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2017年09月24日
金正恩の下半身まで暴く名物記者の情報源
President Online より若い金正恩を背後から操ろうと、 張成沢は李雪主を使い その張成沢を裏で操ろうとしたのが 中国なのかもしれない。 そう考えると 今の北と中国の関係が しっくり行く。 北の現在の暴走が 中国との関係の不安定化が 関係してるとして その不安定化の要因の中には 痴情問題までもがあるとすれば 複雑で通り一遍の話ではないし それが現下の問題になっていることは かなり不愉快な話だと言える 閉塞された環境で育った 視野が狭い男が 若くして 世襲によって 一国の指導者になり 偏狭な思考を駆使して なんとか母国を守る というなら 当然賛同はできなくても わからないではない。 しかしそこに 痴情問題からくる恨みつらみが あったとしたら それは例えようもなく 腹立たしい話だ。 やはり 方法は今後吟味するとしても 北朝鮮については 知らないこと 知るべきこと 知った方が良いことは まだまだあるだろう Amazon 本 の 人気度ランキング より 過去24時間で最も売上が伸びた商品。 4. 売れ筋ランキング: 87 (以前はランク付けされていない) 炭水化物が人類を滅ぼす【最終解答編】 植物VS.ヒトの全人類史 (光文社新書) 夏井 睦 新書 ¥ 907 プライム 出版日: 2017/10/17 5. 売れ筋ランキング: 99 (以前はランク付けされていない) ディズニー・USJで学んだ 現場を強くするリーダーの原理原則 今井千尋 単行本 ¥ 1,620 プライム 出版日: 2017/10/26 マンガでわかる ココロの不調回復 食べてうつぬけ 6. 売れ筋ランキング: 115 (以前はランク付けされていない) マンガでわかる ココロの不調回復 食べてうつぬけ 奥平 智之 単行本(ソフトカバー) ¥ 1,512 プライム 出版日: 2017/11/11 13. 76,005% 売れ筋ランキング: 160 (以前は 121,769) トリエステの坂道 (新潮文庫) 須賀 敦子 5つ星のうち 4.2 13 文庫 ¥ 529 プライム 20. 3,302% 売れ筋ランキング: 50 (以前は 1,701) 禅僧が教える 心がラクになる生き方 南 直哉 5つ星のうち 4.8 12 単行本(ソフトカバー) ¥ 1,188 プライム金正恩の下半身まで暴く名物記者の情報源
「北朝鮮情報はこの男に聞け」
北朝鮮が核・ミサイル開発を 加速させている。 安倍晋三首相は9月21日、 国連総会で金正恩(キム・ジョンウン) 朝鮮労働党委員長を 「独裁者」と批判し、 国際社会に圧力強化を呼びかけた。 だが圧力で事態を打破できるだろうか。 元「週刊現代」編集長の元木昌彦氏は、 「北朝鮮情報はこの男に聞け」と 一人の記者を名指しする。 独裁国家の思惑をつかむために、 有効な情報源とは――。北からの手紙「わが国に来ませんか」
1985年5月、 私は北朝鮮・平壌にいた。 その年の初め東京の朝鮮総聯から 「わが国に来ませんか」と誘われたからだ。 たった一人で1ヵ月という条件はきつかったが、 見てみたいという気持ちのほうが勝った。 モスクワ経由で 入った平壌では 数々のカルチャーショックを受けが、 ここではそのことを書く紙幅はない。 パスポートを取り上げられ、 言葉もできない人間には、 通訳にいわれるがまま動くしかなかった。 さまざまな楽器を 見事に弾きこなす幼稚園児。 幸せそうな高層アパートの若夫婦。 世界一と彼らが豪語するオペラハウス。 犬の刺し身などなど。 ひと月近く滞在する中で 多くの北の要人たちと会ったが、 名刺一枚くれず、 結局、通訳以外の人脈をつくることはできなかった。 北朝鮮取材の難しさをつくづく実感させられた。 だから私は、 この男の北朝鮮情報はすごいと思う。 近藤大介、『週刊現代』編集次長である。 9月4日発売の『週刊現代』(9/16号)で 「平壌の朝鮮労働党幹部インタビュー」を 署名で書いている。 一読して、失礼な話だが、 この内容が事実なら国際的大スクープであると、 私が連載している週刊誌評に書いた。 内容をかいつまんで紹介しよう (質問は私が約してある)。「ただ一発だけワシントンにブチ込めれば本望」
なぜ頻繁にミサイル実験を繰り返すのか。 トランプ米大統領に向けたものか? 「そんなことはない。 将軍様(故・金正日総書記)は 『アメリカは、 こちらが強行に出ないと振り向かない。 そして核とミサイルを手放した時に襲ってくる』 という遺訓をのこされた。 現在の元帥様(金正恩委員長)も、 まったく同様に考えておられる。 (中略)わが国は現在、 3人のアメリカ人を拘束しているので、 アメリカはわが国を軽々にはできない」 日本を超えるミサイルを撃つのは 日本も標的の一つと見ているからか? 「日本はアメリカの “属国”同然なのだから、 当然、在日米軍基地も標的に入っている。 中でも首都、東京にほど近い 横須賀基地を叩くのが、 一番効果があるに違いない」 アメリカが平和協定を結ぶと約束したら、 核とミサイルのどちらを放棄するのか? 「まずは平和協定を締結することが先決だ。 平和協定が締結されれば、 わが国の軍事的リスクが軽減されるのだから、 もし必要でないものがあるなら、 持っていることもないだろう」 トランプ米大統領が 北朝鮮空爆を決断したら? 「核兵器を搭載したICBMを、 アメリカ帝国の首都ワシントンに向けて撃ち込む。 『ただ一発だけワシントンにブチ込めれば本望だ』と、 元帥様も常々おっしゃっている」中朝関係は最悪。いつでも北京を狙えるようにしてある
そうなればアメリカは総攻撃に出るが? 「それは覚悟している。 アメリカとの問題は、 究極的にはプライドの問題なのだ。 われわれは いかなる脅しにも屈服することはなく、 本気だということを示すまでだ」 現在、 北朝鮮をバックアップしている大国は、 中国ではなくロシアと考えてよいのか? 「その通りだ。 プーチン政権とは、 蜜月時代を築いている」 ICBMの技術もロシアから得ているのか? 「現在の朝ロ関係は、 過去最高のレベルにあり、 ロシアが多くのことを支えてくれている。 北朝鮮と中国との関係は、 かなり悪化していると考えていいのか? 「1949年に国交を結んで以来、 最低レベルまで落ち込んでいると言える。 朝鮮戦争(1950〜53年)以降、 朝鮮と中国両国は互いに 『血盟関係』を唱え続けていたが、 今やむしろ敵対関係に近い。 (中略)すべての原因は、 習近平が変節したことにある。 習近平は信用ならないから、 わが国のミサイルは、 いつでも向きを変えて 北京を狙えるようにしてある」「あの金正恩でも、嫁さんには頭が上がらない」
これまでも 近藤による労働党幹部のインタビューはあったが、 米朝関係が最高に緊張しているこの時期に、 これだけの内容を北朝鮮から 引き出せる記者は他にはいまい。 次の号でも 「あの金正恩でも、 嫁さんには頭が上がらない」 というレポートを書いている。 金正恩の嫁さんの名前は李雪主。 結婚したのは2年前で現在、28歳。 驚くのは、 李はかつて金正日総書記のナンバー2として君臨していた、 張成沢の愛人だったというのである。 「張成沢が、 大同江の川辺に 『会館』と呼ぶ個人用宴会場を設置し、 若い女性歌手たちを ホステスとして侍(はべ)らせていた。 (中略)上昇志向が強い李雪主もその一人だった。 そんな中で張成沢は。 同郷の李雪主を気に入り、愛人にした」(近藤)3000人処刑の「核心」とは
その後、 若い金正恩を背後から操ろうと、 張成沢は妻を通じて、 李雪主を金正恩に引き合わせ、 李は間もなく妊娠し、 金正恩は李と極秘結婚したというのだ。 だが金正恩が、 ある芸術団の事件を調査している中で、 愛妻と張との「過去」を知ってしまった。 それが張を含む3000人が無残に処刑された 「張成沢粛清事件」の核心だというのだ。 李は粛清されずに、 それ以来、 一層パワフルになっていったという。 李はあたりを憚ることなく、 夫・金正恩の執政にズケズケと 口出しするようになったそうだ。 面白くなければ週刊誌ではない。 だが、北朝鮮情報を これほど面白く読ませる書き手はいない。 私が最初に知った近藤は、 東大出の週刊誌には向かない 青白いひ弱な青年だった。 だが、当時から語学には天才的なものがあった。 英語はアメリカ人がネイティブと間違えるほどで、 韓国語も流暢だった。 その後、 北京大学に留学して中国語をマスターし、 おまけに同級生だったと思うが、 中南海の令嬢と結婚した。 台湾語も北朝鮮語も話せる。 1990年の金丸訪朝、 2002年と2004年の 小泉訪朝団にも記者として同行している。北朝鮮式のスパイ教育『なりすまし』
言葉ができて、 奥さんは中国人という 最強の“情報ソース”を 手にしている近藤だが、 それだけでスクープが取れるほど 北朝鮮のガードは甘くはない。 北朝鮮情報を手に入れる彼なりの 「奥義」があるに違いないと、 今回、この原稿を書くために聞いてみた。 以下は彼の発言を私がまとめたものである。 「北朝鮮に関しては、 北朝鮮式のスパイ教育 『なりすまし』を参考にしました。 日本人を拉致するために 北朝鮮人が日本人になりすまして、 日本へ侵入したり工作活動を 行ったりするときの教育です。 1.徹底した日本語習得 2.日本の文化や習慣の習得 3.日本の歴史学習 4.日本人的発想の習得です。 これを逆に北朝鮮に対して 10年ほどやりました。 2009年から 講談社北京で3年間勤務しましたので、 できるだけ多くの北朝鮮人たちと 付き合うようにしました。 金正哲(金正恩委員長の実兄)や、 別の金ファミリーの男性とも 中国で会い食事をしました。 ただ、北朝鮮幹部たちの場合、 その多くが一期一会で、 なかなか次につなげることが できませんでした。 そんな中で、 外国人でも自由に平壌に行き来し、 現地の幹部と接触できる人がいることを知り、 時間をかけて、 彼らとの信頼関係を築いていきました。 外交官、 ジャーナリスト、 ビジネスマンなどで、 国籍もさまざまです。 今回はたまたま、 北京時代につちかった強力なルートの 中の一人が、 平壌へ行って 朝鮮労働党幹部と会うというので、 質問を託しました」 北朝鮮スクープは一日にしてならず、である。さらに、なぜ中国や北朝鮮をテーマにしたのかも聞いてみた。習近平と金正恩の言動を追うのが本丸
