ブレゲは1775年にアブラアン-ルイ・ブレゲが構えた時計工房から歴史をスタートさせたブランドだ。ブレゲは数々の画期的な機構を発明して時計史にその名を残しており、この天才時計師の名を受け継いでいる。
懐中時計にムーンフェイズを先駆けて取り入れたのもブレゲだ。1794年の名作「No.5」には、現代と同じスタイルのムーンフェイズがすでに実装されている。
ブレゲは月の満ち欠けの周期に端数が出る問題と向き合い、ディスクに月を2個描いて歯車の歯数を59とすることで、実際の月相を文字盤上に組み込んでみせたのである。
1985年に発表された「ダ・ヴィンチ・パーペチュアル・カレンダー」。約122年に1日の誤差という、精密なムーンフェイズを備えていた。
IWCは1868年に創業した、マニュファクチュールブランドだ。「ポートフィノ」、「ポルトギーゼ」、「アクアタイマー」といった代表コレクションで人気を集めている。
IWCが2015年に発表したムーブメントCal.50000には、従来型のムーンフェイズ搭載モデルより歯数の多い歯車が組み込まれた。このメカニズムによってムーンフェイズの表示誤差が大幅に減少され、理論上は約577.5年に1日の誤差しか生じないという精度を実現させた。
IWCが誇る永久ムーンフェイズ搭載モデルなら、人生の数倍にも及ぶ壮大な時と暦のカウウントを、はるか未来の子孫に委ねてみるというロマンに浸るのも悪くない。
「エリート」コレクションのドローイング画。リュウズ、ローターなどにゼニスのシンボルの意匠が各所にちりばめられている。
1865年にその歴史をスタートさせたゼニスは、1969年に発表された世界初の自動巻き一体型クロノグラフムーブメント、名機「エル・プリメロ」で知られるブランドである。
もっとも、ゼニスはもうひとつ、代表的なムーブメントを持つ。1950年代に開発された自社ムーブメント名に由来する「エリート」だ。このエリートを搭載させたコレクションは、20世紀中頃の時計のデザインコードを現代にマッチさせたミニマルで流線的なデザインが特徴だ。まさにゼニスのコンテンポラリーエレガンスを表現している。
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ムーンフェイズモデルにはCal.エリート692が搭載され、超薄型にもかかわらず、約50時間のパワーリザーブと自動巻き上げ機構を備えている。
ブレゲ、IWC、ゼニスはもちろんのこと、各社が誇るムーンフェイズ搭載モデルをチェックしてみよう。
ブレゲの「クラシック」は、ブランドを代表するコレクションだ。文字盤、針、ケースなど随所に、極限まで磨き上げられたシンプルな美しさを宿しており、その至高の表情は時計界の頂点に君臨する。ブレゲ針、ブレゲ数字、炉焼きのエナメル文字盤、ギョシェ彫りなど、時計の祖、ブレゲならではの意匠を余すところなく堪能できる垂涎のコレクションだ。中でも「クラシック 7787」は遊び心のある文字盤のデザインと、12時位置に配されたムーンフェイズの絶妙な配置が実に美しい。
深みのあるブラウンのストラップとローズゴールドのベゼルが調和する1本だ。シンプルでセンスの良い腕時計を探している人におすすめしたい。
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