2017年11月23日
橋下徹「希望議員は文句を言う資格なし」
PRESIDENT ONLINE より旧民進党の質がひどい。 立憲民主党は えダノン人気でまだ持っているが 小池さんが実質的に手を引いて さらに名目も手を引いての 希望の支持率は 旧民進党並みまで落ちた。 しかも 踏み絵の内容と 違うことを言い出す人たちが それなりの数いる。 つまり 希望の党とは 民進党そのものなのだ。 政党支持率まで 民進党と同じレベルなのだから 当然 次の選挙は戦えない。 今回は小池さんに助けてもらったのに 散々文句を言って追い出したのだから この次助けてくれる人なんて いるわけがない。 つまり 「死に体」ということだ。 なので 希望の党については 何かを語る価値もないが 問題は 政党間の能力格差だ。 安倍さんがリベラル経済政策を 加速させている。 小池さんが言った 内部留保にも手をつけ始めている。 しかも希望の党が言った 内部留保への課税とは 一見違う方法で 実質的に 内部留保課税と同じ効果を 考えている。 この先もさらに加速するだろう。 ベイシックインカムの 技術的な整備まで 考えうる範囲になる。 こういう 安倍政権のリベラル経済政策に 対抗できる大胆な経済政策を 考えつかなければ 政権党としての信頼を得ることは できない状況ということが できるかもしれない。 今経済で対抗する意見としては 財政再建の名の下の 緊縮とか増税とか まだ言っている方々も おられるが ものがある時代に 増税とか緊縮は 経済を冷やすだけで 財政再建を益々 遠退けるだけなことは ほぼ多くの人が学習している。 そしたら 国会議員になりたい人は 自民党から出ることを 考える。 立憲民主党が どんなに自民党との対立軸を 作ろうとしても 経済への有効な発言が少なすぎる。 また対立軸を作ることに 無理があることまで 頑張りすぎると 原理主義の泥沼にはまる。 これは普通に考えられるより高い確率で そうなると思っている。 すると 第一希望は自民党が揺るがない。 選挙区や地域での様々な都合や のっぴきならない事情がある人が 他の党へ行く。 このままで行くと 第一志望が自民以外の党という人はいなくなるから 自民党と その他の政党との間では 主義主張の違いよりも 構成する人物の能力の差の方が クローズアップされてしまう状況に なりかねない。 もうすでにそうだと思わせられる 状態が 希望の党には見られるのが あまりにも イタイのだが。 これはどうしたらいいのか わからないが いい状況ではない。 当面は 自民党に 我が世の春を謳歌してもらうのは とりあえずは良いが 長期的には問題は大きい。橋下徹「希望議員は文句を言う資格なし」
ふざけた国会議員のために 共同代表なんてやってられない 小池さんは、 希望の党が 50議席を獲得したにもかかわらず、 結局希望の党の代表を辞任してしまった。 この点について、無責任だ! という批判の声が強い。 確かに 自ら招いた結果というところはあるけれど、 でも今の希望の党の状況だったら、 代表なんかやってられないよ。 ほんと国会議員って、 とんでもない奴が多い。 特に当選のためだけに 策をめぐらせるという奴が多過ぎる。 だいたい民進党から 希望の党に流れてきた連中は、 民進党の看板じゃ選挙は戦えない、 すなわち自分たちは 落選するという判断の中で、 小池さんの看板を頼って 希望の党に合流したんじゃないのか? 小池さんの態度振る舞いが、 選挙結果に影響したところも あるのかもしれないけど、 それでもお前らは 小池さんの力を頼ったんだろ? 自分たちでは勝てないから、 勝つために自分の判断で 希望の党に入ったんだろ? それなのに 結果が思うように いかなかったからと言って、 小池さんに文句を言うなんて、 どういう神経をしているんだろう。 中には小選挙区では落選し、 希望の党の看板によって かろうじて比例復活した奴が、 「半分は自分の力で獲得した票ですから」 なんて、ぬけぬけと言っていたけど、 お前は民進党のままなら 比例復活はできていないんだよ! ボケ! 自分の立場を弁えろっていうんだよ。 (略) 国会議員には、 この手のタイプが多いんだよ。 当選しちゃうと、 自分の力だけで 受かったと勘違いしちゃうのがね。 日本維新の会、 維新の党にも そんな連中がゴロゴロしていたね。 小池さんは、 希望の党の国会議員に あれだけ文句を言われても よく我慢したよね。 小池さんは謝罪までしていた。 僕なら完全にブチ切れているね。 文句があるなら出ていけ! 自分の力では当選できなかったくせに、 ボケ! ってね。 だから僕は政治家には向かないんだ。 なぜ維新の地方議員と 国会議員とで「ひと悶着」あったのか? 僕も今の松井一郎大阪府知事も 国会議員ではないのに 国政政党の代表をやっているけど、 じゃあそれは何のため? 国会議員という とんでもない高待遇の職に ボンクラどもを就かせるための 職業紹介をしているようなもんだよ、 まったく。 