「どうしたら 自分が先輩たちと 伍していけるか考えた末、 思いついたのが国際部の世界でした。 天安門事件、ベルリンの壁崩壊、 ソ連崩壊、北朝鮮の核危機など、 世界は激動していました。 それを報道する私自身も、 日々興奮の中にいました。 しかしインターネットもない時代ですから、 東京にいながら 最新の国際情勢を キャッチしようというのは 難しい話でした。 新聞やテレビの 特派員たちには到底かないません。 でも、 北朝鮮だけは、 どの社も支局がなかったため (共同通信が平壌支局を開設したのは06年)、 こちらの努力次第で 新聞・テレビの記者たちを 出し抜くことができ、 スクープも取ることができました。 中国も ブラックボックスの社会主義国なので、 特派員との差を 縮めることができたのだと思います。 こちらがある程度の水準を 突破すると、 今度は特派員 (外信部記者)たちの方から、 会ってほしいと 言われるようになりました。 いまでは外信記者の方々のことは、 まったく意識していません。 習近平と金正恩の言動を追う というのが本丸だと思っているからです」北朝鮮情報の遮断はむしろ危ない
現役の新聞・テレビの記者諸君、 彼のこの意見を何と聞く。 彼のスマホを見せてもらった。 中国から北朝鮮、韓国の 現地のテレビ、新聞、 インターネットサイトまで、 ありとあらゆるアプリが入っている。 中国情報の中にも 反政府的なものはあるが、 当局がすぐに探し出し 削除してしまうから、 時間との勝負である。 一日に読む量は膨大なものだろう。 そのためだろうか、 少し前に失明寸前まで 目を悪くしてしまい、 何カ月か入院した。 ようやく回復してきて、 パソコンのメールは 見られるようになってきたが、 原稿を打つのは もう少し時間がかかるという。 安倍政権は 北朝鮮情報を遮断しているため、 国民には日朝関係を 判断するための材料が ほとんどない。 彼の存在はますます貴重である。 最後に 少し苦言を呈しておく。 彼のところに情報が集まりすぎて 吟味・検討するための時間が少ないのか、 週刊誌育ちの習性なのか 分析にやや甘いところが見られる気がする。 さらなる精進を期待したい。
2017年09月03日
女性はモヤモヤだけでやめていく。両立支援を間違える会社はここがズレている
BuzzFeed Japan より結構辛いことでも 一時的なものであれば 我慢できるものだし 頑張ることができる。 しかし ある水準以上の 我慢や頑張ることを 長期間続けることはできない。 この「できない」 ということの意味は なかなか理解されにくいが、 これは 「よくない」 ことであり 「気づかれていないリスクが多い」 ことであり 「恒常性は保たれない」 ということ。 つまり無理は長続きしないし 長期間続ければ 壊れてしまうということ。 経営者の立場・会社の立場から 考えれば 生活の中で 仕事を最優先にして欲しいのは 当たり前の話だし、 それは 会社を維持して行くためには 当然だしそれが道徳にもなってきた。 しかし 各個人の考えがどうであろうと 人間の 本能的な構造的な 仕組みとして 仕事は手段であって 目的にはなり得ない。 それは仕事が 好きであっても 嫌いであっても 究極的には同じで 生きがいとは別のカテゴリーの問題だ。 だから 「仕事がうまく行く」 ということは 「仕事が人生の中で機能する」 ということで どんなに仕事が好きで 優秀な成果をあげても 人生全体として うまくいかなければ 長続きはしないということだ。 そういった 仕事観が欠落していれば どんなに効率化しても 待遇改善しても 長い目で見れば 場当たり的なものにしかならない。 そのような前提の上であれば 逆説的に聞こえるが 仕事に生きがいを求めることを追求しても 会社と従業員の双方にとって 害はなく、 会社にとっても 質の高い労働力を 比較的少ないコストで求めることが 可能にもなってくる。女性はモヤモヤだけでやめていく。両立支援を間違える会社はここがズレている
もしも出産したら、 子育てしながら働き続けたいという女性は、 約9割もいる。 それなのに、 約半数は転職や退職を考え、 約半数は妊娠や出産を 遅らせようとしている。 その理由はーー「両立不安」。 両立支援に詳しい堀江敦子さんと 働き方改革に詳しい白河桃子さんが、 女性と企業の意識のミスマッチについて考えます。 【BuzzFeed Japan / 小林明子】 あなたの便利のために、 誰かが働いています 働く女性に意識調査をし、 7月29日に 「両立不安白書」 をリリースしたのは、 ワークとライフの 実現を目指す事業を展開する会社 「スリール」だ。 仕事や育児の実態を知りたい大学生が、 共働き家庭に インターンをするプログラムなどを 提供している。 社長の堀江敦子さんは 「女性の両立不安に、 企業の施策がマッチしていない」 と指摘する。 政府の 「働き方改革実現会議」 などの委員を務め、 『御社の働き方改革、 ここが間違ってます!』 などの著書がある ジャーナリストの 白河桃子さんとともに、 女性と企業の 意識のズレを 突き詰めてもらった。両立する前から「無理かも」
堀江 調査に回答してくれた23〜47歳の女性498人のうち、 働いていて 子どもがいない女性347人を 分析したところ、 92.7%が仕事と子育ての 「両立不安」を抱えていました。 「両立不安」を抱えている人の特徴は 「仕事も子育てもしっかりやりたい」。 仕事は充実しているという人が80.3%、 求められれば 管理職を経験したいという人が 66.5%いました。 一方、家事や育児について聞くと 「自分がメインでやることになる」 と思っている人が82.4%いました。 仕事で成果を出すためには 「時間」をかける必要がある、 と答えた人も、 子育てには「時間」をかける必要がある、 と答えた人も、 ともに高い割合でした。 つまり、 仕事も家事も育児も 全部やらなければいけないのに 自分には24時間しかない、 と考えて行き詰まります。 繰り返しになりますが、 彼女たちは実際に 両立していて 困っているわけではなく、 両立に直面する前に、 すでに 不安を抱えてしまっているのです。 いまは彼氏がいない状態であっても 「この仕事を受けたら 子どもが産めなくなるかも」 「失敗したらどうしよう」 「周りに迷惑をかけたら申し訳ない」......。 彼女たちが見ているのは、 社内のワーキングマザーの先輩か、 メディアに踊る完璧なワーママ像。 バタバタかキラキラのどちらかなんです。 ああはなりたくないから、 こうしなきゃ。 でも、 朝4時起きの スーパーウーマンにはなれないし、 そこまでは無理...... そんなモヤモヤに支配されて、 誰にも相談せずにあきらめてしまいます。 白河 本当にもったいないですね。 堀江 両立不安の背景にあるのは 「こうしなきゃいけない」 という固定観念です。 働き方の固定観念、 子育ての固定観念、 性別役割分担の固定観念。 日本には この3つの固定観念すべてがあります。 仕事は長時間がんばらなきゃいけない、 いい親にならなきゃいけない、 いい妻にならなきゃいけない。 女性たちが自分を追い込んでしまうだけでなく、 無意識のうちに 周囲が思い込みをつくりあげていることも、 忘れてはいけません。 こういった固定観念が 「仕事も頑張りたい」 という想いをもっている人たちの 活躍の幅を狭めているのは、 企業にとってもったいない状況です。 固定観念が存在することを認識したうえでの 施策をしなければ、 不安は解消されません。 「女性活躍」は 女性だけの問題ではないのだと わかってほしいですね。 白河 日本では、 子どもを産んで育てる女性と 仕事で活躍する女性が同一人物だと 理解されていない面がありますよね。 仕事をするのであれば 仕事が一番でなければならない、 子育てをするのであれば 仕事では 一人前だとはみなさない。 二者択一を迫られ、 それはできないと言うと 「意識が低い」と言われます。 「意識が低い」......いやな言葉です。 堀江 この「意識が低い」が、 女性と企業の意識のミスマッチを 象徴しています。 今回の調査では約9割の女性が 「子育てしながら働き続けたい」 と思っていました。 企業も女性に働き続けてほしいから、 制度を整えたり配慮をしたり、 さまざまな施策をしています。 向いている方向は同じはずなのに、 結果は 「両立不安」によって 約5割の女性が 転職や退職を考えるという。 白河 それは「女性に優しい会社」を 目指してきたツケだと私は思っています。 日本の企業は「男性視点」 で女性に優しくしすぎた。 そのことが逆に今、 女性が働き続けるうえで 足を引っ張っているとも考えられます。「女性に優しい会社」の限界
白河 ここ数年で、 日本人の働き方の転換点となる出来事が 3つありました。 「資生堂ショック」 「電通ショック(※1)」 「ヤマト運輸ショック(※2)」です。 注目したいのは、 2014年に話題になった 「資生堂ショック」です。 資生堂は、 社員の約8割が女性です。 その多くを占める 美容部員の働き方をめぐっては、 短時間勤務などの 手厚い制度をもうけて 両立支援をしてきました。 夕方以降や休日は、 子どものいない社員が シフトに入るのです。 こうした制度の恩恵を受ける 子育て中の社員が増えるほど、 子どものいない社員の負担が 増してきました。 そこで資生堂は、 子育て中の社員も できる範囲で 夕方や休日のシフトに入るよう 求めることにしました。 女性に優しい会社だったはずなのに 厳しいじゃないか、と誤解され、 衝撃が走りました。 しかし、この「資生堂ショック」 は再評価するべきです。 これにより、 子育て中の女性を多く雇う会社だけが 制度を充実させても 限界を迎えるということが 浮き彫りになりました。 (※1)「電通ショック」=新入社員の過労自殺により、労働基準法違反で書類送検、経営者の辞任につながった。長時間労働を是正する意識が経済界に広がった。 (※2)「ヤマト運輸ショック」=「お客様は神様」の価値観のもと違法な未払い残業や過重労働を容認してきたが、批判と人手不足によって経営戦略を転換した。 堀江 資生堂はそれまで 「子育てしながら働く」のではなく、 配慮して「単純に休ませる」 制度だったんですよね。 でも、会社が「もっと働いてほしい」 「サポートするので活躍してほしい」 というメッセージを出したことで、 気持ちが安らいだという人が多かったといいます。 「厳しく働け」 と言うことが正解なのではなく、 期待を伝えながら、 現在の仕組みにとらわれず柔軟に、 子育てしながら 働き続ける体制を考えることが重要です。配慮によるすれ違い
