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2024年03月01日
買いにくい相場は高い
「安物買いの銭失い」と言う言葉があります
日本人は買い物下手が多いですよね
100円ショップで訳の分からない物を大量に買い込む人もそうです
こういう人は買い物の計画性は全くありません
お金の価値をしっかりつかんでいないからそうなります
株式投資でもこの傾向は多いです
安いからというただそれだけの理由で株式を買う人がいます
もちろん相場全体の水準が極めて安いならこの投資方法でもいいと思います
でも通常の時に特定のある株式だけが安値にあるからといって飛びつくと
思惑どおりにいかないことが多いものです
というのも株価が安いところに置かれているのはそれなりの理由があるからです
事業そのものの見通しが立たないとか
業績推移が思わしくないとか
元々人気が無いものとか
色んな理由があります
したがって安値はいつまでたっても安値のままです
こういう株式を買うと長い間そのままでたいていは投げ売りする事になります
逆に株価が高いという理由で手を出したがらない心理もあります
どうして高いのかは安いものと同様にそれなりの理由があります
先行きの業績の伸びやそれに伴う増資、増配の予想を織り込み
更に人気の要素も加わっての株価水準と見なければいけない事は多いものです
そうした理由も考えずにただ単に高いということだけで敬遠していてたら
せっかくの相場にも乗れません
この投資家心理をとらえた格言が「買いにくい相場は高い」です
同じ意味には「売りやすい相場は高い」「買いやすい相場は安い」「売りにくい相場は安い」などがあります
そんな事は解ってると思ってても実際出来てない人が多いです
現在は自動売買システムなどがありますが
所詮は人の心理が相場を動かします
機械はあくまで後追いです
空気が読めない人は相場も読めないものです
Billy Joel An Innocent Man