のんびり なまけにっき

レクサス(LEXUS)の話題を中心に、個人的主観をもとに日記をのんびりきままに書いています。
(バックアップもかねてほぼ同内容を「のんびりなまけにっき2」に記載しております。)
<<[*]前の記事へ  [#]次の記事へ>>

レクサスGS モデル廃止 〜 2012年発売当時を振り返ってみました
(なまっくす at 05/25 21:11)
[2/3ページ]
となった、パワートレーン/トランスミッション/エアコン/サスペンションなどを統合制御するドライブセレクトモードスイッチが物理的に装備されました。第3世代では、メーターパネル横に移設されましたが、第2世代のようにセンターコンソールの近辺にある方が使いやすい、という声も多いですよね。


リンク画像カメラ

■LDH(レクサスダイナミックハンドリングシステム)

 レクサスの切り札とされた4輪操舵(かつての「4WS」)を採用。
 後輪の切れ角を最大2度変動させることで最小回転半径を20〜30cmほど短縮する効果もあり、都心部の狭小道路でも駐車がしやすいというメリットも。従来の4WSに比べ違和感は大幅に低減したものので、やはり自分が想像している以上の以上に内側に入る感覚があり、違和感を覚える方も多いようで、その後IS350,RC350,LC,LSなどにも採用されますが未だに「違和感」という表現が聞かれるので、評価が難しいデバイスでもあります。
 レクサス第2世代では「LDH」の積極的な進化が期待されましたが、2020年現在も採用はごく一部の車種に留まるほか、FRモデルへの装備に限られるため、現在のレクサスの売れ筋モデルでは見かけることがないのが残念です。

リンク画像カメラ

■レクサス専用プラットホームの開発

 従来はクラウンやISなどと共有していましたが、専用プラットホームを採用したことにより、GS450h/GS300hでも大容量のトランクスペースを確保したほか、ボディ剛性も大幅に強化(ガソリンモデルで、ねじり剛性+14%とのこと)

リンク画像カメラ

しかしながら、2012年当時、ライバルである欧州車ではこのクラスでは珍しくなくなっていた以下の装備がないなど、当初から「出遅れ感」はありました。これらがリーマン・ショックでの開発研究費の削減なのかもしれません。


■モーメンタリー式ターン&ワイパースイッチの採用

操作後に必ず中立に戻る電気式のレバーを採用。慣れれば「ガチャ」という音がせず非常にスマートに操作できるが、ウィンカーの戻し方に不慣れなユーザーからの声が多かったのか第3世代レクサスでは不採用、従来どおりの「ガチャ」音が目立つアナログ式に回帰。個人的には残念です。

リンク画像カメラ

■電動パーキングブレーキ/ブレーキホールド採用

欧州車では当たり前の装備となりつつあった電動パーキングブレーキ/ブレーキホールドを採用。全車速追従式のレーダークルーズコントロール機能とあわせ、高価格帯にみあった快適さを提供していました。
当時の日本車では珍しい装備でしたが、おかげでなんとかモデル末期までなんとか商品力を保てたといえるでしょう。

リンク画像カメラ


■ソニックシルバーの開発

 第2世代GSを象徴するカラーとして、「ソニックシルバー」を開発。アルミフレークを平らに並べる新技術で、金属感が大変強い高品質な塗装です。最近のボディカラーではシルバー人気が激減しており、見かける頻度は減りましたが大変美しい高級車に見合ったボディカラーと思います。

リンク画像カメラ

■ブレーキシステムに2ピース式ローター、高摩擦パッド採用

ローター部分とハット部分を分割し、熱変形の抑制、耐フェード製を向上させた、当時世界初の技術を採用、ハット部分はアルミ化し、ばね下重量の軽量化にも寄与。


リンク画像カメラ

----------------------------------------------------------


しかし2012年に発売した「GS」は一方で発売当時からすでに「時代遅れでは?」と思われる部分も見受けられました。
当時いくつかのメディアでは指摘されているものもありますが、当方が感じたのは具体的には以下の部分です。
後に改善されたものもありますが、この時点からすでにライバルの欧州車との差が出始めていたときで、特にアクティブセーフティ機能に関しては、レクサスはもともと幅広い車種でメーカーオプション設定を行っていましたので、この時「標準装備化」していれば流れは変わっていたのではと思うのですが、それは2015年「Lexus Safety System+」の登場まで待たねばなりませんでした。


■トランスミッションが「6AT」(※後に8ATを採用)

■ガソリンモデルにアイドリングストップ機能設定なし

■LEDターンシグナルランプ(ウィンカー)不採用(※MCで採用)

■ブラインドスポットモニター[BSM]の設定なし(※後に単品MOP採用)

■駆動用バッテリーにリチウムイオン電池不採用

■シンプルかつ一般的な2眼式アナログスピードメーター(オプティトロン)の採用

■むき出しのスイッチ類が非常に多く、意匠も平凡

■先進安全装備がすべてオプション(※MCでLexus Safety System+を採用)
 しかし、「ナイトビュー」、「ドライバーモニター式プリクラッシュセーフティシステム」はその後ブラッシュアップされることなく、廃止されたのは残念ですね・・・

----------------------------------------------------------


さて、レクサスGSオーナーの中には、アリストの流れから初代「GS」に乗り換えされされた方も多くいらっしゃいましたと記憶しています。
あえてセルシオではなく、個性的な「アリスト」を選択され、そしてその流れを受け継ぎレクサス開業時に「GS」を選択。
しかし、残念ながら「レクサスGSのすべて」によるとレクサスGSの販売台数は期待通りにはいかなかったようです。

リンク画像カメラ

反省を活かし、居住性の拡大、積載力の向上など、欧州車としっかり対抗できるモデルを目指し、セダンとしての基本性能を確立することをめざし、あえて「王道のセダン」を追求した第2世代レクサスGSですが、それと引き換え、アリスト時代からの個性が失われ、フォーマル感がでてしまった第2世代「GS
<<[4]前ページへ  [6]次ページへ>>

右斜め下コメント(0)
右斜め下トラックバック(0)

<<[*]前の記事へ  [#]次の記事へ>>

0目次