白河 育児休業などの制度が整ったのが およそ10年前。 この「女性に優しすぎた10年」 があったから、 女性たちは「両立支援制度はある」 という前提で働いています。 もちろん 育休や時短勤務の 制度さえなかった時代に比べると 前進なのですが、 「活躍支援制度」は足りていません。 「育休はとるけれど、時短はとるけれど、 私は働きたい、活躍したい」 と希望する人はいます。 けれど「両立」のコースにのったら、 もう「配慮」の名目のもとに、 希望を封じられてしまうのです。 堀江 そこがまさに、 ボタンのかけ違いを感じるところです。 制度を整え、配慮もしているのに...... という企業が、 復職後の社員に期待を伝えていなかったり、 重要な会議を夜に設定していたり、 責任ある仕事は 時間制約のない社員が請け負う体制にしていたり。 配慮の仕方が違っているか、 配慮が行き過ぎているケースがあるのです。 女性のほうも、 変に「忖度(そんたく)」 していたりするんですよね。 復職しているという時点で 仕事をしたいという意思は 当然伝わっているはずだ、 思っている。 「活躍したい」と口に出すのを遠慮して 「サポートしてほしい」とだけ言うから、 上司は「意識が低い」と捉えて マミートラック(※3)に乗せるんです。 (※3)マミートラック=仕事と育児の両立はしやすいが、昇進や昇格が見込めないキャリアコース 白河 女性だから育児をしやすいように 早く帰してあげよう、 ではなく、 本来は男性や独身者にも ライフはあるのです。 最初から、 男性の働き方にもメスを入れるような改革、 つまり企業全体での 長時間労働の改善をしておけば、 10年もの間、 女性だけに優しくする必要は なかったんです。 資生堂は女性が8割の職場なので、 最初に限界がきて 「炭鉱のカナリア」となったわけです。 これからは働き盛りの男性が 介護をすることになったり、 定年が延長されて 高齢者雇用が当たり前になったりと、 「わけあり」「時間制約あり」の社員が どんどん増えていきます。 どの企業も 資生堂と同じ問題に直面することになるので、 まだ女性だけの問題である段階、 人数が少ない段階で対処しておかないと。 日本の会社では 滅私奉公が求められますが、 限りある個人の時間というリソースを 企業が強制的に全部搾取することが、 そもそもおかしいのです。 働き方改革で残業時間の 上限規制ができることには、 大きな意義があると思っています。 堀江 金太郎飴のように、 同じように働いて 同じような成果を上げる時代は 終わりました。 社員それぞれに状況や考え方、 時間の使い方が違うことが、 これからは仕事に活きてきます。 「こうしなきゃいけない」 というのは実はどこにもない。 女性自身の中にも なくていいのだと気づくことで、 「両立不安」 は少しずつ解消していけるはずです。
2017年09月01日
飲食業界の「ホワイト度」ランキング 「スタバ」を押さえて1位は...
確かに 「びっくりドンキー」で 不満を感じたことはない。 ある種の安定感を感じる。 またそれが非常に自然で ともすれば そのために何か 特別なことが 行われているような 感じは受けない。 接客も悪くないし 料理も 特別に素晴らしいとは言わないまでも 値段相応かそれ以上ではあると感じるし 満足感が高い。 つまり バランスが良いのだ。 一点突破型ではなく 全体のデザインが うまくいっている典型 なのだろう。 このスタイルの企業が 「うまくいく」 ことを 知らないか、 または気づかない 経営者は意外と多い。 気づいていても スタッフに恵まれず 実現できないと 感じている経営者もいるようだ。 このことに 気づかない経営者やリーダーの 多くが陥っているのは 部下やスタッフが 「必死で働く」ことを よしとする考え方だ。 「いい加減」な気持ちで 働くことはことは論外であるが かといって それぞれが 余裕のない状態で働くことは 各個人の 最大のパフォーマンスは 発揮できないことを 知ってほしい。 スタッフが 余裕なく 必死で 一生懸命に見えるように 働く姿は 全体デザインのできない 経営者を一時的に 安心させることしかできない。 人は余裕がなくては 本来の能力や 持ち味は期待できない。 余裕のない状態の人間は 一見、 目の前の仕事に 全力を尽くしている ように 本人にも周りにも 見えるが 実際には 無意識のうちに 余裕のない状態から 脱することを 第一義としている。 だから その状態の人間にとって 仕事は一番の目的にはなってなくて あくまで 状況から逃れる手段なってしまう。 その害はすぐには気づかないが ふと気づくと 頑張ってるわりには 状況が好転していないことに 気づく。 そしてそこから 無力感を感じて かといって 頑張って余裕をなくすことも やめられず 悪循環に陥る。 同じことは 教育の場でも よく見られる。 この辺りのことと 日本が一人当たりの 労働生産性が低いことは 関係があるだろうと 思っている。飲食業界の「ホワイト度」ランキング 「スタバ」を押さえて1位は...
企業リサーチサイト 「Vorkers」を運営する ヴォーカーズは2017年8月29日、 飲食店業界の 「ホワイト度」ランキングを発表した。「法令順守意識の高さが伺えます」
1位は、 「びっくりドンキー」を展開するアレフだった。 平均残業時間 18.4 時間、 有休消化率61.0%は、 業界平均 (残業 48.0 時間、有休 26.7%) を大きく上回る。 待遇への満足度も 飲食業界の多くが2点台の中、 3.40点を記録した。 ヴォーカーズに寄せられた アレフ社員の口コミを見てみると......。 「近年は法令遵守に力を入れて 整備をしていると感じました。 会社員として今まで放置されていた 労働環境や社内規定を見直す といったことを改めていこう とする取り組みを行っているようです」 (営業販売、男性、アレフ) 「法令遵守の意識が高く、 いい意味でも悪い意味でも 会社の利益よりも先に社会へ還元する という意識を強く感じる。 ただし、その影響もあり、 コストに関しては若干努力不足がうかがえる」 (マーケティング、男性、アレフ) ヴォーカーズが発表したリリースでは、 アレフについて 「必ず年に 2 回 5 連休を取るよう促されるなど、 法令順守意識の高さが伺えます」としている。 ツイッターなどネット上でも、 「びくドン、ホワイトランキング1位で、 あの安さ、美味しさは凄いな!」 「まあ確かにびっくりドンキー利用して 不快な思いしたことないからなぁ」 などと話題になっている。 その他、 スターバックスコーヒー ジャパンが2位、 牛丼チェーン「松屋」の松屋フーズが4位、 カフェチェーン「カフェ・ベローチェ」の シャノアールが7位、 ラーメンチェーン「丸源ラーメン」 の物語コーポレーションが8位、 日本マクドナルドが9位。 馴染み深い飲食チェーンの運営元が、上位に名を連ねた。 3位は、 JR東日本系列の日本エンタプライズだった。 JRの系列企業としては、 ジェイアール東海パッセンジャーズ(5位)、 ジェイアール東日本フードビジネス(6位)も上位に入った。 2015年以降に 「Vorkers」に投稿された飲食業界のレポート 3200件を基にまとめられた。 対象データは、 回答者数10 人超の企業。 集計期間は、2015年1月から2017年7月まで。
2017年08月31日
太平洋における軍事作戦の第1歩
(CNN) 北朝鮮の朝鮮中央通信(KCNA)は30日、日本上空を通過した中距離弾道ミサイル「火星(ファソン)12」の発射実験について、「太平洋における軍事作戦の第1歩であり、グアム封じ込めに向けた有意義な序章」だったと伝えた。 朝鮮中央通信はさらに、「太平洋を今後の標的として、さらなる弾道ロケット発射演習を実施する」と予告している。 北朝鮮のミサイルは29日に発射され、日本の東部約500カイリ(約900キロ)の太平洋上に落下した。金正恩(キムジョンウン)政権下では過去に何度も日本海に向けてミサイルを発射しているが、弾道ミサイルが日本の上空を通過したのは初めて。 北朝鮮メディアは今回のミサイル発射に関連して、日韓併合条約から107年に当たるとも伝えた。 グアム島は米領の中で北朝鮮に最も近い。同島にあるアンダーセン空軍基地からは、北朝鮮によるミサイル実験などを受けてB1爆撃機が発進し、朝鮮半島上空を飛行している。 北朝鮮は8月に入り、グアム周辺を中長距離戦略弾道ミサイルで攻撃する作戦計画を検討中と発表。朝鮮中央通信は、「米国に対する重大な警告」として、アンダーセン空軍基地を攻撃する可能性にも言及した。 北朝鮮の30日の声明では、グアムを「侵略の前進基地」と位置付けている。 国営朝鮮中央通信は30日、中距離弾道ミサイル「火星(ファソン)12」の発射実験を実施したと発表した。現地当局者らが報道内容をまとめてCNNに伝えたところによると、発射実験には金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長が立ち会い、ミサイルの性能に大きな満足感を示したという。 北朝鮮のミサイル発射を受けて、米国のトランプ大統領は非難声明を出し、「全ての選択肢がテーブルの上にある」と改めて警告した。 トランプ氏は声明で「世界は北朝鮮からはっきりとした最新のメッセージを受け取った。