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2024年10月18日
「町の悪魔を捕まえろ」ジャナ・デリオン
首を長ーくして待っていたワニ町シリーズ第8巻が発売されました!
発売前に表紙を目にしていた私は「何故ガーティがシスター姿に!?」と言う疑問が。
「町の悪魔を捕まえろ」ジャナ・デリオン(東京創元社)
町の悪魔を捕まえろ (創元推理文庫) [ ジャナ・デリオン ] 価格:1254円 |
今回は「ロマンス詐欺」がネタとなっている。
ネット社会が生み出した新たな詐欺の手口。
こういった詐欺の被害にあうのは、女性が多いのではなかろうか。
だから余計に「許せない!!」って気持ちになって読んでしまう。
また、今回は今までにも増してアイダ・ベルやガーティの優しさがヒシヒシと伝わってくる。
こういった人生の友、最高だよね。
次はどんな問題が起きるのか!?
来年発売予定の第9巻が早くも楽しみ!!
素敵な読書タイムを。
2024年09月13日
「クリスマス・ラテのお別れ」クレオ・コイル
コクと深みの名推理シリーズ第8弾。
クリスマス時期を舞台にしたコージーミステリ。
NYで活躍するバリスタ、クレアがまたまた事件の真相を追う。
「クリスマス・ラテのお別れ」クレオ・コイル(武田ランダムハウスジャパン)
【中古】 クリスマス・ラテのお別れ / クレオ コイル, 小川 敏子 / 武田ランダムハウスジャパン [文庫]【メール便送料無料】【最短翌日配達対応】 価格:399円 |
私はこのシリーズが大好き。
美味しいコーヒーを想像しながら(飲みながら)読むのがとっても楽しい。
今回は、ボランティアでサンタをしているクレアの友人が殺される。
新たな警官メンバーも登場し、今後の展開が楽しみ。
恋の行方も気になるところ。
現在、このシリーズは20巻まで出ている。
最新刊はどういう展開になっているのかしら。
少しずつ読んでいこうっと。
素敵な読書タイムを。
2024年07月16日
「テンプル騎士団の古文書」レイモンド・クーリー
私の大好きなキリスト教関連ミステリー。
メトロポリタン美術館で起きた襲撃事件の犯人を追ううちに見えてきたテンプル騎士団の古文書。
お決まりかもしれないが、事件を追ってヴァチカンも動き出す。
「テンプル騎士団の古文書 上・下」レイモンド・クーリー(早川書房)
【中古】 テンプル騎士団の古文書 上 / レイモンド・クーリー, 澁谷 正子 / 早川書房 [文庫]【宅配便出荷】 価格:139円 |
【中古】 テンプル騎士団の古文書 下 / レイモンド・クーリー, 澁谷 正子 / 早川書房 [文庫]【宅配便出荷】 価格:139円 |
上下巻とあるが、私はサラリと読める興味深い内容だった。
ただ、登場人物のあまりに身勝手な行動に少々首をかしげたくなったりしたが・・。
こういった宗教歴史ミステリーは好き嫌いが分かれるところ。
ご興味がある方に是非ご覧いただきたい作品に思う。
素敵な読書タイムを
2024年07月07日
「贖いの日」フェイ・ケラーマン
ピーター&リナ シリーズ第四弾。
宗教、家族、夫婦、道を踏み外していく若者。
様々な事が凝縮された深い内容の一冊だった。
「贖いの日」フェイ・ケラーマン(東京創元社)
【中古】 贖いの日 / フェイ ケラーマン, Faye Kellerman, 高橋 恭美子 / 東京創元社 [文庫]【宅配便出荷】 価格:260円 |
物語の結末に心打たれる。
あくまでこれは物語だったとしても、おそらく似たような事例がアメリカでは起きているのだろう。
様々な人種、宗教、そしてそれらのコミュニティが複雑に絡んだアメリカの犯罪は日本では容易に理解出来ないような深い闇があるのだと思う。
また、ユダヤ教と一口で言ってもキリスト教と同様、教派が色々あるのだと知った。
このシリーズは今となっては入手が容易ではないが、是非続きを読みたいと思う。
素敵な読書タイムを。
「にせ者が看護師になる方法」アマンダ・スケナンドール
職場の先輩からお借りした本。
スリを生業としていた女性が身を隠す為に看護師となり、事件を解決するコージーミステリ。
「にせ者が看護師になる方法」アマンダ・スケナンドール(原書房)
にせ者が看護師になる方法 (コージーブックス) [ アマンダ・スケナンドール ] 価格:1430円 |
1800年代末期のNY。
カトリック信者である事は、アイルランドやイタリアからの移民である事を象徴していたのだろう。
書中の主人公ウーナもその一人。
一口にキリスト教と言っても様々な教派があり、それぞれの作法も違う事を知っていれば、この作品も更に深く、そして楽しく読めるのではないだろうか。
また、この作者ご自身が看護師の資格をお持ちでいらっしゃるそう。
だからこそ、看護師の仕事についてをここまでリアルに描けるんだろうな。
胸キュンなミステリをお貸しくださった方に感謝。
素敵な読書タイムを。
2024年04月16日
「嵐にも負けず」*ジャナ・デリオン
ワニ町シーズ第7弾。
待ちに待った「嵐にも負けず」が発売されました!
