2022年01月09日
「リフレイン」*五十嵐貴久
「リカ」シリーズ第六弾。
何とも言えない恐怖心を抱きながらも「リカ」シリーズ全六巻を読了。
「リフレイン」*五十嵐貴久(幻冬舎文庫)
価格:737円 |
どれも全部背筋が寒くなるような怖さがあるものの、今回読んだ「リフレイン」は特に怖さと不気味さを感じたかも。
手記や様々な事件記事を元に文章を構成しているせいか、現実味を感じてしまう。
勿論こんな化け物のような女性はいないけれど(いたら大変だけど)、多かれ少なかれこの書中に出て来るリカのような素質を持っている女性は現実にもいると思う。
人の生き方が複雑化していく世の中、どういう人間がこの世に現れてもおかしくない。
リカ程までのモンスターが出てこない事を祈るばかりである。
(追記)書中に登場する「マヅルカ」という歌。地の底から唸るような声が、この本とシンクロして至極不気味に感じる。夢に出てきて魘されそう。。。
Have a nice week !
posted by mysterynovels at 21:11| JAPAN