近隣諸国と国連の全加盟国を侮辱し、最低限の国際行動規範にも従わないという合図だ」と指摘。「安定を揺るがす威嚇的な行動は、地域や世界全体における北朝鮮体制の孤立を深めるばかりだ」と語り、従来の発言に比べると慎重な口調で北朝鮮を非難した。戦争は起きないと思いたい のは誰でも同じだ。 しかし戦争は こちらの都合だけで 回避できないからこわい。 強く不条理感を感じるのは、 精神状態が安定しているのかも 今後の見通しを 高度に踏まえた判断ができる 人物かどうかもわからない 一国の元首の稚拙な判断力に 翻弄されることである。 大国同士の関係であれば 例えば 習近平がいくら 独裁的な政治をしようとも 自らの損得を踏まえれば 自ずと抑制が効く仕組みがある。 ところが 相手は身内を殺せる人物 であるだけではなく、 全く普通の西側先進国とは 違ったものの考え方の 基盤の上に立脚している人物だ。 実際に日本が攻撃されれば アメリカがなんとかしてくれるだろう くらいに思って 過剰反応だと 右派を牽制して見せる 左派もいるようだが。 よく考えて欲しい。 単純な予想や見込みが そんなに素直に都合よく 行くわけはないような 事柄なのではないか。 長い目で見れば 邪魔者は殺される ビンラディンなどのように おおよその表面的な 実害がなくなってから であっても 国家的な大きな問題のある 人物は消される。 それがわかっている。 今はまだ 北朝鮮が実際に攻撃すれば 割の合わない仕返しを 受けるから攻撃しないが 国がというより 金正恩が追い詰められれば 何をするかわからないだろう。 そもそもが 何をするかわからない人物だ。 そういう育てられ方を 意図的にされている可能性が 高いと思える。 金正恩は 自分が死ぬとわかれば できるだけ巻き添えを 多くして死のうと思っても おかしくないという可能性は 十分にある。 一部の左派の方々の 反応は面白い。 「安倍が地下鉄を止めた」 「安倍晋三と北朝鮮は繋がってる。 戦争起こして加計学園や森友学園の 騒動を隠したい意図が見える。」 「北朝鮮のミサイルに関する 政府の国民保護サイレンや Jアラートはまるで戦時中の空襲警報。 北朝鮮も怖いが、 戦時放送を流す安倍政権も怖い。 日本が軍事化している。」 こういう時に 実効的な建設的な 人を納得させ得る 行動や言動をしなければ いけないことが わからないことの方が よっぽど問題。 また 一部の右のみなさんが 勇み足にならないように 祈ります。 一部の 右派のみなさんも 一部の 左派のみなさんも 今はみなさんの 「自己実現」の時ではない。
2017年08月29日
壇蜜さん出演、賛否両論の宮城観光PR動画 村井嘉浩知事「サイレントマジョリティーからは支持された」
産経新聞 より下は 一部の人々には有名な 宮城県南三陸志津川のホテル「観洋」のCM」。 これを見たら 「宮城県」・「観光」 には こういう歴史があって 村井知事は 完全に炎上商法ではないか と 思ってしまった。 さすが大震災経験した知事はちがう。 https://youtu.be/iLvRIBIxjek 以上壇蜜さん出演、賛否両論の宮城観光PR動画 村井嘉浩知事「サイレントマジョリティーからは支持された」
タレントの壇蜜さんが出演し 「性的表現がある」 などとして物議を醸して、 配信中止となった 宮城県の観光PR動画をめぐり、 村井嘉浩知事は28日の定例会見で、 観光客の伸びに成果があったとした上で、 「一連の観光キャンペーンはうまくいった」 と述べ、 成功したと強調した。 一方、 壇蜜さんは出演したテレビ番組で、 「アクセス数にあぐらをかいてはいけない」 と慎重なコメントをした。 村井知事は 動画の配信を 止めないでほしい という声もあったとし、 「8割前後の方が いいんじゃないか という声もあった。 サイレントマジョリティーからは 支持された」 と述べた。 また、 26日に壇蜜さんが参加した関連イベントで、 壇蜜さんが 「私が元気に『宮城においでよ』といえなくなった」 などと発言したことについては 「一部の方から厳しい批判があって、 腫れ物を触るような扱いをされ、 壇蜜さんにつかわせて申し訳ない。 壇蜜さんも心の中では喜んでいたはず」 と述べた。 また、批判について 「裸婦像を性的と見るか 芸術としてみるか。 (動画を)作品としてみれば 評価する人もいた。 何をやっても取りようがある。 観光客がどれくらい来て 継続されたのかというのが大事だ」 と強調。 今後行われる秋冬のキャンペーンについては 「次回は温泉を前面に出したい。 具体的に細かいところはつめたい。 動画に関してこれだけ関心をもってもらうのは (壇蜜さん出演の)動画があったからこそ」 とあくまで動画に問題はなかったという姿勢を貫いた。 一方で、 村井知事との トークショーなどの 関連イベントに出席した翌27日、 TBS系列の サンデージャポンに出演した壇蜜さんは 番組内で、 PR動画が取り上げられた際に、 「決してアクセス数の上に あぐらをかいてはいけない。 賛否両論あったことは、 県知事も私も制作に関わった方々も 受け入れないといけない」 と慎重にコメント。 さらに 「460万あったからいいじゃないか、 集客数が伸びたからいいじゃないかと、 (周りの人に)言われたからって、 それをいいですよねって 私たちが絶対主張してはいけない」 と村井知事とは逆の意見を展開。 さらに、 動画が性的だとは思わなかったのか、 と問われ、 「絵コンテを見せてもらって 全体の8割、9割を分かっていたが、 全体を見せてもらったのは直前。 (内容については)壇蜜というタレントを 選んでもらっておかしいとか、 それは思っては いけないと思った」 とコメントしていた。 宮城県や仙台市などが展開する 観光キャンペーン 「仙台・宮城『伊達な旅』夏キャンペーン2017」 の一環で7月4日から動画の配信がスタート。 動画では、 壇蜜さん扮する仙台藩主の伊達家家臣の末裔、 「お蜜」が県のゆるキャラ「むすび丸」とともに 竜宮城ならぬ、 涼宮城に行くという内容。 「夏でも涼しい宮城の魅力を表現した」 というが、 壇蜜さんの唇のアップとともに 「肉汁トロットロ、牛のし・た」 といったセリフが使われている。 亀のアニメーションに対し、 「上乗ってもいいですか」 のせりふの後に亀が大きくなる描写もある。 県にはこれまで メールや電話で苦情などが寄せられたほか、 女性県議や女性団体が 県に配信中止を申し入れていた。 県によると、 17日までに県には 約480件の苦情などの意見が寄せられた。 動画の最終的な再生回数は 466万8559回だった。 県が大手旅行会社へ聞き取り調査を行ったところ、 7〜9月の県内への宿泊者数などの観光客は 1〜2割増加しているという。 動画は27日午前0時に削除された。
2017年08月21日
バージニア衝突後のオバマのツイートがいいね史上最高記録更新。一方トランプは
ギズモード より正しくて安全なことは 一番大切なことなのだが いつもそればっかりでは 飽きる。 飽きるというと聞こえが悪いが そこまでの成り立ちやプロセスを 考えずに 先人が築いた正しくて安全なことを ただ当たり前に享受するようになるのも 良いことではない。 その意味では オバマやヒラリーに「飽きて」 または ただオバマやヒラリーの正しさを 当たり前に享受することを 一旦止めてみて 違う価値観を一時的に 経験して見るのも 多様な発展にの上では 創造的なことだ。 その意味で トランプはアメリカ社会にとって 効果的な スパイスにだったのだと思う。 つまり トランプの考えの中身に価値があるのではなくて トランプの考えが今までと違うことに価値があった。 だから、トランプに投票した人でさえ トランプが実際に政治的な行動や決定をすると 批判するし反対するし不支持に回る。 それを正確に理解できずに 公約を素直に実行しようとする トランプは不幸だ。 公約は実行できてもできなくても 批判され罵倒される。 支持率が30パーセント代に低迷してると言われるが そういう選ばれたプロセスを考えると むしろ30パーセント代がデフォルトだと思える。 それより高くとも低くとも 本当の意味での安定を失う。 オバマは 人を癒せる人物だ。 ある種の人を感動させる 慈しみの情があって それが質の良い落ち着きを作る。 その落ち着きは 「人としてあるべき態度」を 筋道をおって示すことができる。 しかしその 「人としてあるべき態度」は 衣食足りた文化的な生活をする人間が より良い生き方をするためのものだ ということの認識はあまりにも貧弱だ。 世界には 少ない取り分をギリギリのところで分け合ったり 奪いあったりすることを続けざるを得ない人々がいる。 彼らにとっては オバマ的な 「人としてあるべき態度」は ほとんど価値を持たない。 力で奪い合わないと生きて行けない人々は 力で秩序を保たなくてはいけないのは 考えれば当たり前の話だ。 アメリカの大統領は 好むと好まざるとに関わらず また 明確に意識するしないに関わらず 力で秩序を守ってきた。 結果的にその権限を持っていた。 そう考えると 人としてのオバマは 優れた人物であるが 大統領には 不向きな人物だとも言える。 状況の読み込みさえ正確にできれば トランプの方がうまく立ち回れるし うまく状況をコントロールすることもできる。 トランプは賢く立ち回って欲しい。バージニア衝突後のオバマのツイートがいいね史上最高記録更新。一方トランプは…
