2018年03月11日
宇宙は「0と1」からできている!?
宇宙に関するどんな情報や理論も0と1で記述することが可能という命題がイギリスの「Express」紙から提示された。
電子機器を操作して現在ご覧のこの動画に辿り着いた方なら、0と1の部分にビビビっと反応されたことであろう。
そう、0と1は言わずと知れたコンピューターの世界。
0と1の世界とは?
我々が普通に使っているのは10進法といって0から9までの数字を組み合わせて数を表す。
だが、数の表し方は他にもあって2進法・8進法・16進法等が知られている。
2進法は0と1の2種類の数字だけを使って数を表そうという方法。
10進法だと0,1,2・・・・9と数えていって次で位が上がって二桁の10になる。
2進法だと0,1の二種類の数字しか使えないから0,1の次でもう位が上がってしまって10になる。
10進法の2が2進法の10なのだ。
この数え方で、0、1、10,11、100、101・・・と数えていき1001が10進法の9に当たる。
このへんは、そういうものだとサラっとすましておいた方がいい。
深く考え込むとかえって戸惑う。
私の経験上そう申し上げる。
全て0と1、こう考えよう。
ここで今回の命題に戻る。
宇宙は0と1の二つの数字が寄り集まってできたものだというのだ。
だから宇宙の事を説明するのにもこの二つの数字があれば事が足りるというのだが、どうも理解しにくい概念ではある。
コンピューターの中から電子回路のオンとオフだから0と1というのはスっと頭に入るのだが、ここでちょっと頭を揉みほぐそう。
お手持ちのパソコン、WordだろうがExcelだろうが、各種ブラウザであろうが、その他の映像ソフト、音声ソフト、CADソフト、全てどんな形の入力であろうとパソコンの中に入ってしまえば0と1に変換されているのだ。
そして、パソコン内での処理が済めばまた我々にわかる形で出力してくれる。
これを素直に受け止めようではないか。
全ての事は0と1に変換できるのだと・・・
Simple is Best !
これまで科学者たちは宇宙の時間と空間をいわゆる一つの時空として扱える理論が見つからないと言って四苦八苦していた。
行き詰った時は視点観点を変えてみる原点に立ち返って見るのが、我々人間が経験上学んだ常套手段。
どこにでも知恵者はいるもので、彼もその時ひらめいた。
「そうだ!京都へ・・・じゃなくて、そうだ!Simple is Best !」数学的に考えてみるのもアリではないかと宇宙の全ての情報も0と1で表せるのではないかと。
0 and 1 is Best !
カルフォルニア工科大学のショーン・キャロル博士も、その考え方の賛同者だ。
全ての情報は0と1から見出せるはずだと。
マサチューセッツ工科大学の量子情報学のセス・ロイド博士も「宇宙はまさに巨大な量子コンピューターである。
ビット単位の情報を系統的にシステム化し処理している」と。
高度な領域の論理物理学は、時として純粋数学へかえって行くものらしい。
しかし、宇宙の全てが0と1で解明できるとしても6月の雨上がりの空にかかる美しい虹、10月の澄んだ夜空にかかる星t月が変わるわけではないのだ。
0と1、ONとOFF、YESとNO,宇宙の現象はそれで記述できるとしても人間には第三の選択肢がある。
どちらでもない、どちらでもある、どちらかに決めてしまわない、棚上げにする、このあいまいでもどかしい選択肢を手放してはならない。
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