しかも無料でね。 国会議員の給与は、 例の文書通信交通滞在費を含めれば、 年間3500万円ほど。 それに秘書が3人付き、 国会議事堂の横に 立派なオフィスが与えられる (議員会館)。 霞が関の高級官僚からは、 先生、先生と最高のもてなしを受けて、 どこに行ってもVIP待遇。 民間企業と比べてはるかに高待遇の職業に、 無料でせっせせっせと就かせてやってるだけ。 (略) いやらしい話だけど、 維新の内部で国会議員と地方議員で お金を巡ってひと悶着があったんだ。 日本維新の会や維新の党の源流である 地域政党大阪維新の会は、 大阪府議会議員、 大阪市議会議員、 堺市議会議員などの地方議員によって構成され 国会議員が存在しないので、 政党交付金は全く支給されない。 その辺の 国会議員よりも よほど大阪のために頑張り、 一定の結果を出しているのに 政党交付金は支給されないんだよ。 国会議員なんて、 まだクソの役にも立たない段階から いきなり政党交付金による支援の対象。 しかも1人当たり数千万円だから驚きだよ。 そんなペーペー議員なんて どうせ何もできないんだから、 それだけ大金の税金を使う必要は全くない。 (略) その後 国政政党の日本維新の会を結成して、 初めての選挙に挑んだ時にも 潤沢な軍資金はなかった。 100人ほどの候補者を擁立するにも、 10億円は下らない軍資金が必要になる。 だからお金のない僕らは、 立候補者に原則お金を用意させた。 そして立候補者も 政治の世界に 初めて足を踏み入れたという者ばかりだったから、 選挙運動を 手伝ってくれる組織を 持っていない。 そこで、大阪府議会議員、 大阪市議会議員、 堺市議会議員などの大阪の地方議員が 全国を飛び回って 選挙運動をやったんだよね。 普通車やエコノミークラスで移動して、 宿泊ホテルはビジネスホテル。 食事代は1食1000円の支給。 僕が日本維新の会の代表として 全国各地で街頭演説する段取りは、 全て大阪維新の会の 地方議員メンバーがやっていた。 街頭演説の数日前に 現地に入って現地調査をしたり、 ビラ配りだとか、 告知活動とか。 そして 街頭演説の当日には、 ロープを持っての路上整理。 大阪府議会の議長や、 市議会の議長、府議団・市議団の幹部のみんなが ロープを持って路上整理をやり、 同時にビラも配っていた。 そう言えば、 大阪都構想の住民投票のときには、 維新の国会議員が ちょこちょこ大阪にやって来てたけど、 ロープ持ちなんか 当然やらないんだよね。 俺様国会議員様が ロープ持ちなんかできるか! って感じだったね。 誰が支えたか、 なぜ活動資金を使えるか。 国会議員は世の中を知れ! こんな大阪維新の会の メンバーの努力があって、 日本維新の会の初めての選挙(2012年)では、 いきなり54議席を獲得できた。 あの細川護熙さんが率いた日本新党でも 35議席の獲得だったからね。 国会議員の立候補者は、 自分の選挙区だけで手いっぱいだから、 大阪維新の会のメンバーが 全国でどれだけの活動をやっていたか 知らないんだよね。 だから自分の力で当選したと錯覚する。 (略) 何よりも、 国会議員はほんと飲み食いが激しいよ。 選挙の途中で皆が集まれば飲み食い。 誰が払うかっていえば、 国会議員団の幹事長。 僕も一応礼儀として、 ご馳走様でした、って言ってたけど、 そもそもこれ お礼を言わなきゃいけないのかね、 と思っていたね(笑)。 だって どうせ 政党のお金で払っているんだから。 今になってネチネチと、 あー俺ってほんとみみっちい。 国会議員団の幹事長などの 一定の役職には 結構な活動費が与えられていて、 政党活動の名目で 飲み食いも認められる。 大阪では そんな飲み食いの活動経費は 政党から出ない。 日本維新の会が 政党交付金を受けるまでは、 政党の活動であっても 全て僕個人の 政治活動資金で対応していた。 最初の衆議院総選挙で 全国を飛び回ったときの 僕や秘書の交通費や宿泊費も 自分の活動資金でやっていた。 東京出張の経費や 有識者などとの会食経費も 全て自分の活動資金から出していた。 さすがに 日本維新の会が政党交付金を受けて、 国会議員が 潤沢な活動費を使っていることを 見るようになってからは、 選挙応援の交通費や宿泊費、 そして 東京出張の経費は 政党から出してもらったけど、 それ以外に 代表が使える経費なんて 大阪ではなかった。 こんな事情についても 国会議員は知らないだろうし、 知ろうともしない。 だいたいこれくらいの 世の中のカラクリについて 気付かない国会議員が、 森友学園問題や加計学園問題のカラクリについて 的確に把握できるわけがないよ。 国会議員はもっと世の中の事情を知れ! っていうんだ。 (ここまで約2600字、メルマガ本文は約1万字です) (略)
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