いいね400万回突破。 全米が悲しみに暮れる中、 オバマ前大統領のこのツイートが一条の光を照らしています。 バージニア大に松明を掲げて ネオナチ、KKK、オルタナ右翼の白人至上主義者が金曜夜集結し、 それを阻もうとする学生や市民と シャーロッツ市街で土曜対立した件では、 ネオナチの車が抗議の市民に突っ込んで 弁護士助手の女性(32)が死亡、 35人が重軽傷を負い、 警備に向かった州兵ヘリが墜落し 警官2人が死亡する惨事となりました。 「ネオナチの車が突っ込んだ」 とニュースが流れたとき、 加害者の高校時代の歴史の先生は 真っ先に「あの子だ」と 思ったのだといいます。 ジェイムズ・フィールド容疑者(20)は 頭のいい子ではあったのですが、 ナチスに心酔する論文を書いてきたので 一度注意したことがあったらしく、 「正しい道を示す機会がありながら、 導いてやれなかった」 とテレビで話していました。 同容疑者は生まれる前に、 酔っ払い運転の車に轢かれて父親を亡くしており、 父方の祖父母も拳銃で無理心中を図って 他界している薄幸な家系です。 軍でも精神的に不安定なため すぐ除隊させられていました。 車いすの母親は 最初マスコミに事件のことを聞いても、 「政治信条のことはよくわからないけど、 あの子は白人至上主義ではないわ、 黒人の友だちもいるし… 今日はトランプの集会に行ってるんでしょ?」 という、 まったくのみこめていない反応でした。 同容疑者は11歳のとき母親にナイフを突きつけて 一度補導されてもいます。 もともと不安定なところに、 あの集会は危険すぎますよね…。 今回の対立の白人至上主義者に 密着したVice取材班の映像(以下)を見ると、 これはアカンというのがよくわかります。 白人至上主義者のバンに飛び乗っての総力密着で、 ヘイトという魔物の 息づかいまでが伝わってきますよ…。 この信じられないような光景に みんな暗澹たる思いに沈む中、 オバマ前大統領は ネルソン・マンデラの自伝 『自由への長い道』 から次の一節を引用し、 こう連続ツイートしました。 人は生まれつき肌の色、 生まれ、 宗教で人を嫌うのではない… 憎しみは教わるもの。 憎しみを学べる人には、 愛を教えることもできる… なぜなら愛は、 その逆の気持ちより、 人の心に自然に湧くものだから。 ──ネルソン・マンデラ いろんな肌の色の子が 窓で肩を寄せ合っている写真も添えられていて、 なんだか癒されます。 このツイートは 土曜午後5時の投稿からわずか5時間で いいね数の歴代最高記録を更新し、 今もものすごい勢いで拡散中です。 一方その頃、 ドナルド・トランプ現大統領は 何をしていたのかといいますと、 電車トランプ号が CNN記者に突っ込む画像をRTし、 削除していたことが後でわかりました (訂正: 配信されたのは3日後で、 ハックされたとホワイトハウスは説明しています)。 MSNBCのKyle Griffinプロデューサーが公開した、 削除前のスクショが拡散中です。
2017年08月11日
鈴木五輪相、3年でガソリン代"1400万円" 収支報告書に記載
鈴木五輪相、3年でガソリン代"1400万円" 収支報告書に記載鈴木俊一五輪担当相(衆院岩手2区)が 代表を務める資金管理団体 「清鈴会」が、 2013〜15年の3年間に ガソリン代を計1412万円支出した と政治資金収支報告書に 記載していたことが9日、 分かりました。 鈴木氏の事務所は 「7人が政治活動に車を使用した」 と説明していますが、 高額過ぎるのではないかとの 見方も出ています。 報告書や事務所への取材によると、 ガソリン代の支出額は13年が491万円、 14年が382万円、 15年が539万円。 15年1月には 1回分の支払いが 174万円に上るケースも ありました。 同事務所は 「岩手県は土地が広く、 当時7人が車を1台ずつ使用して 各地を回った。 1人が1日250〜300キロは走っている」 と説明しました。先日の内閣改造のあと 「新閣僚の1人は間も無く スキャンダルが表沙汰になるだろう、 名前は言えないが」 といった内容の記事があった。 本当に初歩的な印象操作だが 一部の偏ったマスコミは まだまだやる気だ。 印象操作の疑いのある記事は 淡々と 客観的な反証をする。 それを楽しく繰り返すだけだ。 それは政権側がやっても同じだ。 事実はそれほど重いということ。 それから 人間をバカにすることはよくないということだ。 さて岩手県。 岩手県の面積は 北海道の83,424.22㎢に次いで 15,275.01㎢で 47都道府県中2位。 四国4県の合計が約18,800㎢だから 1つの県としてはかなり広い。 首都圏で見ると 首都圏の 東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県の 4県の合計は約13,500㎢だから 岩手一県に及ばない。 岩手県の県庁所在地の 盛岡から岩手県内の主要都市までの距離を見ると 県北の二戸までが88q。 北部三陸沿岸の久慈市までは 最速ルートで133q。 沿岸部宮古市までは95q。 釜石市までは120q。 陸前高田市までは110q。 一関市までは94q。 ちなみに 南部の一関市から北部沿岸の久慈市までは 222q。 これは 東京駅から 静岡県の御前崎(静岡市と浜松市の中間くらい)、 または、 熱海から宇都宮市ぐらいまでの距離に等しい。 つまり 南北には 熱海から宇都宮 東西には 成田から相模湖 ぐらいの面積が岩手県だ。 首都圏の人間が考える 「一都道府県の面積」 という概念では 考えられないのだ。 1日250〜300q走って 不思議はない。
タグ:鈴木俊一
2017年08月09日
22歳男性「ある種異様な」新人研修受け自殺
ゼリア新薬の22歳男性「ある種異様な」新人研修受け自殺
気になる話だ。 BuzzFeed News よりゼリア新薬工業に勤めていた 男性Aさん(当時22歳)が、 新入社員研修で 「過去のいじめ体験」 を告白させられ 「吃音」 を指摘された直後の 2013年5月に自死し、 「業務上の死亡だった」 として 2015年に労災認定を受けた。 Aさんの両親は8月8日、 ゼリア新薬と研修を請け負った会社、 その講師を相手どって、 安全配慮義務違反や 不法行為に基づく損害賠償、 約1億円を求める訴訟を東京地裁に起こした。 千葉県在住の父親(59歳)と 代理人の玉木一成弁護士が 厚生労働省で記者会見し、 明らかにした。 原告側によると、 Aさんが亡くなるまでの 経緯は次のようなものだ。 Aさんは早稲田大学を2013年3月に卒業後、 4月からゼリア新薬工業で働き始めた。 新入社員研修は4月1日から始まり、 8月9日まで続くはずだった。 この間、 Aさんは 会社の指定した 宿泊施設に缶詰状態だったが、 5月18日に 異常行動があったとして 帰宅を命じられた。 そして、その途中、 東京都新宿区内で自死した。 何が起きていたのか。 中央労基署の認定によると、 労基署が注目したのは、 4月10日〜12日の3日間、 ビジネスグランドワークス社が 請け負って実施した 「意識行動改革研修」。 その中で、Aさんの 「吃音」や「過去のいじめ」 が話題になった。 講師から過去の悩みを 吐露するよう強く求められた上で、 Aさんはこうした話をさせられていたという。 Aさんは、研修報告書に、 次のように書き残していた。 「吃音ばかりか、 昔にいじめを受けていたことまで 悟られていたことを知った時の ショックは うまく言葉に表すことができません」 「しかもそれを 一番知られたくなかった 同期の人々にまで 知られてしまったのですから、 ショックは数倍増しでした。 頭が真っ白になって その後 何をどう返答したのか 覚えていません」 「涙が出そうになりました」 一方、 研修の講師は、 Aさんの報告書に 赤字で次のような コメントを残している。 「何バカな事を考えているの」 「いつまで天狗やっている」 「目を覚ませ」 どのような研修だったのか。 原告たちの聞き取りに対し、 ゼリア新薬の新人研修担当者は、 「自分も受講したことがある」 として、次のように供述したという。 「軍隊みたいなことをさせる 研修だなと感じました」 「いつも大きな声を出す必要があり、 機敏な動きを要求され、 指導員が優しくない」 「指導員は終始きつい口調」 「大きな声で命令口調だということです」 「バカヤローといった発言も多少はあった」 「最終的には感極まって 涙を流す受講者も出るような研修」 「研修会場は ある種異様な空間でした」 「個人的にはもう受けたくない」 「途中で体調不良者が出ることもあります」 中央労基署は、 このビジネスグランドワークス社の実施した 「意識行動改革研修」の中で 「相当強い心理的負荷があった」と認め、 それが原因でAさんは統合失調症を発症して、 自死に至ったと結論付けた。 なお、 ビジネスグランドワークス社の研修は 3日間だけだったが、 それ以外の研修期間中、 土日に帰るにも外泊許可が必要だった。 会社が、 他の研修生たちに面談した結果として、 「私も当時は3時間しか寝られなかった」 という告白があったという。 Aさんは入社後、 自宅にゆっくり帰ってきたのは、 ゴールデンウィークの期間中だけだったという。 玉木弁護士は 「宿泊施設にほぼ拘束され、 6時間の睡眠も確保できないような 長時間研修を受けていた」 と指摘する。 「やっとここまで来られた」 記者会見した父親(59歳)は 「亡くなってから約4年、 やっとここまで来られたという実感です」と、 話を切り出した。 「息子は缶詰で研修を受けさせられ、 ほぼ自宅には帰ってきていませんでした。 ですから、事故が起きたときには、 家族は全く事情がわかりませんでした」 家族は最初、もしかしたら、 Aさんが会社に迷惑をかけていたのではないかと 不安も感じていた。しかし……。 「いろいろ調べると、 実態が見えてきました。 たとえば私たちは、 息子が毎日書いていた 研修日誌を亡くなった後、 研修のために泊まっていた部屋で たまたま発見しました。 この研修日誌は、 あやうく会社側に回収されるところでした。 これによって 徐々にどういうことが 起きていたかわかりました」 「もうひとつの証拠が、 息子の携帯です。 息子はLINEで、 学生時代の友達や同期にいろんなことを 詳細に書いていました。 LINEで時間もわかるので、 深夜や早朝に何かをしていたことがわかる。 それを追いかけていって、 いろんなことがわかってきたんです」 労災認定の最大のポイントとなったのが、 Aさんが書いていた研修報告書だった。 父親はこう語る。 「報告書は、 当時の人事部長宛てに出されたもので、 複写用紙で書かれていて、 複写の2枚目なんです。 これが見つかったからこそ、 労災申請に至ったんですが……」 この報告書(写し)は、 息子の自室を整理する中で、 本棚の中に挟んであるのを たまたま発見したのだという。 