2018年02月27日
宇宙誕生の瞬間を説明する新たな仮説に世界が震えた!
皆さんは宇宙がどのように誕生したかご存じだろうか?
一般的に宇宙は1328億年前、超高温超高密度の大爆発ビックバンによって誕生した。
と伝えられている。
しかし、このビックバン仮説は、常識的な宇宙論だが多くの疑問点がある。
そしてこの疑問点を解消すべく多くの科学者や研究者は日々新たな仮説を立て続けている。
今回は宇宙の誕生を説明する新たな仮説についてご紹介しよう。
現代物理学ではビックバンが起きる前は菜にも存在しない無の状態であったと考えられているが、これから紹介する物はこの考えとは異なるものだ。
例えば、何もない水槽から自然と魚が発生することはあり得ない。
さらに、何もない無の状態から何かが生じることを認めてしまえば科学の宗教化にもつながりかねない。
ビックバン仮設の問題点はなぜ無から宇宙が発生したのか?ではなくなぜ物理法則が存在するのか?という点である。
しかし、これにも大きな問題がある。
なぜならビックバン仮説では時間・質量・温度などが無限大にありあらゆる物理法則が成り立たない特異点の存在があるからだ。
特異点の問題を解決しない以上ただの物理法則によって宇宙が発生したとは言えないのである。
特異点の問題を避けるためこの宇宙の時間や空間には境界や端が存在しないという無境界仮説という考え方がある。
この仮説は実時間に虚数時間を導入することで物理法則が全く成り立たなくなる特異点を避けることに成功したが、これまた問題点が生じた。
虚数は実在するものではないため想像された時間から実時間への移動を解明する必要があるのだ。
この問題の突破口と言われているのが量子論で用いられるトンネル効果である。
これは、壁に向かってボールを投げると非常に低い確率でボールが壁をすり抜けると言われるものだ。
つまり、この仮説によると虚時間から実時間へ量子が移動することで宇宙が始まったと解釈することができる。
これが事実ならば神の存在に頼ることなく宇宙の発生を説明することができるのだ。
しかし、このような奇想天外な現象が実際に起きうるのだろうか?
ドイツのマックス・プランク研究所のジャン・リュック・レナーズ博士らは、ハイゼンベルグの不確定原理を用いて無境界仮説について研究を行った。
すると、トンネル効果が起こりやすい宇宙とは不規則な状態が多く発生してもすぐに崩壊してしまう非常に脆い性質になることが分かった。
つまり、無境界仮説では私たちの知っている規則的な宇宙を創造できないということだ。
このことから、無境界仮説よりも物理法則が成立しないビックバン仮説が現時点で最良の仮説という事になる。
しかしそれを説明するには多くの矛盾や疑問点を解消する必要がある。
やはり、私たちの知っている宇宙は神が創造したのだろうか?
宇宙誕生のなぞが解明できることを信じ今後の研究に期待しよう。
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