前巻が、とっても気になる終わり方だったので早く読みたくてウズウズしておりました。
「嵐にも負けず」*ジャナ・デリオン(東京創元社)
価格:1210円 |
ネタバレするといけないので詳細は書きませんが・・
「あぁ、なんと!!」という波乱の展開。
そして今回も次巻が気になって仕方ない終わり方。
ところで、本書を読むとキリスト教ネタが結構出て来るのが興味深い。
今回もハリケーン襲来時に教会が持つ役割が描かれていて「なるほど」と思ってしまった。
早くも次巻が楽しみでなりません!!
素敵な読書タイムを。
2024年04月07日
「金庫破りときどきスパイ」*アシューリー・ウィーヴァー
職場の先輩からお借りした本。
前回読んだハードボイルドとはうって変わって、胸キュン要素も楽しめるコージーミステリ。
「金庫破りときどきスパイ」*アシューリー・ウィーヴァー(東京創元社)
金庫破りときどきスパイ (創元推理文庫) [ アシュリー・ウィーヴァー ] 価格:1320円 |
恋心に揺れ動く若き乙女の気持ちが可愛い。
ロンドンが舞台なのでイギリスの作家が書かれたのかな・・?と思いきや、アメリカ在住作家なのですね。
お貸しくださった方に感謝。
素敵な読書タイムを。
2024年03月10日
「暗殺者たちに口紅を」*ディアナ・レイバーン
職場の先輩からお借りして拝読。
今の時代、60歳という年齢は「比較的まだ若い」ようにすら思う。
とは言え、それが抜群の身体能力を要する「殺し屋」だったらどうだろう。
還暦を迎える4人の女性殺し屋達。
命を狙われた彼女達が、自らの生き残りを賭けて挑んだ顛末は!?
「暗殺者たちに口紅を」*ディアナ・レイバーン(東京創元社)
暗殺者たちに口紅を (創元推理文庫) [ ディアナ・レイバーン ] 価格:1320円 |
いや〜カッコいい!!
すでに50代半ばで身体の衰えと老化現象を進行させている私にとって、彼女達はまさにスーパーレディーだ!
それぞれ違った個性と経歴を持つ彼女達と、その仲間達。どの女性も輝いているのが素敵すぎる。
元気と勇気を与えてくれる一冊でした!!
素敵な読書タイムを!
2024年03月03日
「ジェーン・スティールの告白」*リンジー・フェイ
I have read 「The Gods of Gotham」&「Seven for a Secret」written by US author Ms. Lyndsay Faye.
These novels made me feel very exciting!
And recently, I knew there is another her book translated into Japanese.
So this time, I bought the book「Jane Steele」.
This novel is based on 「Jane Eyre」written by Charlotte Brontë.
I have not read the novel, so if there are any opportunities I want to read it.
I enjoyed reading 「Jane Steele」 as mystery, as romance, and as historical novel.
I really hope to be published her other works in Japan!
価格:2640円 |
「ジェーン・スティールの告白」*リンジー・フェイ(早川書房)
かつてこの作者が書かれた「ゴッサムの神々」「七は秘密」を拝読し、その面白さに心打たれた私。
日本で翻訳されている彼女の本がもう一冊ある事を知り、今回「ジェーン・スティールの告白」を読んだ次第である。
シャーロット・ブロンテの「ジェーン・エア」を基に書かれた内容。
私にとって未読である「ジェーン・エア」。
機会があれば是非とも読んでみたいと思った。
ミステリーとしても、ロマンスとしても、歴史小説としても楽しめた。
リンジー・フェイの作品、更なる和訳の出版を強く希望しております。
素敵な読書タイムを
「内なる罪と光」*ジョアン・トンプキンス
私は仕事柄、キリスト教と関連深いミステリーを探し求めている。
今回読んだこの作品は、キリスト教の中でもクエーカーと呼ばれる一派と関連が深い内容だ。
ハヤカワ・ミステリ文庫から出ているものの、ミステリーより宗教色が濃い作品に思う。
「内なる罪と光」*ジョアン・トンプキンス(早川書房)
内なる罪と光 (ハヤカワ・ミステリ文庫) [ ジョアン・トンプキンス ] 価格:1848円 |
ある宗教職の方からクエーカーについてこんな事を聞いた事がある。
(この小説のタイトル通り)「クエーカー教徒は、内なる光・神秘体験を重んじており、最後は本来のあるべき姿に戻っていくという考え方を持っている」
・・というのだ。
なるほど。
そう踏まえて読むと、この作品がいかにクエーカー教徒的な目線から語られているのかよくわかる。
「死」と関連深いミステリー小説。
それ故、欧米のミステリーには宗教的な要素が色濃いものも少なくない。
日本でのクリスチャンは、国民人口の1%いるかいないか程度と言われている。
このようなキリスト教色が濃い作品が果たして好まれるのかどうか分からないが、少なくとも私には大変興味深い作品に思えた。
皆様にとって素敵な読書タイムを