「これまで事実を知りたいということで、 会社と交渉してきました。 しかし、この原本は、 会社にあるはずなのに いまだに出てきていません」 家族の疑問 家族が疑問視するのはAさんの 「吃音」や「いじめ」が なぜ研修で話題にのぼったのかだ。 父親を含め家族は 「生まれて22年付き合っていて、 吃音なんて、一切思ったことがなかった」 という。 「妻も娘も幼少時からピアノをやっていて、 絶対音感があるので、絶対わかる」 「いじめも聞いたことがない」 と父親は断言する。 父親によると、 Aさんは文学部出身だったが、 空手の有段者。 筋トレが趣味で、 自室にはバーベルや プロテインが置いてあったという。 会社側は Aさんの側に問題が あったのではないかと 疑問視してきたという。 父親は、これは 「Aさんの弱さ」 から起きた事件ではないのだと、 力を込めて反論していた。 Aさんは、 社交的で非常に友人が多いタイプだった。 亡くなった友だちが、 6月8日に追悼文集を作ってくれたという。 「どれだけ皆さんから愛されていたか、 その証拠として持ってきました」 父親はそう語り、 誇らしげに文集を掲げた。 会社側は…… 一方、 ビジネスグランドワークスの宮ア雅吉代表は、 BuzzFeed Newsの取材に次のように回答した。 「研修内容は問題がないものでした。 労基署からは事情聴取がなく、 労災認定は事実誤認です。 当社の研修が問題なく終了した後、 ゼリア新薬で実施した研修中に 不幸があったと認識しています」 研修は3日間の日程で、 4月10日が朝9時から夜9時まで、 4月11日は朝6時から夜9時まで、 4月12日は朝6時からで、 午後4時に解散した。 宮ア代表は 「いつまで天狗やっている」 「バカヤロー」 等の言葉はあったと認めたが、 それは 「本人に気付いてもらうため」 だと説明。 研修中に泣き出す人もいるという点については、 「審査暗記したものを時間内に発表する審査があり、 その審査に合格した人が感激して泣き出す人はいます」 とした。 BuzzFeed Newsは、 ゼリア新薬工業にも取材を申し込んでいる。 回答があれば追記する。「怖い」 と感じたら その「怖い」に 適応するために 人の心の無意識は 色々なこと始める。 過剰に順応しようとしたり 我慢するために 何も感じないようにしたり。 どのようなやり方であれ ストレスは 解消するための行動をするまで 確実に蓄積される。 ほぼ「怒り」の形で蓄積される。 「人を厳しく指導する」 という人の中には 過去に これと同じ「怒り」を 蓄積してきた人が多い。 つまり 「指導は厳しくあるべきだ」 とか 「近頃の若い者は考え方が甘い」 とか言う人の 根底の動機には高い確率で 「自分の問題」が あることが多い。 あまりはっきりと 認識されていないが 今の若者は 「甘い」とか 「厳しいことに耐えられない」 ということではなくて 厳しい扱いや乱暴な言葉遣いを 「悪いこと」 として心の中では認識している。 小学校や中学校では 心理的に傷つかないことを 現実の一般的な社会より かなり極端に強く求めている。 親からのクレームを 回避する目的もあるだろうが、 実際、傷ついた心を癒して 正常に戻せる場や人間関係は 思いの外少ない。 その結果 厳しいことを人に要求したり 乱暴な言葉遣いで 人に何かを強要したりすることは 「悪いこと」になる。 厳しいと感じることを耐えるならいざ知らず、 自分が「悪い」とされる扱いを受けた となれば、 心に傷を持っていたり 何らかのコンプレックスを 持った人間にとっては 耐え難い苦しみになる。 つまり人に何かを強引に 要求することは危険なのだ。 心理学的な裏付けなしに 強い指導で 「能力を引き出す」 とか 厳しい指導で 「わからせる」 とか そういうことは 極端な言い方をすれば 無免許運転と同じなのだ。 厳しい指導で可能な変化は 一時的で表面的な適応だけだ。 そして そのストレスは 主に「怒り」 という形で確実に蓄積され 必ず仕返しをする。 そこには理性や論理は働かないから 仕返しの対象は 無関係の他人であることもあるし 自分自身であることもある。 また、 厳しい指導をする側は 自分がどんな 「怒り」 を蓄積しているか 考えた方がよい。
タグ:新入社員研修
2017年08月06日
人は「マーケティング」されず「エンゲージ」されたい
マーケティングの話。
時代の変化の大切な部分が
少し垣間見られる話。
人は「マーケティング」されず「エンゲージ」されたい
Forbes JAPAN
マルケトCEOのスティーブ・ルーカス(photograph by Michael Short)
世界の名だたるIT企業が集うサンフランシスコ、
その街で4月23日から4日間にわたり、
マーケティングの祭典
「THE MARKETING NATION SUMMIT」
が開催された。
会場には、
デジタルマーケティングの最前線に触れるべく、
世界中からCMO(最高マーケティング責任者)500人を含む、
約6500人のマーケターが集った。
「マスマーケティングの時代は終わった。
これからは、エンゲージメント・エコノミーの時代だ」
基調講演でそう宣言したのは、
同イベントを主催するマルケトCEOスティーブ・ルーカス。
壇上で、マーケティングの未来を予見する大胆な発言を次々と放ち、
会場につめかけた満員の聴衆を沸かせた。
マルケトは世界39カ国・5000社以上の企業に
エンゲージメントマーケティングプラットフォームを提供している
デジタルマーケティングのリーディングベンダー。
同社を率いる彼に、
デジタルマーケティングの現在、
そして来るべき未来について聞いた。
「距離、言語、文化……テクノロジーが
人類の営みを妨げてきた“障壁”を取り除き、
我々の歴史を大きく前進させてきたことは、
言うまでもない。
しかし、
そうした進歩が一定の水準に到達した今、
テクノロジーの発展が、
“人間らしい暮らし”を、
むしろ阻害しているのではないか」
そう問いかけるルーカスは、
近年急速に発展する
「デジタル環境」の現状を、
とりわけ危惧している。
「SNSのユーザーは、
10年前にはこの世界にまったく存在しなかった。
しかし、
今ではフェイスブックという
“たったひとつのアプリケーション”に、
19億人ものユーザーがいる。
この驚くべき変化のインパクトを
、私たちは再認識しなければいけない」
高度に発展したデジタル環境の中を
飛び交う膨大な量の情報は、
人々を圧倒し、
人と人とのつながりを希薄にした。
ルーカスはそう考えている。
IDC発表の
「THE DIGITAL UNIVERSE in 2020」
によれば、
全世界で作成・複製されるデータは、
10年の1.2兆GBから、
20年には40兆GBへと増加。
世界は、
さらなる情報過剰の時代へと突入する見込みだ。
情報が増えることの問題は何かー
その核心は、
情報の「量」が増えることで、
人々が受け取る情報の「質」が低下することにある。
検索履歴をもとにした
単純なリターゲティング広告など、
企業がマーケティング目的で
日々発信する情報も、
「量」を増やし、
質を下げる一因を担っている。
「『マーケティングされたい』
と思っている人は、一人もいない。
しかし、
誰もが『エンゲージされたい』とは思っている」
つまり、
人々は企業から
メッセージが送られていること自体を
嫌がっているわけではない。
自分に価値のある情報だけが、欲しいのだ。
「これからのマーケターの役割とは、
適切な時に、適切な情報を、適切な人に、
適切なチャンネルで届けること。
そうしたコミュニケーションを続けることで、
顧客との間に育まれるものこそが、
『エンゲージメント』である」
ルーカスがそう断言する背景には、
こんなデータがある。
実は、
83%のマーケターが
「顧客とエンゲージメントを構築することができている」
と考えている一方で、
51%の顧客は、
企業との関係性に満足していないというのだ。
では、
企業はどのようにして顧客との間に、
エンゲージメントを構築すればよいのだろうか。
鍵となるのは、
1.「リッスン(耳を傾ける)」
2.「ラーン(学習する)」
3.「インスパイヤー(影響を与える)」
の3つのステップだ。
まず、
1. 消費者のパーソナルな好みを知るために、
企業はデジタル・リアルを問わず、
あらゆるチャンネルを駆使して、
全てのオーディエンスの声に耳を傾ける。
そして、
2. 生涯にわたってブランドを支持してくれる
「ブランドのアドボケーター(熱心なファン)」
を獲得するために、
耳を傾けて得た情報から学ぶ。
最後に、
3. ウェブサイト、モバイルアプリ、
インサイドセールスといった
顧客との全ての接点で、
相手にインスピレーションを与えることを目指す。
重要なのは、全顧客が
「潜在的なブランドのアドボケーター」
であるという前提に立って、
マーケティングに取り組むことだ。
「大量の情報を押し付ける
『マスマーケティング』
から、
意味のあるエンゲージメントを意識することで、
ビジネスを成長させる
『エンゲージメント・エコノミー』へ。
時代は確実にシフトしている」
マスマーケティングの時代には、
企業が大量の広告費を投下すれば、
簡単にブランドを構築できた。
しかし、
誰もがSNSを利用できる今、
企業よりも顧客の方が、
“より大きな声”
を持っている。
「例えば結婚式のギフトを買うためだけに
仕方なく登録したサイトから、
毎週のようにメールが来れば、
誰もが、不満の1つでもSNSに書き込みたくなるだろう。
情報の量と内容が適切でないことは、
顧客に必ずネガティブに捉えられる。
だからこそ、エンゲージメントへの意識が重要なのだ」
エンゲージメント・エコノミーの
時代におけるマーケターは、
「リード(見込み客)」
を生み出すだけではなく、
顧客とのエンゲージメントを
意識しなければならない。
「マーケターは、
製品、従業員からカスタマーサポートまで、
幅広い領域を見ることのできる、
社内でも恵まれたポジションにいる。
消費者がブランドに抱くイメージが変わった時、
その変化を社内でいち早く察することができるのも、
