクフ王の船は「木彫りも傑作」だと称賛し、研究かの中には今でも水に浮かべれば航海可能だと訴えるものもいる。
船が造られた目的に関しては、いくつかの説があるが航海に必要な索具を装備する場所や漕ぐ場所が不十分なことから太陽神ラーの下、復活する王を運ぶ儀式用の船だとする説や実際に水に浸した形成があるので防腐処置を施した王の死体を運ぶために使用されたか、クフ王自身が巡礼地を訪問するために使用したのではないかとされている。
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