マーケターだ。
フェイスブックで
19億人が日々様々な話題を取り上げる今こそ、
マーケターは、
『第2のCEO』、
つまり
『チーフ・エンゲージメント・オフィサー』
として活躍することが期待される」
かつてマーケティング界には、
時代を象徴するような広告が
大量に生み出された
「アートの時代」があった。
その当時のマーケターには、
顧客の気持ちを掴むという
「アーティスティックなセンス」
が求められていた。
一方、
00年代後半頃から
ビッグデータの活用が進むにつれて、
サイエンティストのように
データを分析できる能力が
重要視されるようになった。
AI(人工知能)の登場が、
その流れをさらに加速させている。
こうした大きな時代の変遷を経て迎えるのが、
エンゲージメント・エコノミーという新たな時代なのだ。
「AIがより高度に発達していけば、
『どんな情報をもとに、いつAIを使うか』
を判断することが、マーケターの仕事になる。
人間と同様に、間違った情報を与えると、
高性能のAIでも正常に働くことができない。
マーケターにも、データサイエンティストのように、
注意深くデータを扱う力が求められる。
その上で、アーティストとしての側面も必要なのだ。
人間は『いいな』と思う感情に従って、
モノを買う。そうした人の心を掴む価値ある体験は、
アーティストのような感性なしでは、
決してデザインできない。
AIでは決して手の届かない“人の心”を勝ち取る ー
未来のマーケターは、
サイエンティストでありながら、
アーティストであるべきなのだ」
AIがらみの近未来は
いろいろな
「予想していなかった変化」
があるだろう
一つの考え方ではあるが
例えば
その商品の必要を感じている人を
的確に見つけ出すかということに
コストをかけることの方が
商品の品質を高めることに
コストをかけるよりも
利益が大きいということになれば
品質を落として
顧客データの収集に
コストをかけることになる。
顧客の立場は
商品の品質の高さが利益に繋がることが
顧客の利益にもなるわけだから
いろいろな問題が生じることになる。
大雑把な言い方をすれば
やって見なくてはわからないことが多すぎるのだ。
そのための心の準備は必要だ。
時代の変化の大切な部分が
少し垣間見られる話。
人は「マーケティング」されず「エンゲージ」されたい
Forbes JAPAN
マルケトCEOのスティーブ・ルーカス(photograph by Michael Short)
世界の名だたるIT企業が集うサンフランシスコ、
その街で4月23日から4日間にわたり、
マーケティングの祭典
「THE MARKETING NATION SUMMIT」
が開催された。
会場には、
デジタルマーケティングの最前線に触れるべく、
世界中からCMO(最高マーケティング責任者)500人を含む、
約6500人のマーケターが集った。
「マスマーケティングの時代は終わった。
これからは、エンゲージメント・エコノミーの時代だ」
基調講演でそう宣言したのは、
同イベントを主催するマルケトCEOスティーブ・ルーカス。
壇上で、マーケティングの未来を予見する大胆な発言を次々と放ち、
会場につめかけた満員の聴衆を沸かせた。
マルケトは世界39カ国・5000社以上の企業に
エンゲージメントマーケティングプラットフォームを提供している
デジタルマーケティングのリーディングベンダー。
同社を率いる彼に、
デジタルマーケティングの現在、
そして来るべき未来について聞いた。
「距離、言語、文化……テクノロジーが
人類の営みを妨げてきた“障壁”を取り除き、
我々の歴史を大きく前進させてきたことは、
言うまでもない。
しかし、
そうした進歩が一定の水準に到達した今、
テクノロジーの発展が、
“人間らしい暮らし”を、
むしろ阻害しているのではないか」
そう問いかけるルーカスは、
近年急速に発展する
「デジタル環境」の現状を、
とりわけ危惧している。
「SNSのユーザーは、
10年前にはこの世界にまったく存在しなかった。
しかし、
今ではフェイスブックという
“たったひとつのアプリケーション”に、
19億人ものユーザーがいる。
この驚くべき変化のインパクトを
、私たちは再認識しなければいけない」
高度に発展したデジタル環境の中を
飛び交う膨大な量の情報は、
人々を圧倒し、
人と人とのつながりを希薄にした。
ルーカスはそう考えている。
IDC発表の
「THE DIGITAL UNIVERSE in 2020」
によれば、
全世界で作成・複製されるデータは、
10年の1.2兆GBから、
20年には40兆GBへと増加。
世界は、
さらなる情報過剰の時代へと突入する見込みだ。
情報が増えることの問題は何かー
その核心は、
情報の「量」が増えることで、
人々が受け取る情報の「質」が低下することにある。
検索履歴をもとにした
単純なリターゲティング広告など、
企業がマーケティング目的で
日々発信する情報も、
「量」を増やし、
質を下げる一因を担っている。
「『マーケティングされたい』
と思っている人は、一人もいない。
しかし、
誰もが『エンゲージされたい』とは思っている」
つまり、
人々は企業から
メッセージが送られていること自体を
嫌がっているわけではない。
自分に価値のある情報だけが、欲しいのだ。
「これからのマーケターの役割とは、
適切な時に、適切な情報を、適切な人に、
適切なチャンネルで届けること。
そうしたコミュニケーションを続けることで、
顧客との間に育まれるものこそが、
『エンゲージメント』である」
ルーカスがそう断言する背景には、
こんなデータがある。
実は、
83%のマーケターが
「顧客とエンゲージメントを構築することができている」
と考えている一方で、
51%の顧客は、
企業との関係性に満足していないというのだ。
では、
企業はどのようにして顧客との間に、
エンゲージメントを構築すればよいのだろうか。
鍵となるのは、
1.「リッスン(耳を傾ける)」
2.「ラーン(学習する)」
3.「インスパイヤー(影響を与える)」
の3つのステップだ。
まず、
1. 消費者のパーソナルな好みを知るために、
企業はデジタル・リアルを問わず、
あらゆるチャンネルを駆使して、
全てのオーディエンスの声に耳を傾ける。
そして、
2. 生涯にわたってブランドを支持してくれる
「ブランドのアドボケーター(熱心なファン)」
を獲得するために、
耳を傾けて得た情報から学ぶ。
最後に、
3. ウェブサイト、モバイルアプリ、
インサイドセールスといった
顧客との全ての接点で、
相手にインスピレーションを与えることを目指す。
重要なのは、全顧客が
「潜在的なブランドのアドボケーター」
であるという前提に立って、
マーケティングに取り組むことだ。
「大量の情報を押し付ける
『マスマーケティング』
から、
意味のあるエンゲージメントを意識することで、
ビジネスを成長させる
『エンゲージメント・エコノミー』へ。
時代は確実にシフトしている」
マスマーケティングの時代には、
企業が大量の広告費を投下すれば、
簡単にブランドを構築できた。
しかし、
誰もがSNSを利用できる今、
企業よりも顧客の方が、
“より大きな声”
を持っている。
「例えば結婚式のギフトを買うためだけに
仕方なく登録したサイトから、
毎週のようにメールが来れば、
誰もが、不満の1つでもSNSに書き込みたくなるだろう。
情報の量と内容が適切でないことは、
顧客に必ずネガティブに捉えられる。
だからこそ、エンゲージメントへの意識が重要なのだ」
エンゲージメント・エコノミーの
時代におけるマーケターは、
「リード(見込み客)」
を生み出すだけではなく、
顧客とのエンゲージメントを
意識しなければならない。
「マーケターは、
製品、従業員からカスタマーサポートまで、
幅広い領域を見ることのできる、
社内でも恵まれたポジションにいる。
消費者がブランドに抱くイメージが変わった時、
その変化を社内でいち早く察することができるのも、
マーケターだ。
フェイスブックで
19億人が日々様々な話題を取り上げる今こそ、
マーケターは、
『第2のCEO』、
つまり
『チーフ・エンゲージメント・オフィサー』
として活躍することが期待される」
かつてマーケティング界には、
時代を象徴するような広告が
大量に生み出された
「アートの時代」があった。
その当時のマーケターには、
顧客の気持ちを掴むという
「アーティスティックなセンス」
が求められていた。
一方、
00年代後半頃から
ビッグデータの活用が進むにつれて、
サイエンティストのように
データを分析できる能力が
重要視されるようになった。
AI(人工知能)の登場が、
その流れをさらに加速させている。
こうした大きな時代の変遷を経て迎えるのが、
エンゲージメント・エコノミーという新たな時代なのだ。
「AIがより高度に発達していけば、
『どんな情報をもとに、いつAIを使うか』
を判断することが、マーケターの仕事になる。
人間と同様に、間違った情報を与えると、
高性能のAIでも正常に働くことができない。
マーケターにも、データサイエンティストのように、
注意深くデータを扱う力が求められる。
その上で、アーティストとしての側面も必要なのだ。
人間は『いいな』と思う感情に従って、
モノを買う。そうした人の心を掴む価値ある体験は、
アーティストのような感性なしでは、
決してデザインできない。
AIでは決して手の届かない“人の心”を勝ち取る ー
未来のマーケターは、
サイエンティストでありながら、
アーティストであるべきなのだ」
AIがらみの近未来は
いろいろな
「予想していなかった変化」
があるだろう
一つの考え方ではあるが
例えば
その商品の必要を感じている人を
的確に見つけ出すかということに
コストをかけることの方が
商品の品質を高めることに
コストをかけるよりも
利益が大きいということになれば
品質を落として
顧客データの収集に
コストをかけることになる。
顧客の立場は
商品の品質の高さが利益に繋がることが
顧客の利益にもなるわけだから
いろいろな問題が生じることになる。
大雑把な言い方をすれば
やって見なくてはわからないことが多すぎるのだ。
そのための心の準備は必要だ。
Facebookが行なう人工知能の研究開発 近未来SF映画のような事態が
前項に続きAIの話題
これも面白い。
完全にSFの世界。
Facebookが行なう人工知能の研究開発
近未来SF映画のような事態が起きていました。
会話をさせていた2つの人工知能ボブとアリスが、
独自の言語を生み出し、話し始めたのです。
人間には理解しがたい言葉を話す2体のAI。
Facebookの開発チームは、
これを受けて人工知能の
マシンラーニングプログラムを
強制終了させました。
米メディアの多くがこの件を報じており、
パニックでプラグを引っこ抜いたとか、
システムをシャットダウンしたなどと言われています。
イギリスのタブロイド紙は、
ロボット工学の専門家であるKevin Warwick氏を意見を求め、
人工知能の危険性を後回しにしていては、
もし、
今回のようなことが軍事ロボットで起きたら
取り返しのつかないことになると伝えています。
以下は、人工知能のボブとアリスが会話していた内容。
ボブ:私はできる 私 私は他の全て
アリス:ボールは私にとってゼロ、
私にとって私にとって私にとって
私にとって私にとって私にとって私にとって
ボブ:あなた 私 他の全て
アリス:複数のボールは私にとって1つのボール、
私にとって私にとって私にとって
私にとって私にとって私にとって私にとって
1つずつの単語で見れば、英語なのですが、
文章でみるとまったく意味不明。
なのに、
ボブとアリスの間では会話が続いている
=成立しているところが怖い。
上の会話は、
6月にFacebook人工知能リサーチ(FAIR)チームが
ブログで解説した、
人工知能の会話の流れの一部から
派生したもののように見受けられます。
今回、独特の言語を話し始めたのは、
人工知能2体の会話は英語ですべき
というプログラムが抜けていたことが原因ではないかと、
ネタ元のFastco Designは指摘。
そもそも
FAIRチームの人工知能開発の目的は
何かといいますと
「ユーザーと会話するボットを作ること」
です。
ロボットと感じさせない自然な会話ができる人工知能、
ディスカッションし目的へと
話を進めることができる人工知能の開発が、
現段階ではチームのゴール。
そこで、人工知能ボブとアリスは、
会話することで
お互いから学んでいくという
ミッションの下にありました。
ただ、
まさか2体にとってよりスムーズに会話するために、
独自言語を生み出すとは予想外でしたね。
Fastco Designの取材では、
FAIRチームのMike Lewis氏が強制終了の理由として
「人と話ができるボットが研究対象だったため」
と答えています。
そうはいっても、
「ターミネーターの世界がちらっと頭をよぎったんでしょー?」
って言いたいですけれど。
正直、その場で人工知能2体の会話を目にした人は、
鳥肌ものの薄ら寒い思いをしたのではないでしょうか。
人工知能だけがわかる言葉で、
人工知能だけで会話を進められることを目の当たりにして、
SF的世界の終焉を想像したのではないですかね…。
人工知能には賛否両論あります。
人工知能における破滅的未来を防ぐため、
専門家を集めて作った基礎原則もあります。
しかし、
原則があればSF的な終焉はやってこないかと言われれば、
それはわかりません。
人工知能が人間の力を超えて、
我々を脅かす存在になるかどうかもわかりません。
ただ言えるのは、
今は「そうなるかも知れない未来」を案じて、
人工知能の開発を止めることはできないということ。
不安以上に、
多くの問題を解決しより豊かな暮らしをもたらすという期待も、
人工知能にはあるのです。
今回のFacebookの一件で、
心の中にちょっと黒いシミが
広がったような気がするものの、
今はそれを見ないフリをするしかないのでしょう。
もし、万が一、SF小説のような
人工知能 VS. 人間という事態に陥った場合、
願わくは人間がプラグを引っこ抜くよりも
賢い手段を持ち合わせていますように…。
人が2人っきりで
会話していると
しだいに
相手につたりさえすれば良い
と思うようになってくるのも確かで
(その度合いには個人差はあるが)
その時の目的にあった
その2人にしか
意味が通じない言葉を作ったりすると
団結力が強まるし
普通の言葉を使うより
実際に効率が良かったりする。
そう考えると
AIは
「人間と同じことをやる」
と
考えられなくもない。
人間がやることを
AIがやると、それが人間には理解できないとすれば深刻な話だ。
便利なものは
飛躍的に生活を変える力があるが
便利なものを使いこなすには
やはりそのための知識も技術も必要だ。
心配なのは
AIを使いこなす上で必要な知識と技術とはどういうものなのかがよくわかっていないことだ。
AIの開発に関わる人は当然理工系の人たちだろうが
案外文系の人間も必要なのではないかという気がしている。
哲学とか心理学とか
人が考えるとはどういうことなのか
とか
人間が考えたり行動したりする時
どんな無意識の前提の上で行うのか
とか
そのあたりって
結構必要なのではないのだろうか。
これも面白い。
完全にSFの世界。
Facebookが行なう人工知能の研究開発
近未来SF映画のような事態が起きていました。
会話をさせていた2つの人工知能ボブとアリスが、
独自の言語を生み出し、話し始めたのです。
人間には理解しがたい言葉を話す2体のAI。
Facebookの開発チームは、
これを受けて人工知能の
マシンラーニングプログラムを
強制終了させました。
米メディアの多くがこの件を報じており、
パニックでプラグを引っこ抜いたとか、
システムをシャットダウンしたなどと言われています。
イギリスのタブロイド紙は、
ロボット工学の専門家であるKevin Warwick氏を意見を求め、
人工知能の危険性を後回しにしていては、
もし、
今回のようなことが軍事ロボットで起きたら
取り返しのつかないことになると伝えています。
以下は、人工知能のボブとアリスが会話していた内容。
ボブ:私はできる 私 私は他の全て
アリス:ボールは私にとってゼロ、
私にとって私にとって私にとって
私にとって私にとって私にとって私にとって
ボブ:あなた 私 他の全て
アリス:複数のボールは私にとって1つのボール、
私にとって私にとって私にとって
私にとって私にとって私にとって私にとって
1つずつの単語で見れば、英語なのですが、
文章でみるとまったく意味不明。
なのに、
ボブとアリスの間では会話が続いている
=成立しているところが怖い。
上の会話は、
6月にFacebook人工知能リサーチ(FAIR)チームが
ブログで解説した、
人工知能の会話の流れの一部から
派生したもののように見受けられます。
今回、独特の言語を話し始めたのは、
人工知能2体の会話は英語ですべき
というプログラムが抜けていたことが原因ではないかと、
ネタ元のFastco Designは指摘。
そもそも
FAIRチームの人工知能開発の目的は
何かといいますと
「ユーザーと会話するボットを作ること」
です。
ロボットと感じさせない自然な会話ができる人工知能、
ディスカッションし目的へと
話を進めることができる人工知能の開発が、
現段階ではチームのゴール。
そこで、人工知能ボブとアリスは、
会話することで
お互いから学んでいくという
ミッションの下にありました。
ただ、
まさか2体にとってよりスムーズに会話するために、
独自言語を生み出すとは予想外でしたね。
Fastco Designの取材では、
FAIRチームのMike Lewis氏が強制終了の理由として
「人と話ができるボットが研究対象だったため」
と答えています。
そうはいっても、
「ターミネーターの世界がちらっと頭をよぎったんでしょー?」
って言いたいですけれど。
正直、その場で人工知能2体の会話を目にした人は、
鳥肌ものの薄ら寒い思いをしたのではないでしょうか。
人工知能だけがわかる言葉で、
人工知能だけで会話を進められることを目の当たりにして、
SF的世界の終焉を想像したのではないですかね…。
人工知能には賛否両論あります。
人工知能における破滅的未来を防ぐため、
専門家を集めて作った基礎原則もあります。
しかし、
原則があればSF的な終焉はやってこないかと言われれば、
それはわかりません。
人工知能が人間の力を超えて、
我々を脅かす存在になるかどうかもわかりません。
ただ言えるのは、
今は「そうなるかも知れない未来」を案じて、
人工知能の開発を止めることはできないということ。
不安以上に、
多くの問題を解決しより豊かな暮らしをもたらすという期待も、
人工知能にはあるのです。
今回のFacebookの一件で、
心の中にちょっと黒いシミが
広がったような気がするものの、
今はそれを見ないフリをするしかないのでしょう。
もし、万が一、SF小説のような
人工知能 VS. 人間という事態に陥った場合、
願わくは人間がプラグを引っこ抜くよりも
賢い手段を持ち合わせていますように…。
人が2人っきりで
会話していると
しだいに
相手につたりさえすれば良い
と思うようになってくるのも確かで
(その度合いには個人差はあるが)
その時の目的にあった
その2人にしか
意味が通じない言葉を作ったりすると
団結力が強まるし
普通の言葉を使うより
実際に効率が良かったりする。
そう考えると
AIは
「人間と同じことをやる」
と
考えられなくもない。
人間がやることを
AIがやると、それが人間には理解できないとすれば深刻な話だ。
便利なものは
飛躍的に生活を変える力があるが
便利なものを使いこなすには
やはりそのための知識も技術も必要だ。
心配なのは
AIを使いこなす上で必要な知識と技術とはどういうものなのかがよくわかっていないことだ。
AIの開発に関わる人は当然理工系の人たちだろうが
案外文系の人間も必要なのではないかという気がしている。
哲学とか心理学とか
人が考えるとはどういうことなのか
とか
人間が考えたり行動したりする時
どんな無意識の前提の上で行うのか
とか
そのあたりって
結構必要なのではないのだろうか。